みなさん、お疲れさまでした。
仙台青陵中等教育学校4年山本望海です。
遠くから来られたみなさんは青葉山が寒く感じられたでしょうか?
今回は午前中に4回目の英語交流サロンがあり、午後は中山教授による「エンザイム ハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」の講義と、科学者の卵のOB・OG/東北大学の学生の方たちとの交流会がありました。
午前中の英語交流サロンでは、留学することの意義や利点について、実際に経験した先輩からお話を聞くことができました。
私は、「自分の国(日本)を外から見てみて、外国からみた自分の国に対する考え方を知る」ことが「自分の国を考えて、良くしていくうえでの手助けとなる」という言葉が印象に残りました。
私は最近ある方の講話を聞かせて頂く機会があり、その方が「グローカル(global+ local)」に生きてほしいと仰っていたのを思い出しました。グローカルとは、世界中の人々とつながり、世界を実際に目で見て体験し、そしてそれを自分の身近な人や地域のために何かしらの形で活かしていく生き方のことです。
私はグローカルに良さを感じていたのですが、今回の英語交流サロンを通じて、留学はこの生き方を実践していく第一歩になるのではないかと思いました。
また午後の講義では、酵素がヒトや植物などあらゆる物質に対し、比類のない触媒として利用ができることや、世界を相手に研究をしていくことの大変さと面白さを教えて頂きました。
中でも特に興味を持ったのが、花の色を酵素遺伝子によって変えるというものでした。そもそも、花の色の違いというものは科学的に説明できるものだというところから少し違和感を感じ、そして自分が普段から自然と科学を分けて考えてしまっていたことに気づかされました。
そして色を変えた花を創る研究を進めていくプロセスを聴いて、研究には多くの費用と時間、努力、忍耐力が必要なのだと思い知らされました。しかし、中山教授はその苦労をとても生き生きと語っており、私はやはり研究の道は楽しそうだなと感じました。
最後に私たちの先輩である卵のOB・OGの方たちとお話を聞くことができ、自分が研究をしたいのか、それとも臨床をしたいのかで大きく選ぶ道が変わるので、学部を選ぶときにはその先もある程度見据えておく必要があることを改めて感じました。
自分の研究をさらに深めるために海外へ「研究留学」へ行った先輩方のお話を聞いて、研究留学にとても憧れました。
今回も学びや考えさせられることが多く、このような機会を活かして少しずつ自分の将来設計を立てていきたいです。
追伸・私は生まれたときに、病院の辺り一面にコスモスが咲いていたということで、コスモスが好きです。そしてみなさんお待ちかねのクリスマスが近いということで2つのお花の花ことばを紹介します。
[コスモス]
(ピンク色)乙女の純情
(赤色)乙女の愛情・調和
(黄色)野生的な美しさ・自然美・幼い恋心
↑人工的に作られた黄色いコスモスなのに野生的というのは面白いですね
(白色)優美・美麗・純潔
(黒色)恋の終わり・恋の思い出・移り変わらぬ気持ち
[ポインセチア]
(赤色)祝福・幸運を祈る・私の心は燃えている・清純
(ピンク色)思いやり・純情
(白色)慕われる人・あなたの祝福を祈る
色によって与える印象や花ことばが違うということで、真っ青な花が創られたとき、どのような花ことばがつけられるのでしょうか。楽しみです。
投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校