研究経過

【プレスリリース】発見から130年、生きたソテツ精子の遺伝子発現を解明-花粉管内で形成され泳ぐ精子が示す、陸上植物の受精機構進化の中間的段階-(奥田班)

January 28, 2026 2:57 PM

Category:プレスリリース, 論文発表

main:奥田班

計画研究班・奥田班の東京大学大学院理学系研究科の外山侑穂大学院生、東山哲也教授、奥田哲弘助教、中部大学の鈴木孝征教授らによる研究グループは、運動性の精子を用いた受精を行う裸子植物ソテツにおいて、受精関連細胞の遺伝子発現動態とその進化的特徴を明らかにしました。

本研究では、日本の南西諸島から関東まで複数地点におけるソテツの受精時期を特定し、生きた精子を安定的に単離する方法を確立することで、ソテツの受精関連細胞の遺伝子発現解析を可能にしました。約130年前にソテツの精子が日本で発見されて以降は形態学的解析が主流でしたが、この研究は受精関連細胞の遺伝子発現を初めて深く掘り下げたものであり、今後陸上植物の受精機構進化の理解に大きく貢献することが期待されます。

 

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<発表論文>
雑誌名 Proceedings of the National Academy of Sciences
論文タイトル Intermediate Evolutionary State of Motile Sperm and Pollen Tubes in the Extant Gymnosperm Cycas revoluta
著者 Yukiho Toyama*, Satohiro Okuda, Takamasa Suzuki, Tetsuya Higashiyama (*責任著者)
DOI 10.1073/pnas.2506320123