東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】東北大学附属図書館報 木這子(KIBOKO)に「大学生のレポート作成入門:図書館を活用したスタディスキル」の講義紹介(3/17)

2017年3月17日 (金)

 3月上旬まであちこちに出張があり、月半ば頃まで体力回復と言うことか、たまった仕事を片付けるためか、いずれ、labでの書き物を。。。久しぶりの鹿児島出張で。以前は、コアSSHのダイコンコンソーシアムの運営指導委員なるものを仰せつかっていたので、年に2回ほど、鹿児島へ。早い春を感じたり、暑い夏だったり、。。いずれ、気候が変われば、植生も変化し、脳みそに違う刺激をもらって。。。仙台も今週初めの積雪が青葉山キャンパスには残っているようですが、さすがに、片平キャンパスは、そんなことはなくて。。。片平と青葉山で気温差が数oCは違うような。。。青葉山キャンパスと言えば、雨宮キャンパスにあった農学部も研究室などの引っ越しが終わり、圃場の土壌、つまり、表面の作土を削って、山の上のキャンパスに客土するとか。。。。戦後に、今の場所に農学部ができてからたくさんの作付けをして、作物の栽培も安定していたわけで。。。それを支えた「土壌」も引っ越しとは。。。そこまでして。。。というのは、雨宮キャンパスで11年ほどの学生、教員生活をしたからだと思うのですが。。。

20170317213651-51c2192b7fb05e20f9cc08674e3d7e65df474551.JPG その雨宮キャンパスにあった附属図書館も、もちろん、青葉山へ。図書と言うよりも雑誌のcopyにだけ行っていた時代。今のように、pdfをdownloadしたら、論文が読める時代でもなくて。。。いずれ、どの様に新しい情報を収集するのか、大型計算機センターと呼ばれる汎用型計算機に研究室のパソコン端末からつないで。さらに、大阪大学大型計算機センターのBIOSISというのだったと思います。key wordを入れて、色々な情報を集めていたような。。。今は、そんなことをしなくても、netで様々な検索ができる時代に。便利になったのは、もちろんよいことですが、targetしてpdfをdownloadするため、本当なら、興味はないけど、ページをめくっていて、その図版がかっこよくて、これは使えるとか、論文タイトルだけからでは、分からないような意外な論文を見つけるきっかけになったり。。。デジタルはデジタルのよさ。一方で、アナログもないと、実は、色々なものに対する感性を失うのではないかと、少々危惧しているわけですが。。。

 そんな図書館とのつながりは、1, 2年の教養部生(昔は、そのように呼んでいました。)の時代は、試験前に利用するくらい。3年生でレポートを書くために、農学関係の図書を探したり。4年生以降は、新着雑誌、古くなった論文を綴ったもの(今であれば、雑誌のHPのアーカイブになるわけで)から、必要な論文をcopyするくらい。そのうち、pdfをdownloadできるようになったら、図書館に行くこともほとんどなくて。。。そんな折りに、以前、附属図書館本館の副館長をされていた医学部・柳澤教授に、1年生向けの講義をお願いしたいと。。。今年で5-7年目でないかなと。。。何度か、講義タイトルは変更されましたが、現在は「大学生のレポート作成入門:図書館を活用したスタディスキル」。その講義の紹介が、附属図書館が発行している「東北大学附属図書館報 木這子(KIBOKO)」(Vol.42, No.1 2017)で、取り上げられ、全体のおおよその構成が。。詳細は、このlink先が次年度のものに、近日中に変更されると思いますので。。。渡辺は2コマを使って「自然科学における論文作成の実際と文献利用」と言うことで、論文の執筆のための情報収集、論文を書くときに考えること(IFとか、open accessとか)、論文の書き方にも色々な発想があること、さらには、論文が公開されたら、どの様に評価されるのか。など、できるだけ、現代、これからの自然科学系の研究をする上でのリーダーとして必要と思えるような素養をできるだけ。。。もちろん、目指せ、top journalと言うことで、学生時代に指導してくれていた助手の先生に言われた「目指せNature!!」の心についても。

20170317212957-5ebc3a7df653c11785968090b7a753b957933e1d.jpg 1年生始まったばかりの火曜日の5コマ目。渡辺なら、遊びたい盛りなので、パス。。。だったと思います。もし、こんな講義があれば。もちろん、渡辺の時代には、大学の教員の誰も入学前に知っている方はいませんでした。今は、そんなこともない時代。おもしろいと思う講義だけを聴いて、単位は必要ないという戦略も。そう、忘れていました、論文を書くためには、戦略が必要であると、そんなことも、お話しします。全ての講義を聴いて単位をgetするのも1つ、そうでなくて、これはおもしろそう、これは聴いたら、こんなことに活かせるなど、。。。そんなことを考えながら、受講をする方、トライしてみて下さい。渡辺のHPに過去記事もありますので。。。細かな講義日程は、また、改めてと言うことで。。。

 今回の「木這子(KIBOKO)」を読んで、なるほどと思った方、あれ??と思った方、ええーーー!!と思った方、色々だと。そんな何かを感じる感性を大事にしてもらえたら。。。それがよい論文を書く、研究をする第一歩ですから。。。

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 わたなべしるす

 PS. 図書館のHPも少しずつ充実するとか。。。そんな情報が分かったところで、また、お知らせします。このHPから。その当たりは、少しお時間を。。。

 PS.のPS. 来週は、科学者の卵養成講座の関係で海外出張。その関係で、昨日、木曜日に卒業式の繰り上げ版。いつだったかも行ったことがあるような。。。詳細は、また、学生さんから、記事が上がると思いますので。渡辺は最初だけいて、そのあとは、青葉山で会議で。。。。




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