東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.03.29

What is 海外研修? その3

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。What is 海外研修?のその3ということで、3/21について書いていきたいと思います。

   

〈3/21〉

この日は、日系アメリカ人に関する動画を見た後、STEM高校の生徒とグループを作りリバーサイドのダウンタウンでフィールドトリップを行ったり、デザインチャレンジをしたりしました。

       

P3210186.JPGハラダ・ハウスの前。虹色のバラが飾られていました。

日系アメリカ人の動画は第二次世界大戦に関するもので、インタビューを交えた資料映像とGeorge TakeiのTEDの2本でした。これまでに見たことのある関連動画と違うような感じがしたのは、言語の違いだけでなく、考え方の違いもあるのではないかと思いました。フィールドトリップの中では、ハラダ・ハウスというところに伺いました。皆さんはハラダ・ハウスについて知っているでしょうか?私は海外研修の事前研修で配られた資料で初めて知りました。日本人のハラダ夫妻が渡米し、日本で子供の名義で買った家がハラダ・ハウスです。このころ、移民は家を買えないという法律があり、アメリカで生まれアメリカ国籍を持つ子供の名義で家を買ったのですが、近隣住民の反対が起こり、裁判になりハラダ夫妻が勝訴しました。その後、第二次世界大戦により家族は収容施設へ送られ、ハラダ夫妻はその施設内で亡くなってしまうのですが、子供が施設を出て、その家をつい最近まで守り続けていました。このような歴史が日本で知られていないことは、少し問題なのではないかと思いました。英語のサイトがあるので、ぜひ見てみてください。(英語の勉強にもなると思います。)

          

P3210176.JPGダウンタウンを散策中。ヤシが街路樹として、たくさん植えられていました。

ハラダ・ハウス以外のフィールドトリップでは、STEM高校の生徒と卵の受講生がチームを作り、リバーサイドのダウンタウンを巡りました。ヒントとなる絵と写真が配られて、それを参考に街の中から答えを探すというものでした。私はリバーサイドに何があるのか有名な場所以外知らなかったので、STEMの生徒に大部分を手伝ってもらいました。しかし、ただ連れて行ってもらうだけにならないように、多く話しかけることを目標にしました。街の中に中華系のパビリオンがあって、その理由を聞いてみました。理由は中国系の人口が、そのパビリオンの付近に多かったからだそうです。聞いてみると様々な情報を知ることができておもしろかったです。そのお返しのような感じで、日本について興味がある人も多かったので、英語で日本の生活などについて説明してみました。

        

P3210260.JPG私たちのグループの作品。日本とアメリカがコラボしました。

フィールドトリップの後には、デザインチャレンジというものをフィールドトリップと同じグループでやりました。日本(仙台)とアメリカ(リバーサイド)の架け橋となるような像を作るというテーマでした。私のグループには仙台市民がいなかったので、夏に行った七夕祭りをイメージして作りました。STEM高校の生徒は慣れているのか、てきぱきと様々なものを作っていて凄いと思いました。もう少しコミュニケーションをとって、深く参加したかったです。テーマが設定されていて与えられた材料も同じだったので、似たようなものができるのかと思っていましたが、全く違うものができて驚きました。完成した作品は博物館に置かせてもらいました。(いつまで置いておいてもらえるのでしょうか?) 

         

P3210104.JPGSTEM高校近くの風景。雨が少ないため、山に木が育たないそう。

ボランティアで植林作業もやっているみたいです。

STEMとの活動が終わって家に帰った後は、いくつかのホストファミリーと集まって、ディナーとボーリングに出かけました。予定では乗馬に行くはずでしたが、雨のためキャンセルとなりました。先生方がこれまでの2回の研修で雨を見たことのないと言っていました。この時期の雨は珍しいようです。地中海気候のようですが、砂漠気候にも近いそうです。水が不足しているみたいでした。

       

次回は3/22分(5日目)です。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校

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