東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2015年度 雲南調査備忘録(5) 「よく見かける白菜の置物」

2015年7月16日 (木)

 通海は野菜の産地と聞き、金山蔬菜批発(卸売)市場を見学した。ネギ・スティックセロリ・キャベツ・白菜・コールラビなどの選別作業と出荷を行っていた。市場の種子店・農薬店で白菜の置物が置いてあった。Hakusai Okimono.jpg空港や市内の売店でも、白菜の玉細工をよく見かけた。中国人はどうして白菜の玉細工を好んでつくるのか、西北農林科技大学で質問したところ、「白菜」には「百財」「遇(玉)百財」という意味があり、また玉には長寿の意味がある。さらに「菜」には「才」の意味もあるため、たいへん縁起が良い。との答えであった。確かに写真の台座に「財」の字が見える。アブラナの領域融合的研究も「白菜」にあやかりたい。

(鳥山欽哉・佐藤雅志・江川式部)

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