栃木県立栃木高等学校1年の新井駿斗です。夏休み前といえ梅雨明けしていない仙台は肌寒く、準備してきた上着が役に立ちました。
長神先生のサイエンスカフェではサンダーバードを例として、5~10年後の未来の技術について班のメンバーと意見交換を行いました。前回同様に自己紹介から始まり共通なことを見つけ合いました。
僕の班はスターウォーズ、サマーウォーズ、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ハリーポッターそれにチャーリーとチョコレート工場の映画に登場した道具や武器の話題を中心に話し合いました(さすがにサンダーバードの話題は出ませんでした。)。悪用はすぐに思いつきましたが、それを防ぐ方法はなかなか出ませんでした。
海野先生の地震学の講義では、地震は地面が揺れているのではなく、弱面が動いているからだということが分かりました。また、マグニチュードにマイナスがあることや、プレートが変形すること、S波はH方向とV方向に分けられること、アニメーションで地震の揺れ、津波の広がり方を知りました。
講義の中で印象に残ったのは、逆問題を解くということです。これはある事柄の原因を直接調べることができない場合、その事柄の結果から推定して原因を求めるということでした。しかしこの方法では、本当の原因と誤差が生じてしまうことから、沢山のデータを集めて精度を高めることが必要になります。これはすべての分野においても言えることで、とても重要だと思いました。
伊藤先生の講義では、遺伝子の性質や構造のことや、突然変異体を利用して、変異する前の遺伝子がどのような性質をもっているのかを調べるのかをONI1で詳しく説明していただき、遺伝子の理解が深まりました。ブロッコリーのDNA抽出実験や遺伝子組換えの仕組み、それに稲わらの糖化性の工場などを写真、図、グラフで説明してくださり、とても分かりやすい講義でした。
二つの講義とも興味の沸く内容で、受講生の皆さんも多くの質問をしていました。二つの講義と受講レポートを作成し、帰る時にはいつもより疲れた感じがします。次回は卵の先輩たちとイギリスの留学生のプレゼンテーションが行われます。内容がしっかり聞き取れるよう頑張りたいと思います。
投稿者:栃木県立栃木高等学校