2015年度 雲南調査備忘録(3) 「元陽のハニ族のタネ屋も一代雑種(F1ハイブリッド)のハクサイを販売」 2015年7月16日 (木) 元陽の朝市で、少数民族ハニ族の人がハクサイなどの種子を販売していた。棚田で有名な伝統的農業を維持してきたハニ族の村では古い在来種が見られるのではないかと期待していた。しかし、ほとんどの袋のラベルに「一代雑交」「一代良種」の文字が見える。いわゆるF1種子である。収量が多く揃いの良いF1品種が普及するにつれ、在来種が消えていくのかと思うと、在来種の系統保存をする必要性を強く感じた。 (鳥山欽哉・佐藤雅志) ≪ Prev | 基盤研究(B)Top | Next ≫