東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.12.19

第八回科学者の卵養成講座を終えて

 宮城県宮城第一高等学校1年の熊倉凜南です。先日の講義について書きたいと思います。

 午前中行ったのは英語サロンでした。今回の英語サロンでは、「減災アクションカードゲーム」をしました。ネットなどで調べてどんなことをするのかということは知っていましたが、実際にはやったことがなかったので初めての経験でした。初めてやってみて特に難しいなと感じたところは、取った絵のふだについて選んだ理由を相手にわかりやすく英語で伝えることです。今までの英語サロンでは、事前に何を言うかある程度自宅で考えていくことができたため、今回と比べるとさほど難しくなかったように感じましたが、今回の英語サロンでは事前に調べられることが『逃げる』や『崩壊』など単語のみしかできませんでした。そのため、実際にカードゲームをやってみて、自分の知っている単語や調べていった単語の中から説明に必要だと思われるものを考えて、それを使って相手が理解できるように瞬時に組み立てることの大変さを改めて感じました。今回の英語サロンでは自分の苦手としている所が分かったので、思ったことを英語で相手に伝えることがもっとスムーズにできるようになるよう、努力を重ねていきたいと思います。

 午後に行ったのは、安藤晃教授による「プラズマと核融合~プラズマ・宇宙・エネルギー」の講義と大学生・大学院生のスタッフ・ひよこの方々との交流会です。プラズマについての講義では、特に核融合技術についてのお話は興味深かったです。私は今年の夏休みに学校で募集していた筑波の最先端の研究を行っている施設(高エネルギー加速器研究機構・食と農の科学館・サイエンススクエアつくば・つくばエキスポセンター・那珂核融合研究所)を訪問してエネルギーについて学ぶ宿泊研修に行き、核融合についての施設等を見学したり、講義や実験などでエネルギーに関するいろいろなことを学んだりしました。その時は、見学がメインだったので、大体の構造や目的が分かっても、具体的なところまではよくわからないことが多くありましたが、今回の講義ではプラズマとはどんなものなのかというところから詳しく説明してくださったので、非常にわかりやすかったです。家に帰ってからもう一度見学した時の資料や内容も見返してみました。核融合技術については難しい内容もたくさんありましたが、今回の講座を聞いてより理解が深まったように思います。

 また、その後の交流会では、私は医学部・薬学部・工学部の大学生の方々から話を聞きました。特に参考になったと感じたところは、大学入試に向けてどんなことに特に力を入れていたか、大学生になってみて高校のうちにやっておけばよかったと後悔しているところはどこか、普段どんな勉強をしていたかということなどです。ずっと聞いてみたいと思っていましたが、機会がなく聞けていなかったので、とても良い機会になりました。今回話を聞いてみてどの大学生も言っていたことは、英語の大切さです。大学に入っても論文を読むには英語が必須ということは知っていましたが、研究室に配属されると研究内容は全て英語で書かなくてはいけないということや教科書が英語のものもあるということは知らなかったので、改めて英語の大切さを痛感しました。

 今回の科学者の卵養成講座を通して自分の英語の未熟さやとらえ方の甘さを改めて感じたので、毎日少しずつでも英語を勉強してきたいなと思いました。今回講義をしてくださった安藤晃教授、大学生や大学院生のひよこの先輩方、本当にありがとうございました。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校

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