東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.10.17

第6回目の科学者の卵

 こんにちは。宮城第一高校の櫨 聖奈と申します。今回は先日行われた第6回目の科学者の卵について書きたいと思います。

 最初に行われた英語交流サロンでは、前回の記事で述べた通り、英語交流サロンを楽しんでより積極的に話すことと留学生の出身地について多くの情報を得ることを目標にして挑みました。今回は3人の卵に対して留学生1人、と1つの班の人数が少なかったので前回よりも自分の意見を発信することが多かったです。また人数が少ない分、一つの話題を深く話したので、だんだんと専門用語や難しい単語が出てきて会話がスムーズに進みませんでした。私にはまだまだ語彙力が足りないことを痛感したので今後は単語力強化に努めます。
 留学生と話した内容の中に、日本の観光名所や特産品についてがありました。日本のことはだいたいわかっているつもりでしたが、実際は表面的なことしか知らず上手く日本のことを説明することが出来ませんでした。海外にばかり目を向けるのではなく、まずは日本のことをよく知るべきだと思いました。
 留学生のアントネットさんの出身国のフィリピンについては驚いたことが多々ありました。その中でも最も驚いたことを紹介します。それは日本には季節が4つあるのに対してフィリピンには2つの季節にしかないことです。暑い夏と雨が降る時期しかないそうです。12月が一番寒いそうなのですが、それでも気温は25度もあることに驚きを隠せませんでした。地理で学んでいたことなのかもしれませんが、授業で聞いただけではわからないこともあると思うので実際に外国に行って実感したいです。


 次に徳山先生による講義についてです。私は学校で学ぶ数学は、数学に直接関係している仕事につかないと数学を使う機会はないと思っていました。(例えば教師です。)でも、暗号や検索の仕組みにも数学が利用されていることを知り驚きました。また、いくつかのものの中からある一つを当てる時に、何回質問すれば一つに絞れるかというのは2の○乗すれば求められるというのを知りいつもより数学が楽しく感じました。以前読んだ謎解きの本に、似たような問題がありその時は一から数えて答えを出していたのですが、数学を使えばこんなにも簡単に答えが出るのだということに気が付きました。このような数学を裏で操っているような問題を解くことが好きなので、その思考力をどのようにして鍛えるのか知りたいです。


 最後に岩渕先生による講義についてです。まず化学反応のことについて、少し講義の内容とはそれてしまうかもしれませんが書きたいと思います。化学反応といえば化学の実験で使うものという概念が強かったのですが、肉を焼くなどといった日常生活でも多くの化学反応が起こっていることを聞き新鮮さを感じました。よく料理は化学だと聞きますが、そういうことかとハッとしました。私たちが当たり前のように感じている状態の変化もただ単に起こっているのではなく、すべてが化学の動作として起きているのだと感じたからです。日常生活を化学反応として考えるととてもおもしろいと思いました。
 私が飲んだことのある薬の形は、粒状の薬と粉薬、シロップ、カプセルの4つのみです。だから資料の中にあった薬の形の種類がたくさんあることに驚くとともに、形によって病気に効きやすい効きにくいがあることに面白さを感じました。実は私は粉薬はもちろん、粒の薬でさえ飲むことが苦手です。もし私が薬学の道へ進むとしたら、現在ある薬が効き目を変えずにより飲みやすい形に変える研究をしたいです。


 6回の卵を通して県外の友達が増えてきたことをうれしく思っています。今回から学校推薦の方も加わったのでさらに交流を深めるとともに科学に対する考えを共有していきたいです。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校

PAGE TOP