こんにちは。宮城第一高校の櫨 聖奈です。
早いもので1年生最後のテストも終わり、次回の科学者の卵で研究基礎コースも最後となりました。
研究基礎コースのブログを書くのが今回で最後だと思うと寂しい気持ちもありますが、先日の科学者の卵について書きたいと思います。
最後の英語交流サロンでは、伝言ゲームを行いました。伝言ゲームをやるのは小学生以来だったのと、初めて英語でやるということにワクワクしました。
伝言ゲームを通して、意外と動詞よりも名詞の方で手こずってしまうことに気が付きました。例えば目玉焼きという英語です。普段英語では言わないため、なんというか分かりませんでした。他にも例をあげるとペンギンの発音です。私は隣の高校生から〜ペンギンと伝わり、そのことを留学生に伝えました。しかし、なぜかペンギンを理解してもらえませんでした。言い終えた後に、日本語ではペンギンと発音するけど英語ではペングィンと発音することに気づきハッとしました。
私は今まで動詞がわからなければ英語は使えないと思い動詞の演習ばかりをしてきましたが、よく考えると名詞を知らないとものの説明も出来ないし、相手から説明されたときも理解することができません。だからこれからは名詞のものを英語でなんというから確認していきたいと思います。
この1年、英語交流サロンに参加し、「コミュニケーションツールとしての英語を使えるようになる」という目標にして頑張ってきました。TOEICの結果とTOEICBridgeの結果を比べてみてもスコアが上がっていたので嬉しかったです。英語交流サロンに参加しなくなると留学生と話す機会は減ってしまいますが、これからも話すことを大切にしていきたいです。
午後の最初は佐貫 智行先生の講義を受けました。私はまだ高校で物理の授業をうけたことがなく、物理ってどんなことなのだろうと思っていました。まず最初に驚いたのは、宇宙も人間も何もかもが素粒子から出来ているということです。普段そのようなことを考えていなかったため、手も足も、あの壮大な宇宙も素粒子でできていると考えるとスケールが大きすぎて混乱してしまいそうになりました。
また、初期宇宙で何が起きたかを再現するには...
という話しやILCにはとても興味をそそられました。2年生からはじまる物理の授業が楽しみになりました。
最後の講義は中山 享先生による酵素のお話でした。先生のお話を聞いて、体内での化学反応が円滑に進むのも花の色を決めるのも酵素が関わっていると知り、私たちが生きていく上で酵素は大切なものなのだとわかりました。細胞内の反応を制御して花の色を変えるというお話はとても面白く、このような発想をすごいなと思いました。私は幼い頃からアサガオを見てきましたが、黄色いアサガオがないことに気づきませんでした。このように人があまり考えないようなことに着目することが大切なのだと思います。だから、毎日をただ過ごすのではなく周りをよく見て様々なことに疑問をもっていきたいです。
工学研究科でバイオや生物も学べることには驚きましたが、また一つ進路の選択肢を広げることができたので嬉しく思いました。
1年間、様々な分野の講義を受けて色々なことを学ぶことができました。将来を考えるきっかけにもなり、最先端の科学を知ることもできました。また、毎月ブログを書いてきましたが、最初に先生がおっしゃっていたように文章を書くことが苦にならなくなりました。最初は何日もかけて書いたブログも、今では文がすらすら浮かんでくるようになりました。また、時間が無い中でもブログを書き通すというような強い意思も得ることができました。これら全てのことは私にとって大きな財産です。1年間、私に刺激を与え続けてくれた卵の皆さん、そして私たちをサポートして下さった先生方、事務局の方々、ひよこの皆さんには本当に感謝しています。科学者の卵で得たもの全てを今後に活かしていきます。
まずは明日の発表会、科学者の卵の皆さんが私に与えて下さった機会を無駄にせぬよう、全てをお話したいなと思います。
最後に1年間私のブログを読んでくださり本当にありがとうございました!
投稿者:宮城県宮城第一高等学校