東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.10.24

第6回を受講して

 栃木県立栃木高等学校1年の新井駿斗です。秋になり、日々寒さが増して、外に出ている時間が反比例するように減っています。

 

 前回に続き、2回目の英語サロンでは卵3人につき留学生1人となり、一班当たりの編成が変わりました。前回よりも卵一人が話す機会が増え、また自己紹介よりも質疑応答の時間が多く、より深い話ができたため充実感がありました。

 

 徳山先生の理論計算機科学の講義では、数学の発展から情報処理への応用、それに情報の活用を学びました。作図は計算のために作られたことや世界中にはWEBページが約100兆あることを知りました。また暗号が複雑になっていく経過を学び、第二次世界大戦での独英の暗号戦争が情報の活用を大きく変化させたことに納得させられました。
 写真やイラストだけでなく、ゲームがあったり、本の紹介があったりと、実際に考える場面が多く、最初は理論計算機科学と聞いて難しい学問かと思っていましたが、とても身近な存在だと改めて感じました。

 

 岩渕先生の薬学についての講義では、薬の歴史や有機合成化学の歴史を学びました。生気説を提唱したあとに、その弟子が生気説を打破したり、ゴルフコースから採取した放射菌がイベルメクチンのもとになっていたりと、偶然の発見があるところに未知の可能性を感じました。
 2000年ほど前は、薬は悪いものを排出するものであったのに、1500年代から急激に発展していったことに人類の文明の進化を感じました。その背景に有機合成化学の競争があり、毒物や火薬などなかには使い方によっては危険な物質も作られたことを知るなど、薬学について多くの知識を得られた講義でした。

投稿者:栃木県立栃木高等学校

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