東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成25年度活動ブログ

平成25年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

2015年3月の記事一覧

2015.03.15

渡辺先生2年間ありがとうございました!これからもよろしくお願いします。

こんにちは。お久しぶりの投稿になります。
科学者の卵5期生、仙台二華高校2年の丹野ちぐさです。

先日の土山さん佐藤さんの記事にもありますように
昨年の11月8~9日に「全国受講生発表会」と、1月9~14日に「サンディエゴの国際学会」に参加しましたので、そのご報告をさせていただきます。


まず、「全国受講生発表会」のお話から。
一昨年から渡辺先生のもとで、発展コース・重点コース生として研究をさせていただきました。
その研究の集大成として、東京で開催された「全国受講生発表会」にてポスター発表を行いました。
10分ほどの発表を何度か行い、その都度何名かの審査員(他大学の先生)に見ていただくというスタイルの発表でした。
私は昨年の卵の発表会に参加できなかったため、自分の研究成果を発表するのは初めての経験でした。
自分自身が研究内容をしっかり把握しなければいけないのはもちろん、様々な分野の先生方がいらっしゃるため、どんな奇抜な質問が来るかも予想できず...。
内心、とてもナーバスになっていました。

しかし実際発表をしてみて感じたことは、「案外伝わる」ということです。
一方で「上手に」できたわけではありません。
というのも、発表を聞いてくださる方々は心からサイエンスを愛している人ばかりです。そのため、抱いた疑問を真っ直ぐに私たちにぶつけてきます。私たちは「伝えよう」という気持ちを持ち、相手の質問に的確に答えようとさえすれば、自ずと話は弾みます。効率よく端的に、つまり「上手に」伝える必要はあまり感じませんでした。
いかに相手に興味を持っていただくか、が大切なのではないでしょうか。

また、発表会前日の夜には、小グループに分かれて参加者同士のディスカッションも行われました。一口に「科学」といっても様々ですから、興味の対象の違う同年代と話すことはとても刺激的でした。
受講生で発表会参加の機会がある方は、ぜひ肩の力を抜いて楽しんで参加していただければと思います。

今回の発表会では、東北大から参加した3チームが優秀賞をいただきました。自分の研究が他人に評価される喜びはひとしおです。

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そして「サンディエゴの国際学会」についてです。
夏に渡辺先生からお話をいただいたときは半信半疑で、国際学会に行くという実感が湧いたのは飛行機に搭乗してからでした(遅い)。

到着したサンディエゴは意外と寒く、発表への不安も募るばかり...。
なかなか精神的に落着けないまま、発表日以外は偉い先生方の講義もいくつか聴講しました。もちろん講義はすべて英語でしたが、どの先生も使用しているスライドが見やすくて興味深く、理解できるものもありました。専門用語など、もっと知識が豊富だったら...と思う場面もたくさんありましたが、それは大学生になってからリベンジしたいと思います。

そしていよいよ発表当日。口から臓器が全部出てくるのではないかと思うほどに緊張しました。しかし、アブストラクトを見て興味を持った方が聞きに来てくだされば、もう話すしかありません。覚悟を決めて英語を話しだしてみれば、期待以上に内容が伝わり、少し自信が持てました。しかし、、日本でたくさん練習を重ねた序盤の研究の説明はうまくいきましたが、結論までたどり着き質問タイムに突入した途端、正しい文法で話すことができず、少々パニックになりました。時には何度答えても噛み合わない質問もあり、完全に自信を喪失しました。しかし同時に、私の中で何かが吹っ切れました。相手に満足して帰ってもらうために、とにかく話そうという意欲が湧いてきました。英語はめちゃくちゃでしたが、相手の方がこちらの意思をくみ取ってくださり、なんとか終えることができました。
すべてが終わり振り返ってみると、悔しさも大きい反面、聞きに来てくださった方と精一杯対話できたことはとても良い経験になりました。

今後「科学者の卵」を通して国際学会に参加する方や、海外で発表する方も多くなると聞いています。
緊張とプレッシャーは大きいかもしれませんが、研究内容と発表練習は自分を裏切りません。「上手な」発表ができることが一番かもしれませんが、海外ではとても難しいので、多少かっこ悪くとも泥臭く頑張ることが一番だと、私は思います。

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そして14日の発表会、みなさんお疲れさまでした。
私のようにサイエンスの右も左も分からない人間が、国際学会に参加できるほど「科学者の卵」は偉大なプログラムです。深く関われば関わるほど、新たな世界を見つける糧になると思います。ぜひ一回一回の講義や研究を大切にしてください。


最後になりましたが、すばらしい機会をくださった渡辺先生をはじめとする諸先生方、事務局のみなさま、本当にありがとうございました。


2016.3.15 宮城県仙台二華高校 丹野ちぐさ

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2015.03.12

アメリカ・サンディエゴの国際学会に参加して

こんにちは。そしてお久しぶりです。

山形県立山形西高等学校2年の佐藤真由です。

今回は、研究重点コースでアメリカの国際学会で発表をさせていただいてきたので、そのご報告をしたいと思います。

 

  では早速、アメリカのサンディエゴで行われた国際学会に参加してのご報告を、、、。

 私は、渡辺先生、TAをしてくださった院生の方、仙台二華の丹野さんとともに、1月9日に出国、1月14日に帰国し、アメリカのサンディエゴ(メキシコに近い所)で開かれた国際学会に参加してきました。

 私たちが国際学会に参加する、と知らされたのは昨年の夏。重点コースの研究で、渡辺先生の研究室にお邪魔させていただいているときでした。渡辺先生からアメリカに行く!と聞いたときは、私も丹野さんも半信半疑でした。私に至っては海外経験ゼロでありまして、、、。パスポートも持っていない、ESATAの意味もよく知らない、そんな状態からのスタートでした。日が近づくにつれ「あぁ、本当なんだな、、、。」と自覚せざる負えない状況となりました(笑)

 いざアメリカに着いてみると、そこはすべて私の知らない世界でした。見るもの聞くもの食べるもの。すべてが新鮮で衝撃的でした。会場は和気あいあいとした雰囲気で、東京で発表した時とは全く違う空気が流れていました。

 

 自分たちのポスター発表日以外は世界の研究者の方々の発表をお聞きすることができました。最初はネイティブな英語に苦戦し、単語を電子辞書で引きつつ、ついていくこともきつかったですが、毎日聞いているうちに耳が慣れていき、図や表、グラフがあれば話の内容をつかめるようになっていきました。どの研究も興味深く、とてもためになりました。

 

 そして、自分たちのポスター発表日。私は緊張があまり顔に出ないタイプなのですが、内心とてもとても緊張していました。

私たちの研究は「プラズマ照射法で自家不和合性は打破できるか」というものです。今まで、発展コースの発表会、東京での発表会、そして渡辺先生の研究室での猛特訓、、、と様々な経験を積んできましたがそれでも、このときの緊張は今までのものとは比にならないほど、、、強烈なものでした。周りはほとんどがもちろん外国人。困っても日本語は話せません。

 発表本番。ポスター発表は自分たちの研究を目にとめてくれる人がいるか、という点でも大事なのですが、少し離れたところにスタンバイし、誰かががポスターの前で止まったらすかさず話しかける。という戦法を使いました。(ポスターの目の前にいると、見る人にとっては見にくいそうです。)そして実際の発表はどこから突っ込まれるかもわからず、どこまで理解をしている人が聞きに来るかもわかりません。その点でもとても緊張するものでした。実際に発表すると、頭の中でまとめて英語に変換して、、、と脳みそがフル回転で、一回一回のカロリー消費が相当なものでした。しかし、聞き取れないときは単語を変えてくれたり、とみなさんとても優しかったです。説明したり、質問に答えたりと、今までの研究を伝えてくることができたのではないか、と思います!

 

また、最先端の機械が展示してある展示コーナーにも行かせていただきました。そこでは、全員別行動で自分の力で交渉してペンやライトにストラップ、Tシャツ等ををもらってくるというミッションが、、、。英会話が苦手な私にとってはとても過酷なミッションでした。しかし、今までの経験を思い出し勇気を振り絞って、自分からたくさん話しかけてきました!すると研究のことや機械のお話、雑談などもすることができ、楽しむことができました。機械も興味深く、とても楽しかったです。怖がらずに勇気を出せば世界は広がる、そう感じました。

 

他にも様々な経験をさせていただくことができました。言葉では伝えきれないくらい大きな経験です。

発表に関しても自分ができる最大限のことをしてきましたが、それでもまだ悔いは残ります。研究して、自己満足で終わらず、自分の力で相手に伝えてわかってもらって認めてもらって。研究者の方々は皆そうして社会に貢献されています。今回、自分たちの発表だけではなく、世界の研究者の方の発表をお聞きして、「研究すること」について深く知れた気がします。今までは、うまく発表したい、とかちゃんと伝えられるだろうか、など周りからの目ばかり気にしていた気がします。確かに研究は相手に伝わって初めて意味のあるものになりますし、どんなに素晴らしい研究でも周りに伝えることでやっと価値あるものになります。しかし、それだけではまだ足りない。自分自身がSCIENCEを好きであることが一番大切だ、とそう思いました。研究者のみなさんのわかりやすい発表の中からは、楽しんで研究している、ということがひしひしと伝わってきました。SCIENCEを思いっきり楽しんで、その楽しさを人に伝える。 、、、私もいつかそんな存在になれるように今回学んだ反省を生かして日々を過ごしていきたいと思います。

 

私がこのように国際学会に参加させていただくことができたのも今まで支えてくださった方々のおかげです。本当にありがとうございました。

 

今回の経験を通して勇気を出して行動する大切さや、自分で相手に伝えることの大切さを再認識しました。また、緊張感の中で発表したことで緊張に打ち勝つ強いメンタルも得ることができました。(大抵のことがあっても緊張に打ち勝てる気がします笑)

この経験は私の一生忘れられない宝物です。

 

 

さて、3月14日はついに科学者の卵の発表会ですね! 私も研究重点コース生としてポスター発表に参加させていただきます。今回の発表で私にとっての科学者の卵が本当に最後なので、緊張する反面、この二年間でどのくらい自分が変われたのかを知ることができる、という面でもとてもワクワクしています。

それに今回は科学者の卵が飛躍型になったので、発展コース生の人数も増え、学校推薦枠やスカウトなど、発表する人数もかなり増えたので皆さんの発表を聞けるのもとても楽しみにしています!!そしてみなさん、ぜひ私たちのポスターへいらしてください! 

 

 

科学者の卵のいいところの一つは、毎回新しい出会いがあり、SCIENCEが大好きな友人に出会うことができたり、ずっと連絡を取り合うようなそんな素晴らしい出会いがあることだと思います。私自身も今まで科学者の卵を通して、数え切れないくらい友人が増えました。私もみなさんとたくさんお喋りしたいと思います!

 

 また14日のあとにもブログに感想を載せられたらいいなと思っています。

 

 それでは、3月14日科学者の卵で皆さんとお会いできることを楽しみに、、、。

 

 

山形西高2年 佐藤真由

 

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