東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.05.29

「11番、柿!」

宮城県 古川学園高等学校一年の佐藤幸です。昨日は第一回科学者の卵の養成講座でした。緊張の中始まった講座。先輩方の自身に満ち溢れた発表にただただ圧倒されました。そしていよいよ渡辺先生の自家不和合性についての講義でした。講義内容はとても難しく、メモを取るのがやっとでした。さらにどんどん手をあげて発言している周りを見て、すごいなぁと他人事のように感心しながら、だんだん焦りを感じました。焦る中手をあげ、「11番 柿!」」と言って笑われたのは私です。あっという間に時間は過ぎ、僕の心には、子孫を増やそうとひたむきに生きている植物への愛おしさと、おしべに対しての切ない感情が残りました。講義後のレポートもうまくかけず、たぶん講義の半分もきちんと理解していなかったと思います。そんな僕ができることは、実際に自分の目で確かめようということだけでした。今朝は早くから近所の畑(僕の家の周りは田んぼと畑しかありません)にキャベッコリーを探しにでかけました。いろいろな木や草花を観察しながら歩いていると、そこには小さい花が。「ああ、これは昨日先生の講義の中で見た写真と同じだ。そうだ、ブルーベリー!」そのほかにもたくさんの花や実を見つけました。帰宅して調べるとそれは、イチジク、マスカット、山椒、ビワの葉っぱ。そしてキャベツの隣にブロッコリーが!第一回目の卵は反省点しかありません。しかし今日一日でたくさんの発見があったこと、観察する楽しさを味わえたこと、そして自分がいかに外へ目を向けていないということが分かったこと。どれも小さいことかもしれませんが、僕にとっては何かを一つ乗り越えた気持ちになりました。今回の反省をふまえて、次回はもっと事前学習をし、講義に臨みたいと思います。そしておしべの切なさを語り合える仲間を増やしたいです。次回もよろしくお願いします!

投稿者:古川学園高等学校

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