東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.03.13

科学者の卵養成講座を終えて

こんばんは。 仙台育英学園高等学校2年の小原紅葉です。 先日、3月11日をもって「科学者の卵養成講座」が終了しました。 第1回から第10回では、レベルの高い講義を受けることができました。 今年度の初めに応募し、受講できるということが決まった段階では、これから自分がレベルの高い講義を理解し、ついていくことができるのかとても不安に思っていました。 ですが、最初の講義を受けた後にいざレポートを書くとなった際、理解しついていくというだけでは足りないということを思い知らされました。 私たち卵がひよことなり、さらに将来的に未来を担う科学者となるためには、得た知識をいかに活用するか、つまり、得た知識を用いて考えていく力が重要だと感じました。 重要なことは何かに気がついても、なかなか人を納得させられる、自分も納得する、柔軟で新しいことを発想する、それらをわかりやすい言葉で人に伝える、というのは私にとって難しいものでした。 ですが、講義をしてくださった先生方が、レポートを採点してくだっさったので、レポートを書く能力は一進一退を繰り返しながらも、一年前と比べてアップさせることができたのではないかと思います。 また、一年間の講義を通して、一見関わりの見られない分野同士も密接に関係し合っている、ということを知りました。 様々な分野に触れることができ、自分の興味が広がったのはもちろん、関わり合いを考えながら、他の分野に応用させられないかを考えながら講義に望むことができるようになったことも、自分が成長できた点の一つだと思っています。 次に、発展コースでのことについて綴りたいと思います。 11月から堀井先生のもとですい臓がんについて研究させていただきました。 私は中学二年生のときから病理学に興味があったので、発展コースに選抜され、病理学について研究されている先生のもとで研究できると知ったとき、本当に嬉しかったのを覚えています。 研究室に伺うようになってからの半年は、めまぐるしく過ぎて行きました。 本当に「めまぐるしい」という言葉が、過ごした時間を表すのには最適だと思います。(笑) 学校が終わってから毎日のように研究室に伺って、発表ポスター締切日ギリギリまで実験を続けました。 振り返ると本当に忙しい毎日だったなぁ、と思います。 自分の好きなことを非常に高い、最先端のレベルで研究させたいただけた毎日は本当にあっという間で、もう終わってしまったのか、という気持ちでいます。 11日の発表会では、プレゼン2位、ポスターセッション3位という結果でした。 賞をいただくことはできましたが、今もまだ悔しい気持ちでいっぱいです。 ですが、私たちが泣いていた時に渡辺先生がおっしゃったように「まだ終わりではない」です。また、堀井先生がおっしゃったように「結果がすべてではなく100%で取り組むことが大切」です。 本当に貴重で幸せな経験をさせてくださり、私たち高校生のために知識や実験を一から教えてくださり、貴重な時間を割いてくださった堀井先生には本当に感謝しています。 本当に有難うございます。 もうひとつ、書いておきたいことがあります。 それは、科学者の卵養成講座での「出逢い」についてです。 卵を通して、私はたくさんの人に出逢うことができました。 卵を受講していなかったら出逢うことができなっかったであろう友達、講義をしてくださった先生方、卵を運営してくださった方々、堀井先生、研究室の先生方、TAさん、大学生の方々、大学院生の方々、重点コースの2人、そしてここまで大変なことを乗り越えて一緒に研究を進めてきた森さん。 今ブログを書いていて涙が出てしまうほど、本当にすてきな出逢いでした。 卵がなかったら...ということを考えると本当に恐ろしい。それぐらい私にとってこれらの出会いはかけがえのないものです。 卵に関わっている全ての方々、卵で出会ってくれた仲間には、有難うございますという言葉では表しきれないぐらい、本当に感謝しています。 来年私は3年生になりますが、重点コースにチャレンジしてみたい、と思っています。 これまで以上に忙しい毎日になると思いますが、自分の能力を伸ばしていけるよう、そして何より、立派な研究者になって、いつかまた出逢えることを楽しみに、これからも100%で取り組んで行きます。 一年間お疲れ様でした。 そして、本当にありがとうございました! (以前渡辺先生にエディタについて教えていただいたのですが、試してみてもできませんでした。読みにくいものを投稿してしまい、すみません。読んでくださった方、有難うございました。)

投稿者:私立仙台育英学園高等学校

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