東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】第4回学生懸賞論文募集(クミアイ化学工業)(7/24)

2015年7月24日 (金)

 年に数回、科学雑誌のコメントをしている。というと、かっこよく聞こえるかもしれないが、渡辺が子供の頃と比べて、何がどう違うのか、そんなことを書きながら、これからの教育研究をどうすればよいのか、自問自答しているのかなとも思う。その中に、最近のゲリラ豪雨というか、昔から比べると、「滝のような雨」が多くなったこと、その降水量も時間的に多くなったというdataがあった。単に、海水面がどうこうという議論でよいのか、そうでなくて、中山間地の水田がミニダムとして機能していたものを、少しでも元に戻す。そうすれば、ずいぶんちがうのではないだろうか、少なくとも川に流れ込む水の量は。。。東北にいると、大きな平野があるので、こんなことは考えてもといわれるかもしれないが、渡辺が愛媛・今治の出身で。小さな平野に中山間地がどこまで行っても水田だった時代を想像するからなのか。いずれにせよ、環境問題というのは、様々な方面に影響をしてくるので。せめて、植物、農業などの面からは、どうしたらよいか、普段から考えるようにしないと。。。

 そんな時、去年よりも約1ヵ月遅れであったが、郵便の中に「クミアイ化学工業株式会社・第4回学生懸賞論文募集」というのを発見。これまでも、この懸賞論文募集については、ほぼ、毎年、渡辺のHPから広報をしていたような。出前講義にいくと、渡辺のような田舎で育った子供たちがだんだん少なくなり、農学部というのは、農業をする人たちが学ぶところと言うことを、高校生が思っていたり。その修正をしたり。農学部は、まさに、環境問題を先の通り、農林水産業から考えると言うこと。渡辺が田舎者のなので、こんなことを思うのか。で、今年のテーマは、「日本の農業の未来 --魅力ある農業の創造--」、。農林水産業への就労人口は、明らかに減ってきている。あれだけ汗水垂らして、もうけがこれだけ。。。ただ、学部時代の農業経営学の講義だったろうか、農家では労働力を賃金に考えないというようなことを。。。やっぱり、そろばんをはじいて、と思った。ただ、やり方によって、農業もずいぶんと魅力あるものになる。10年以上前になるだろうか、岩手大時代に、地方で農業について講演するのをお願いされ、小さな地産地消の場所が、今では、すごく大きくなってと聞いたことがあるし、世の中的にも評価されている。

20150724140632-4a4edd257b456ba77f84232fd0eec9bad9bac345.JPG その意味で、ものは考えよう。普通の産業で当たり前になっていることを農業でやってみたり、農業でそんなことをやってもということをやってみる。そんなことに新しい未来があり、魅力ある農業が想像できるのではないかと。机上の空論をいっているのではないかと言われるが、確かに農作業はたいへん。今の季節なら、少し動いても汗が流れるし、草むしり(渡辺は草引きというが。。。、たぶん、今治の方言かな。。。)もたいへん。。。。ただ、農作物があればこそ、人類の食生活があるのである。そう考えれば、生きとし生けるものを支えているという誇りを持って、という気がするというか、それが大事なような。インターネット、テレビがなくなると。確かに、たいへんかもしれないが、明日からのご飯がなくなるというか、それをどの様に確保するかというたいへんさは、3.11で現実として突きつけられた。それを思い出し、そんな1次産業の底力をここで見せることが大事なようなそんな気がしながら、ポスターとそこに記されているURLを拝見した。

 渡辺が学部生だった頃、これからの日本の農業はこのままでよいのですかと、農業経営学講座の酒井惇一先生と議論したし、師匠の日向先生も山形・庄内のご出身だったので、同じように議論した。そういえば、酒井先生もご出身は山形で、左沢線で高校に通っていたというのを講義の中で言われたのを思い出す。農業経済のことを考えても、論文の訳に立たないと思う方もいるかもしれない。そんなことは、自分の研究分野との融合であったり、自分の分野をモデルにして、農業改変もできるような気がする。なにより、文章を書くことは、大事なこと。脳みそを整理して、書いてみる。その大事さは、いつも師匠の日向先生が言われていた。おかげでだろうか、この文章を書くのは、ものの30minもあれば。というようなった。農業に誇りを持って、人類を支えていると思って、論文を書いたら、懸賞がもらえる。何ともすてきなシステムではないだろうか。夏休みにチャレンジしてはどうだろうか。。。

 水分、前置きが長くなったが、今年度は、

20150724140225-4f9370237a8e3ca9c61d4d8e78a7c28738a11a22.JPG「日本の農業の未来 --魅力ある農業の創造--」というテーマで「学生懸賞論文」を募集

 ・応募資格:大学、大学院または農業大学校に在籍する学生。
 ・応募期間:平成27年7月24日~11月30日(当日消印有効)
 ・結果発表:平成28年3月上旬
 詳しいことは、募集のHPをご覧頂くのが。。。

 渡辺は、すでにこの応募資格の範疇から外れているので。。。ただ、周りの方々に書いてみたらと言うことくらいは。なによりも、学生時代から、現在に至るまで、クミアイ化学工業の農薬等を使って、アブラナの肥培管理をして、かなりお世話になった。そんな肥培管理ができて、初めてちゃんとした実験dataが出る、つまり、農家レベルのしっかりした植物を育てることが、物事の始まりで、その上に実験dataがあるのだから。。。。

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 わたなべしるす

 PS. 環境と言えば、来週の金曜日は、仙台市教育センターで、市内の小中学校の先生方に、「環境問題」についての講義が。。。環境問題を幅広く考える、そんなことをお話しできたらと。。。