東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.09.22

第四・五回講義を終えて

こんばんは、群馬県立前橋高等学校の山田桂一です。遅ればせながら、本日の第5回講義について記事にしていくとともに、前回の第4回講義についても綴っていきたいと思います。(前回は更新を忘れてしまいました・・・。)

まずは、本日の講義からです。

本日は、午前は英語交流サロン、午後は浅井圭介先生による講義「進化する飛行機~ライト兄弟から火星飛行機まで~」、堀井明先生による講義「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」の2つの講義を受けました。

午前中の英語交流サロンでは、2人の留学生の方と複数名の卵たちで会話をしました。

私は、正直なところ、英語が苦手であるため最初は話せるかとても不安でした。しかし、第1回講義にて昨年度の受講生の方の発表にあったように、カタコトでもとにかく英語を使ってみることに努めました。私の話を正確に伝えることができたかはわかりませんが、積極的に声を出すことはできたと思います。

留学生の方も「使っているうちにだんだんと自然に話せるようになる」といったことをおっしゃっていたので、次回からも拙い英語であってもまず話し、積極的なコミュニケ-ションを図ることを念頭に置いて臨みたいと思います。

また、留学生の方と文化について会話をしたことは、興味深いことが多く、新しい知識も得られ、とても有意義な経験でした。

私が英語交流サロンを通じて感じたことは、異文化コミュニケーションにおいて最も大切なことは「うまく話そうとすること」ではなく、「相手に自分を伝えたいと思う感情」なのではないかということです。話さなければならないからうまく話そうと思っても、それは私のように能力の足りていないものには不可能なことであり、空回りに終わってしまうことがあると思います。しかし、伝えたい、というシンプルな感情が原動力であれば、伝えるための手段が乏しくても、それを補うための別の手段が自然と出てくるのではないかと感じました。

午後の飛行機についての講義では、人類の飛行技術の進歩の歴史から現代の飛行機で用いられている揚力について、さらには最新鋭の火星飛行機のプロジェクトまで、親しみを持てるような雰囲気の中、大変わかりやすく、広くを教えていただきました。

講義の途中では、紙を切っただけのグライダーにどのような工夫を凝らせば長距離の滑空をさせられるか、講義内容を実践したサイエンスな活動がありました。当然、切っただけの神は木の葉のように舞い落ちるだけです。また、折り線に沿って折り上反角を付けても結果はほとんど変わらず、その場に舞い落ちました。そして、クリップを先端に取り付けて重心を前に持っていくことでやっと滑空しました。その後、私は個人的に、上反角を付けずクリップを先端に付けただけの場合も試してみたのですが、上反角のみの場合よりも滑空らしい動きを見せたものの、ほんの少しの距離で落ちました。ここから、現在の飛行機に施されている工夫(実物はもっと複雑だと思いますが)は、ひとつでも欠けると途端に揚力を急激に失ってしまうことを学びました。講義で学んだことを紙のグライダーに適用したことから、理論を実物へ応用する過程も学べたのだと思います。

続いてのがんについての講義では、がんという言葉の定義、がんの種類、発生のメカニズム、転移、治療方法など、がんという病気についての膨大な情報を教えていただきました。非常に中身が濃く、1時間半とは思えないほどでした。

私の中では、がんという病は転移を繰り返し人体を脅かす治療の難しい、ただただ恐ろしい病気であるという程度の認識でしかなく、何がどう恐ろしいのかほとんどわかっていなかったのですが、今回の講義を通して、鮮明に理解することができました。

専門用語が多く難解な部分もありましたが、今回の講義で生じた新たな疑問を解決しながらより深い理解をできるよう努めていきたいと思います。

続いては、第4回講義についてです。

前回は、日英の高校生たちの英語でのプレゼンテーションを聞きました。

私は、前にも述べた通り英語が苦手であるため、概要がなんとなくわかる程度で、発表内容のすべてを理解することは到底できませんでした。

家に帰り、配られたレジュメを読み込むことで、「ああ、こんなことを言っていたのか」と思う点がいくつもありました。

発表を聞いてまず感じたのは、「自分の知らないところでは、こんなにも専門多岐なことを研究している高校生がいるのか」という大きな驚きでした。そして、発表後に質問をしていた卵の受講生もおり、自分との圧倒的に大きな差を実感しました。

4回は私にとって非常に刺激的な経験であり、好奇心を持って自分をより高めていく必要性を痛感した回でした。

投稿者:群馬県立前橋高等学校

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