東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

中間発表~今までの総括とこれからの課題~(法:川崎陽)

2018年11月20日 (火)


どうも、川崎です。

今回は現在の野菜の状態を写した写真とさせていただきました。倒れやすくなっていましたので、持ち直させた様子です。倒れにくくする対策の必要性を感じました。

では、中間発表へと入らせていただきます。


 (1) 自分の身の回りに植物をおいて、毎日、観察するという通常の講義とは異なる展開ゼミを通じて、植物の発芽、生長を観察したと思います。それぞれの学部・基礎知識・興味にもよるかも知れないですが、ここまでの栽培において、一番驚いたことは何かを記して下さい。

今回、この展開講義に参加させていただいた中で、一番驚いたことは農家の方々の栽培に関する技術の高さです。今回の展開講義ではまだ貝割れ大根しか育てられてないのですが、市販のものと比べると、自分が育てた方は大きさががまばらであったり、味にエグミがあったりと違いが見られました。私は貝割れについては緑化させる以前の段階では光を当てずに栽培していたので、光量は成長に関係ないと思い、きっと大きさも一様に育つのではないかと思っていましたが、実際には15cm以上の大きさの違いが出てしまい、植物を自分の想像している通りに育てることの難しさを痛感しました。また、ほうれん草に関しても、芽出しがうまくいかずに、結局出てきたのは2株のみということになってしまいました。そうしたことから私は改めて農家の方々の技術の高さを感じ、また驚きました。

栽培に苦労した方は、普段、食している野菜に対する気持ちというか、感覚がどう変化したかも、併記して下さい。

野菜への気持ちについては、芽出しからの植え替えがうまくいかず、野菜を作ることの大変さを感じたので、今までもったいないけれど捨ててしまっていた部位もできるだけ料理に使用したり、あまり無駄を出さないように調理メニューを考えたりするようになりました。

(2) ラボスタッフのオガタくんからの個別のコメント、渡辺からの全体へのコメント、さらには、上にも書きましたが、自分の記事をuploadすることに満足せず、他の受講生の方の投稿記事、去年までの受講生の記事を参考にしてほしいと言うことを記しました。そのことを踏まえて、自分の記事を含めて、誰の記事が参考になった、あるいは、なるほどと思ったこと、気がついたことがあると思います。それがどの様なことであったのかを記して下さい。

ほうれん草については、前年度の中里さんの記事と前々年度の渡辺さんの記事が参考になりました。

中里さんの記事については、三回目の報告で反射板を作っていたことに驚きましたが、四回目の報告でこれからくる冬の寒さへの対策に関する報告をなされているのを見て、なるほどと思い、昼間に10度以下になるような日が来たらすぐに対策できるように方法を調べています。また、子葉が出てきた段階では徒長を経験したという報告があり、自分のほうれん草が目を出した際に徒長していないか心配だったので、比較考量の基礎となり、とても参考になりました。

渡辺さんの記事では今まさに、ほうれん草の問題となっている、倒れやすいという問題への対策になると考えられる、紙で輪を作り倒れることを防ぐという方法が参考になりました。

また、貝割れ大根については金あおいさんの脱脂綿やキッチンペーパーなど様々なものを敷いてそれぞれの生育状況の報告をするという実験がとても面白いと思いました。他にも最近では梨本一樹さんの温度の測り方が時計などに内蔵されている温度計などで測っているのではなく、鉢により近い位置で温度を測っているので、より数値に正確性が増していると思い、参考にさせていただきたいと思いました。

(3) 渡辺だけでなく、ラボスタッフのオガタくん、増子さんからも色々なコメントをしました。そうした一連のコメントで、どの様な気づきがあったのか。さらには、その後の野菜栽培、受講することにおいてどの様に参考になったのか記して下さい。なお、こちらからのコメントでなくて、外部のHPの方が、より参考になったという場合は、その記事のことを簡単に記して説明して下さい。その逆で、こちらの方が参考になった例を取り上げても、よいです。

今回の展開講義のコメントで参考になったことは二つあります。

まず一つ目は反射板についてです。私は YAHOO知恵袋でアルミホイルを地面に敷くと反射して光量を増やす事ができるという記事を参考に、アルミホイルを使用して反射板を作ることにしました。そうしたところ、懸念事項であった徒長をせずに育てることができました。また、自分の普段植木鉢を置いている場所に射す光の向きが一定ではないのでアルミホイルをクシャっとさせた方が良いのか鏡のようにした方が良かったのかわからなかったために、四回目の報告でオガタさんから植物は一定方向の光の吸収に限度があり、乱反射させる事は良い事だと言っていただけたので、自分の状態が良かったのだという確認ができ、参考になりました。

二つ目は水やりについてです。自分は室内で栽培しているので、空気の循環が少ないのでなかなか土が乾きにくい事に最近まで気づいていませんでした。今まで外で育てた事しかなかったので、その容量でかなり多めに300mlを二日に一遍くらいの頻度で挙げていましたが、私の四回目の報告で水をあげすぎたという報告をしたところ、オガタさんから頻度を下げてみたらという提案をいただきました。そこで三日でも全く乾いていないので5日に一遍にしています。根腐れなどの危険もあるので、とても参考になりました。

(4) この講義の特徴は、双方向の講義ということです。他の講義とは違って、双方向の講義であってよかった、あるいは、そうではなかったと言うことがあったと思います。その実例を挙げて説明してください。

私はこの展開講義が双方向であってよかったと思う理由が2つあります。

一つ目は他者の目を気にできるというところです。私は見えないところでは妥協してしまう気があるので、返信がなく、単に教授に見られる程度では適当に終わらせてしまうという結末になってしまうと思います。しかしこの展開講義では様々な方からのフィードバックによる監視性があり、より良い報告のためになると思うので、双方向の授業でよかったと思います。

二つ目は、時間を気にせず、しっかりとしたアドバイスがもらえるということです。一般的な講義では、教授に質問できる時間は休み時間の10分のみという限られた時間で、さらに教室移動の時間もあり、質問したとしてもしっかりとした答えがもらえるとは限りません。一方この講義では報告の中で気になったことなどを述べると、アドバイスや評価を頂くことができます。実例を挙げますと、水やりの頻度の如何や日照時間が足りているかどうかを質問するとコメントでアドバイスをもらえると言った事などです。そういった時間的な問題を克服できるという点でおいてもこの講義が双方向でよかったと思います。

(5) 最後に、以上の(1)~(4)を踏まえて、残りの展開ゼミの講義を続けるに当たり、どの様なことに注意して、また、何を目標として、この展開ゼミの講義から何を学び、記事にしたいかを記して下さい。

まず今後の注意すべきこととしては

・ これから本格的な冬が来るにあたり、凍結への対策

・ ほうれん草が倒れやすいことへの対策

・ 温度、湿度をしっかりと測る事

・ 水の量を測りどの量、頻度が良いのか探ること

などが挙げられます。

次に目標については、1つ目にまずは無事野菜を育てきること、2つ目にその時々の状況を細かく、分かりやすく報告することの2つを目標とします。なぜこの目標なのかというと、一つ目について、今後自分は家庭菜園をしようと思っており、そのための1歩として無事野菜を育て切りたいからです。二つ目について、自分は将来法曹関係の職に就きたいと思っています。そういった職業には報告というものがつきものなので、この展開講義に参加していない人から見ても分かりやすい報告をすることが、その職につけたときに役に立つと思うからです。したがって、残りのこの講義から学びたいことはどうすれば分かりやすい報告となるのかということ、何を記事にしたいかについては、一週間ごとの成長をグラフにしてみる等、自分が興味を持って調べた様々な情報を、他の方から見て、見やすい形にした記事を書いていってみたいと思います。


これで中間発表を終わりにさせていただきます。ご覧いただきありがとうございました。これからもアドバイス等御指導御鞭撻を宜しくお願いします。

コメント

法学部・川崎さん

 育種の渡辺でございます。最初の頃の記事では、それなりの文章量がありましたが、中間報告が近くなると、文章量が減っていませんか。中間報告のところで、少し持ち直していますが、今回のtopクラスの受講生に近づけるくらい、書くことです。文章は書かないと、上手にならないです。書くことを習慣にすることです。できれば、キーボードを見ないで、ブラインドタッチで、文字を打てるようになること。200文字/minくらいで。これくらい出かけるようになれば、頭の中に浮かんだことを、ほぼ、そのまま、文章化できるようになってくると思いますので。また、最近のかな漢字変換システムは、とてもよくできているので、使っているuserがよく用いるようなフレーズを覚えていて、自動的に変換してくれるはずですから。中間報告で、理学部の植木さんが、それぞれの質問事項に文字数を入れていましたね。あれと同じように、今回の文字数は、いくつというのを書いてみてはどうでしょうか。というか、全員へのコメントの記事を渡辺が書く予定です。ですので、そこでも同じことを書きたいと思いますが、まずは、文章を書くことを後半戦の大事なことにして下さい。

 ホウレンソウは、これまで多くの受講生が栽培して、倒れるということは経験しています。そんな時、是非、過去記事を参考にして、倒れない対策をして下さい。過去記事を参考にするだけでなく、net上にある参考記事を見つけて、対応していることは、評価できると思います。先達の実験を参考にすることはもちろん、自分でも調べて行動をすることの大切さを学習して下さい。

 双方向の講義のことを理解しているのはよいことですが、それを実現することが難しいようですね。書いている文章量が減っている、他の受講生はきちんとしている、そうしたら、自分の単位の評価は下がるのではないか、ということを連想できないでしょうか。記事をuploadするというのは、講義に参加していると言うこと。きちんとしたレポートであるというのは、ミニテストのようなものを丁寧にこなしているということとでも言えばよいでしょうか。他の講義では講義時間が終われば、ほっとするところがあると思いますが、この講義では、記事を書いたら、そのあと、多くの人が見て、その活動内容を気にかけていることを実感して下さい。事実、今年の受講生の普段の投稿記事の文字数が少ないことは、過去の履修生である先達は、かなり気になっているようですから。

 文系なので、こうした理系の記事を書くことはないと思われがちかも知れないですが、法律の解釈は、基本、論理的なものであり、論理的な破綻がないような文章書くこと、それを後半戦の大事な目標にして下さい。ほぼ、毎週、投稿していると言うことでは、一定の習慣ができていると思います。あとは、文章量を上げることです。


 わたなべしるす