東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.03.29

アメリカ海外研修について⓵

宮城県宮城第一高校1年の熊倉凜南です。3月18日から3月27日まで米国カルフォルニア州リバーサイド市にて海外研修を行ってきたので、その活動内容や感想について書きたいと思います。

(3月20日と21日は体調不良により参加できなかったため、その2日間は省きます。)

〈3月18日から19日まで〉

私たちは3月18日の夕方に集合し、成田空港近くのホテルに前泊をしました。ホテルでは主に事前研修が行われました。内容は、アメリカと日本の違いについて、日程確認、安全確認などでした。また、事前に振り分けられていた班ごとに22日から23日にわたって行われるSTEMの中学生や高校生に向けての授業の準備を行いました。私たちの班は花の解剖についての授業と紋切り遊びについての授業の2つをやることが決まっていたので、事前研修では主に紋切り遊びの授業で使う型紙の準備をしていました。そして、19日の事前研修には安藤先生もホテルまで駆けつけてくださり、注意と激励のお言葉をいただきました。

〈アメリカ時間3月19日〉

ロサンゼルス空港

〈ロサンゼルス空港とその付近の様子〉

ロサンゼルス空港には午前10時半につきました。日本とリバーサイドでは時差が16時間ほどあるので、とても眠たかったです。その後、バスである家の庭に移動して、ホストファミリーと初めて会いました。ホストファミリーが決まってからメールでのやり取りは何度もしていましたが、会ってすぐは初めて会ったという緊張もあり、ホストファミリーの話していることを全然聞き取れなかったり、自分の思っていることを上手く伝えることができなかったりしてとても大変でした。しかし、そのあとホストファミリーの人達と一緒に買い物をしたり、会話をしていく中で、緊張がほぐれていき、耳も慣れてきて少しずつ会話を聞きとることができるようになりました。

〈アメリカ時間3月22日〉

この日はまずSTEMワークス(花の解剖についての授業)がありました。リバーサイドに行く前に何度か打ち合わせはしていたものの、上手くいくかとても不安でした。文法や単語など上手く伝えることができるか不安が大きかったのですが、実際に中学生に授業をしてみると、意外と文法や単語などは中学校で学んできたレベルのものを駆使するだけでも、ある程度自分の伝えたいことが伝わるということが分かりました。また、英語を話す時はジェスチャーが大事ということは聞いたことがありましたが、話してみるとジェスチャーの大切さを身をもって感じることができました。

花の解剖

〈STEM中学校での花の解剖の授業の様子〉

その後SycamoreCanyon自然公園に行きました。ここでは日本との気候の違いによる植生の違いを実際に目で見て感じることができました。特に印象に残ったことは、日本の山には背丈の大きい木が生えていて、地面がふかふかしています。しかし、自然公園にある山は所々地表が見えていて、表面には背丈の大きい木ではなく、背丈が小さく花をつける植物が多く生えていました。また、地面は降水量が少ないせいかとても乾燥していて、岩のように固くなっていました。また、私は家族旅行でハワイ島に行った時に、山がほとんど溶岩でできているため、植物はほぼ生えていない状態で、生えているといっても地衣類が多くみられたことを思い出し、改めてその土地が置かれている環境や年月によって、植生の様子はとても変化するということを感じることができました。

自然公園

〈SycamoreCanyon自然公園の様子〉


その後、夕方から夜にかけては他のホストファミリーと一緒に色々なことをして過ごしました。初日と比べて頭で考えなくても言葉が出るようになり、スムーズに会話をすることができるようになってきたと感じました。

この後については次回の記事に書きます。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校

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