東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成26年度 活動ブログ

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2014.12.28

今年も残すところあと少しですね。

こんにちは。
一関第一高等学校二年の小野寺碧です。
初投稿になります。
今年も残すところあと少しですね。みなさん、冬休み楽しんでますか?

さて、本題に入ります。
※書きたいことがたくさんあるので、長くなります。ご了承ください。

先月の科学者の卵養成講座は安藤先生に『プラズマと核融合~プラズマ・宇宙・エネルギー~』という題で講義をしていただきました。講義では稲妻やオーロラから蛍光灯まで様々なところにプラズマが関係していること、プラズマの特徴から色々な分野に応用可能なこと、核融合発電が将来、新しいエネルギー源として考えられていることなど、とても面白い講義で時間が過ぎるのが早かったように思います。中でも、私が一番興味深いと感じたのは、電気推進についてです。この技術は今月の3日13時22分04秒に種子島宇宙センターで打ち上げられたはやぶさ2に搭載されているイオンエンジンも使われています。また、宇宙開発や宇宙探査の鍵となっていることを知り、自分自身の進路についても考えることができたので良かったです。はやぶさ2がC型小惑星『1999JU3』からサンプルを採取して帰還するのが2020年頃とされています。帰還が楽しみです!!!

今月の講義は久利先生の『防災情報の活用に向けて~御嶽山噴火を事例に考える~』、渡辺先生の『教授からの進路選択アドバイス~人生を戦略的に考える~』の2つでした。久利先生の講義では日本列島を描きました。そこから山脈や平野、川をかき加えたのですが、自分が知っている山脈・平野・川が少なくてショックでした。この講義で印象に残ったことは同じ情報を提供されても受け取る人が異なればその情報の意味も違うように感じられるということです。よく友人と話していると、こういうことが起こるのですが、それが災害など命に関わってくることについての情報だったら大変だと思いました。100%正確に情報を伝えること、理解することは不可能かもしれませんが、これからは言葉に気を付けて話していきたいと思います。渡辺先生の講義では、自分のできること・できないことについて知ること、理論的に考えることが大事だということが分かりました。論理的思考を身に付けるためにも数学を頑張っていきたいと思います。

26日にはノーベル賞講演会に参加しました。ノーベル賞受賞のことや青色LEDの作製が難しいとされていた理由、青色LEDの実用化までの道のりを知ることができて良かったです。また、天野先生が「集中しなければならないことは若い時期に多い」とおっしゃっていました。自分の夢の実現のためにも今から努力していきたいです。

最後に発展コースについて。私は金田先生の『最先端の粒子飛行時間測定器MRPC(Multi-gap Resistive Plate Chamber)を自作し、宇宙線を使って性能を評価しよう。』というグループで活動しています。一回目は放射線、素粒子、原子核についての講義を聞きました。講義の内容は難しく、自分でも少しずつ調べています。二回目はMRPCの作製を始めました。最初はMRPCの解体をしてどのような構造になっているかを知りました。進むにつれ、思っていたよりも細かい作業が多く、大変でした。まだ完成していないので、頑張りたいと思います。23日には青葉山サイクロトロンRIセンター、三神峯電子光理学研究センターに行きました。実際に加速器を見ることができ、とても貴重なな経験になりました。3月の科学者の卵の研究発表に向けて頑張っていきたいです。

次回の科学者の卵は2月になりますが、中山先生の『エンザイムハンター』、浅井先生の『火星に飛行機を飛ばす~進化する飛行機の世界~』の2つの講義が聞けるようなので楽しみです。また、英語サロンへ向けて、英語力も身に付けていきたいです。

ここまで読んでくださり、有り難うございました。

それでは、みなさん元気でお過ごしください。それからよいお年を!


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