東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.03.29

What is 海外研修? その5

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。What is 海外研修?のその5ということで、6日目の3/23について書いていきたいと思います。

       

〈3/23〉

この日は、STEMでのシニアレセプションとリバーサイド市長表敬訪問、STEMワークスⅡが行われました。

     

シニア・レセプション.JPG鬼ごっこでは久しぶりに走り回りました。ちょっと疲れました。。

シニア・レセプションは、STEMの生徒との野外での交流、屋内でのサイエンスチャレンジ、ダンスという流れでした。

野外でのゲームは、以前に一度やった手をランダムに繋いでから、手を離さずに解いていくゲーム、日本でいう「機関車」のようなゲームと、新しいゲームをやりました。手を解いていくゲームでは、初めてグループの他のメンバーが全てSTEMの生徒という環境でした。少し前なら、そのような状況にならないように、全力を尽くしたと思いますが、この日は自分から、その環境に身を投じてみることにしました。いつの間にか、テンションや会話のスピードについていけるようになっていて驚きました。とても嬉しかったです。まだまだ気を使ってもらってゆっくり話しかけてもらうことも多いので、自然なネイティブどうしが話すスピードにも普通についていけるようになりたいです。新しいゲームは、日本でいう「つなぎ鬼」という鬼ごっこの一種のようなものでした。逃げ回っていたら囲まれて捕まってしまい、残念でしたが、逆に協力して捕まえられたときは、意思疎通ができ、とても嬉しかったです。今までSTEMでやったゲームの中で、日本と似たようなゲームが多いということは、何か科学的な子供の遊びに向いている理由があるのでしょうか?

屋内でのサイエンスチャレンジは、普段の状態と親指を手でテープに貼り付けて動きにくくした状態で、時間の速さを競いました。予想では、貼った方が遅くなると思ったのですが、実際は貼った方が速くできました。その理由として、1回目に貼らないでやっていたので、ミッションに慣れていたこと、上手くできるように工夫したことが挙げられると思います。例えば、ハサミを使ってハートを切り抜くというミッションでは、親指を使えないとハサミが安定しないことで手間取ってしまうと考えられたので、できるだけ手のひらからハサミが離れないようにして行いました。ハンディキャップや物理の考え方に繋がっていたと思います。

最後にはJust Danceというダンスゲームをやりました。スクリーンに映った振り付けを鏡写しで真似て踊るというゲームでした。日本のメーカーの作ったゲームですが、日本でメジャーではなく、アメリカで知らない人はいないというゲームがあることに驚きでした。日本にはなかなかない雰囲気で楽しかったです。

    

市役所からの眺め.JPG市長室のある階からの眺め。見晴らしが良かったです。

STEM高校での活動後には、リバーサイド市長表敬訪問をするために、リバーサイド市役所まで行きました。

着いた段階で面会時間まで約30分間あったのと、市長がお忙しかったため、リバーサイドについての説明を受けました。姉妹都市提携を結んでから60周年というのは知っていましたが、アメリカで初の姉妹都市提携が仙台市とリバーサイド市である聞いて驚きました。市の職員の方からは、リバーサイドの簡単な歴史とダウンタウンの説明をしていただきました。リバーサイドはオレンジの栽培と第二次ゴールドラッシュ、学園都市で栄えた街だそうです。水が足りないため、コロラド川という少し離れた川から水を引いてきているそうです。リバーサイドのダウンタウンで最も大きい建物は何だと思いますか?それは、刑務所だそうです。ビルのようになっていて日本と違うなと思いました。刑務所と裁判所は地下通路で繋がっており、外で護送する必要が無くなっているようです。最上階の市長室の外から見た景色は、見晴らしがよく、とても綺麗でした。

市長はとても優しい方で、いらっしゃったときに、全員と握手をしてくださいました。この海外研修の最初では、ホストファザーもやってくれていたそうです。その後、市長室の中で仙台市民の卵が親書の手渡しと挨拶をしました。もう少し、ご一緒したかったのですが、かなりお忙しかったようで、できませんでした。勇気を出して、もっと話しかければ良かったと後悔しました。可能であれば、またお会いしたいです。

     

像の解説.JPG像の解説。全部を辞書に頼らず理解できるようになりたい!

表敬訪問が予定よりかなり早く終わったので、小さめのディスカッションをしました。市役所の近くのホワイトパークが日本庭園になっていますが、その裏側は治安が良くないそうです。あの近くにSTEMの高校生と行きましたが、私たちが深く考えないでも治安の良くないところで過ごせたのは、現地の方のおかげなのだなと思いました。STEMの高校生は今日に3時間のテストがあったそうで、忙しい時期にもかかわらず、一緒に遊んでくれたことが分かり、とても嬉しかったです。テストの出来は良かったと言っていました。私もそのくらい余裕を持って勉強しなくてはいけないと反省しました。

小さめのディスカッションの下調べとして、市役所前にある像について班ごとに調べました。私たちの班はアメリカの奴隷解放運動の像について調べました。解説が像の近くにありましたが、もちろん全て英語で、読み解くのに日本語の十数倍の時間がかかってしまいました。英語を日本語と同じくらいのスピードで読めるようになりたいと思いました。

ディスカッションは「これから原田ハウスをどうするのか」というテーマでした。まず2つの班でまとまり意見を深めた後、4つの班全員でさらに集まり深めました。テーマが難しかったからか、論点の理解が大変でしたが、全員のそれぞれの意見を聞けて良かったです。少し喋りすぎてしまったことが反省店です。私は、情報発信が最も重要なのではないかと思いました。その中でも、ホームページに日本語を追加すればいいのではないでしょうか?英語というだけで、目を背けてしまう日本人はたくさんいると思うので、それを防ぐためです。他にも科学的な考えが出てくるなど、とてもおもしろかったです。

     

書道2.JPGSTEMワークスで使ったノート。努力の跡が...?

午後のSTEMワークスⅡでは、今度は高校生向けに、書道の授業をしました。同い年か年上なので、昨日の中学生向けよりも緊張しました。この授業のシステムは、人数の上限だけが設定されていて、好きなところに行くというシステムでした。私たちの書道の授業には、この日に行った授業の2回とも椅子が足りなくなるくらい、たくさんの高校生に来てもらい、とても嬉しかったです。ホストシスターや、いつも一緒に行動する生徒もいました。日本文化に興味がある人も多く、話も弾みました。特に、あなたの名前を書きたいと言ってもらえたときは嬉しかったです。私の名前がYayaと同じ文字になるので書きやすかったのかなと思います。

この日のホストファミリーとの交流では、一緒にカップケーキを作りました。日本には無いカラフルさで驚きました。また、レシピの温度表示が日本と異なり、少し戸惑いました。(350°Fと書いてあり、日本の表示のしかただと200℃でした。)

カップケーキ.JPGカップケーキの完成。アイシングもして、さらに華やかに!

    

次回は3/24(7日目)について書きたいと思います。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校

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