さらに、今回紹介したアブラナ科植物の場合、例えば、キャベツのなかまの祖先は、地中海沿岸であり、ハクサイ、カブの仲間は、中近東のアフガニスタン、イラン、トルコの当たりが、起源と言われています。そうしたところから、日本に伝播するときに、自家不和合性遺伝子がどの様に機能したかなど。今回説明できないような、他の科学分野との関係が出てきます。ぜひ、そんなことにも考えをむけてみてください。
それから、皆さんのレポートにもありましたが、意外と、身近なものに気がついていないと言うことです。前日に書いた記事にちょっとした出し物があるとあったように、花のプレゼントを用意しましたが、それに答えることができることが少なかったことです。毎日食べているものの野菜、果物などの花ですが、この様なことを例にとっても、意外と気がついてないというか、みていないことです。毎日の自然の変化を観察する上で、身の回りの植物は、良い材料だと思います。ぜひ、そうしたことに目を向けて、自然の不思議を見つけ、小谷先生が言われていた「自然への畏敬の念」を養ってください。
質問は、レポートに書いてくれた方もいたかも知れないですが、書き足りない方、遠慮なく、mailで寄せてください。研究室のHPのここにありますので。お待ちしております。
次回、皆さんと講義でお会いするのは、12月のキャリア教育という、渡辺の人生をモデルとして、皆さん自身の進路を考えると言うことを行いたいと思います。渡辺は、運営も預かっているので、次回のサイクロトロンの見学でもお会いすると思います。そうしたときに質問をしてくれてもかまいませんので。また、お会いしましょう。
わたなべしるす
PS. 渡辺の研究のHPにも記事を記してあります。ぜひ、ご覧ください。そこから、研究成果などの発表もしていますので。
また、多くの関係の高校の先生方もいらしておりましたが、今回の講義を聴かれて、出前講義をリクエストいただければ、こちらも幸いです。遠慮なく、mailでご連絡ください。お待ちしております。