東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.02.19

第10回 科学者の卵に参加して

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。昨日の科学者の卵養成講座第10回特別講義について書きたいと思います。今回は「英語交流サロン」と佐貫准教授による講義「次世代素粒子研究施設:国際リニアコライダー(ILC)計画」、中山教授による講義「エンザイム ハンター ~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」がありました。

     

英語交流サロンは今年度最後でした。私は参加することができなかったのですが、どうだったでしょうか?絵を描いたという話も聞きました。皆さんのブログを見るのを楽しみにしています。振り返ってみると、英語交流サロンは9月に始まりましたよね。最初は皆さんの英語力に圧倒され、考えてきた原稿にかじりついてしまった覚えがあります。留学生の方からの私のレポートの返信に「恥ずかしがらないほうがいい」と書いてありました。それまで学校の授業をのぞいて海外の方と英語で話したことがなかったため、緊張していたのかもしれません。今も英語で話すというと少し身構えてしまう部分もありますが、恥ずかしがらず間違えることを恐れずに話すようにしています。また、英語といえば今回の受付でTOEICの結果が返ってきました。TOEIC Bridgeとのスコア比較表を見ると、成績が上がっていたので嬉しかったです。しかし、まだまだ足りないところも多いので、自分で英語を勉強する機会を作っていかなければいけないと思いました。

      

1つ目の講義は素粒子についてでした。「素粒子」という字から、先生がおっしゃっていた「あらゆるものの素となる粒子」というのは、なんとなく想像がつきましたが、小さい素粒子が大きな宇宙とも関わりがあることに驚きました。これまで宇宙というとスケールが大きすぎる気がして、あまり興味がありませんでしたが、小さな世界に置き換えられることが、とてもおもしろかったです。古代から不思議に思っていたことが、最近になって真実が分かったり、まだまだ分からないことがあったりすることが、宇宙の巨大さを表しているように感じました。今の段階で分かっていることでは、いつ宇宙が蒸発してもおかしくない状況でも、新たな素粒子が発見されば宇宙の安定さが上がるかもしれないことに、科学研究の凄さのようなものを感じました。私は一瞬でなくなって痛みを感じないとしても蒸発してしまうのは避けたいです。国際リニアコライダーができれば、日本初の国際組織になるというのも魅力的に思います。東京オリンピックもありますし、日本の国際化が楽しみです。また、佐貫先生が埼玉県出身(埼玉都民)だったということを聞いて、卵の高校生の中にも埼玉県に住んでいる方はいらっしゃいますが、一見遠そうな宮城で同じ出身地の方に出会えるということがおもしろかったです。

      

2つ目の講義は植物の酵素についてでした。今の段階で遺伝子工学に興味があるので進路の参考にもなりました。講義の中であったように、酵素は洗濯用洗剤に配合されるなど身近で役立っている反面、レポートの問題にあったように身近になったからか怪しい情報も出ていることに注意しなくてはいけないと思いました。最初の方は学校で習った生物基礎にも出てくるところで、基礎の確認とともに習ったところがどのように今の研究に関わっているのかを知ることができました。今、学校で勉強している基礎知識の重要性を再認識しました。後半は植物の色素と、それに関わる酵素についてでした。高校のSSHで半年間、グループ研究で染料についての研究をしていたので興味深かったです。青いバラなど見たことのある研究もありましたが、それらの研究過程を知らなかったので、とてもおもしろかったです。黄色の花のお話では、研究の裏側をユーモアたっぷりで聞くことができよかったです。小さいころの夢や考えていたことを思い出しました。最後には質問をさせていただきました。自分が質問した以上の答えを返していただき、とても嬉しかったです。本を頂けるからという理由だけで質問をしたわけではありませんが、始まる前にレジュメを見て欲しいと思っていた本を頂くこともできてよかったです。

tamago.png

今回は最後の講義の日でした。これまでのレジュメや資料をファイリングしていたら、手で押さえていても、写真のような量になりました。ちょうど、次回の今年度最終回でページが埋まるくらいです。この1年間で学んだことを全て財産にできるように頑張っていきたいと思います。受付では最初の講義のときに書いた「科学者の視点を持とう」というレポートも返却されました。このレポートや最初に書いたブログを見ていると、文章力の成長を感じました。書いているときは変わっているような感じはしませんが、最初はやはり下手でした。これからも伸ばせるように努力していきたいと思います。次回は発表会ですね。よりよい発表ができるように準備を進めていきたいと思います。最後になりましたが、先生方、事務局の方々、ひよこの方々、他スタッフの皆さま、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校

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