東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.12.17

第8回講義を受講して

宮城県仙台二華高等学校の武田一紗です。1217日の第8回講義について書きたいと思います。


午前中は、英語サロンで「減災アクションカードゲーム」を行いました。設定された災害の状況における行動となるものを、シンプルで分かりやすいイラストのカードの中から選び、その理由を説明しました。グループ内で理由を説明して感じたのは、相手に伝わるように説得力を持たせて英語で話すのが思ったより難しいということです。シチュエーションそのものは簡単でも、「地震が起きるとこのような危険性があるから自分はこう行動する」といった考えが、相手に伝わっていないな、と感じました。私自身の語彙力不足であったり、とっさに他の言い回しが出来なかったりと原因はいろいろあると思います。この機会で、改めて英語をしっかり勉強しようと気を引き締めることができました。

また、私のグループに来て下さった留学生はベトナム出身のタオさんで、とてもハキハキした方でした。高校生の私たちが遠慮がちになっていた様子を見て、「どうして恥ずかしがるの?間違ってもいいじゃない!私は日本語を少ししか話せないけれど、挑戦しているよ!」と話してくださいました。確かに英語サロンの初めはなかなか勇気が出ませんでしたが、10月の事務局の方からのブログを読み、英語で話そうと積極的に取り組んできたつもりです。しかし、やはり心のどこかに恥ずかしいという気持ちがありました。今回の英語サロンで活発に話しかけてくださったタオさんを見て、私の積極性なんてまだまだだと思い直しました。科学者の卵の講義に限らず、殻を打ち破るように、物事にチャレンジしていきたいです。


午後の講義は、安藤晃教授による「プラズマと核融合」でした。プラズマの仕組みを初めて知り、電子レンジで蛍光灯が光ることに驚きました。目に見えない小さなイオンと電子がとてつもなく大きなパワーを持っているプラズマ。宇宙探査や、新しいエネルギー源として様々な可能性を秘めているものだと思いました。私は、安藤先生の講義の中で「なぜ核融合や電気推進、宇宙探査の研究をするのか」というお話が印象に残りました。私たちの生活に直接役立っているとは思えない宇宙開発をなぜやっているのか疑問に思っていましたが、他分野の技術が育つ、将来、地球で暮らせなくなったときのためになるという答えが、私の中では腑に落ちました。ロケットに関わる電池や宇宙服の素材など宇宙探査のために研究され、共に発達してきた技術があります。そういったことは、巡り巡って私たちの生活の役に立っているのかもしれません。


そして、科学者の卵OBOG、東北大学の学生・院生との交流会で、東北大学の薬学研究科、農学部、工学部建築・社会環境工学科の方とお話をすることができました。研究内容、学部の特徴を始め、様々なことを伺いました。私は、まだ死亡する学部も絞り切れていないので、今後の自分の進路を考える上で参考になることが多くありました。1ターン30分とはいえ、オープンキャンパスでもこのようにじっくり話すのはあまりできないことなので、今回の交流会は有意義なものとなりました。私たちのために話してくださった大学生・大学院生の皆さん、ありがとうございました。


最後になりましたが、私は今回でやっと2回目のブログの投稿です。こういった文章を書くことに時間がかかってもゆくゆくは自分のためになるし、記事を書かなければ、という意識はあったのですが、日頃の忙しさを言い訳にして投稿していませんでした。せっかく月に1度の貴重な機会があり、これを支えてくださっている方々に申し訳ないと感じ、サボっていたことを反省しました。残された期間は長くありませんが、少しでも挽回できるように頑張りたいと思います。

そして、今回も私たちのために講義の運営や事前準備、協力してくださった皆さん、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校

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