東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.12.18

第8回を受講して

 栃木県立栃木高等学校1年の新井駿斗です。東北大学に向かう途中、福島県では辺り一面真っ白になり、仙台市は大雪かと思いましたが、宮城県に入るといつの間にか雪は無くなっていました。寒さを覚悟していつもより着込んでいたので、思っていたほど寒く感じられませんでした。

 

 今回の英語サロンでは、『減災アクション!カードゲーム』を体験しました。災害で使う単語は事前に調べてきました。普段は使わないような単語ばかりです。カードはシンプルな行動が描かれていたので、おおよその行動は簡潔に説明できました。留学生やグループの方からアドバイスをもらい、一つのカードから様々な考えに発展させることができました。最後に留学生から津波の詳しい説明があり、新しい知識を身に付けることができたと思います。
減災アクションカードゲームは防災教育教材として大学院生が開発したもので、隣にあるBOOOKという売店でも販売されていました。

 

 『プラズマと核融合』という安藤先生の講義ではプラズマ、宇宙、それにエネルギーと今重要視されていることについて未来を見据えて説明していただきました。プラズマが固体、液体、気体のどれでもなく、密度と温度がとても高い状態であることやエネルギー問題とその解決策、今後必要となってくる新しいエネルギー源として核融合が注目されていることが分かりました。蛍光灯、電子レンジ、それにテスラコイルを使った実験は見たことがありますが、体に電気が流れていることや、蛍光灯を手で持つと端でなくても光が出ることなど、新たな発見がありました。また、特殊相対性理論、一般相対性理論を車と宇宙船、進む電車と止まっている電車に例えていたので、『物体の運動が光速に近づくと時間の速さが遅くなる』という現象を簡単に理解できるようになりました。核融合はアニメや映画のキャラクターに使われていて、まだ先のことだと思っていましたが、大規模な実験装置による研究が進められていることから、近い将来には核融合による発電の実現が期待できそうです。

 

 科学者の卵OBとの交流会では、東北大学に限らず様々な分野の話を聞くことができました。入試制度や勉強についてのことや、大学に入って後悔したこと、大学の授業や大学生としての生活など幅広いことについて話していただきました。また、志望以外の学部、学科の話を聞くことができたので、様々な学部、学科の関係性や違いについても知ることができました。

 

 今日は今年最後の講義でした。仙台駅までは遠回りして定禅寺通り(光のページェント)を歩き、プラズマの疑似体験をして帰りました。残り3回となりますが、沢山のことを吸収し、今後の自分に生かしたいと思います。

投稿者:栃木県立栃木高等学校

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