こんばんは。県立前橋高校の山田桂一です。
先日1月29日に第9回講義がありました。講義、と言っても、前回までとは大きく異なり、まずTOEICを受験し、そののちに「卵×トビタテ座談会」がありました。
TOEICは、勉強しよう、勉強しようと散々思っていたにもかかわらず、結局前日まで何もしていませんでした。英語苦手の私が一朝一夕で何とかできるはずもなく、手ごたえは皆無。英語サロンのあとには毎回自身の能力不足を痛感していたにもかかわらず、ついにここまで引き延ばしてしまいました。この講座で英語の重要さは幾度となく訴えられてきているはずであるのに、大いに反省すべき点だと感じています。留学するにしろ、論文を読むにしろ、学会で発表するにしろ、将来英語を用いなければならない場面は多々あるでしょう。未来を見据えて、英語の学習に本格的に着手すべきだと改めて思いました。
座談会では実際に留学を体験された大学生の方々から貴重なお話を頂きました。15分間の4つのセッションで4人の方からお話を頂いたのですが、将来留学を希望している私には非常に得るものの多い座談会でした。
私が話を伺った方々のお話の中には、いくつか共通していることがありました。留学先で出会った多様な価値観を持つ多様な人との交流が成長をもたらしてくれたこと。「自身があるから」留学するのではなく「留学を終えて自信がついた」こと。言葉の壁、慣習の壁など、色々なものにぶつかり、向き合うことで成長できたこと。知らないことを知ること、学問をすることはとても楽しいということ。などなど、熱を帯びた生きた言葉で語ってくださいました。
中でも特に印象に残ったことを幾点か紹介したいと思います。
まず、「自分のやり方次第でなんでも変わってくる」という言葉です。その方は、大学進学後に周りに不満を抱くことがあっても大体は自力で打破できる、といったようなことも仰っていました。私は、この方の、自分の置かれている状況に妥協しない姿勢に非常に感銘を受けました。そして、この決して妥協することのない姿勢こそが、留学という未知の体験に身を投じる原動力になるのではないかと感じました。
次に、高校時代にやりたいと思っていたことは大学に入ると大きく変わることがあるということです。私は大学では植物をやりたいと志望しています。しかし、高校生程度の知識量で決めつけてしまうと柔軟な思考で学び決断することができなくなってしまうのではないかと思いました。そのため、思考を閉鎖せずにより広い視点をもって多くのことを学んでていきたいと改めて思いました。この先も考えが変わらないとしても、無知なままでの希望と、博識になってからの決定ではその価値は大きく変わるのではないかと感じます。
なによりも、座談会で聞いたお話はどれも、留学したい、とより強く思わせてくれるような熱いものでした。留学という経験は、座談会で話してくださった方々にとってそうであったように、私にとっても将来のビジョンを大きく変えてくれる素晴らしい経験になるのでしょう。海外渡航経験すら一度もない私にとって、留学なんてものは伝聞と想像だけでしか知らないものにすぎず、抽象的なことしか言えませんが、きっと、自分を変えられるかもしれないという可能性は、未知の世界へ飛び込むに足る十分な原動力になってくれるだろうと期待しています。
そのためにも英語能力の向上は避けることのできない点だと思うので、日々の勉学に励みたいと思います。
今年度も本当に残りわずかとなってしまいましたが、今年の課題は今年中に克服できるように、また、少しでも多くのことを貪欲に自身に取り込めるように、精進したいと思います。
投稿者:群馬県立前橋高等学校