今日の活動:
①stem school band concert
②UCR訪問
③Bourns訪問
④ジェンガ
①朝から素敵な演奏が聞けて幸せでした。私のホストシスターも、フルートを演奏していたんですよ!彼女はフルートだけでなくトロンボーン、チェロ、ピアノも演奏します。凄いですね。そう言えば昨日、私がベートーベンを何曲か弾いたら、お返しに月光を弾いてくれました。"I'll play my Beethoven."という言い方がかっこよかったです。持ち曲のレパートリーが多すぎて、本当に多才だな、とつくづく思いました。
②見せていただいたものの中で特に興味を持ったall electronic busと bio fuel についてホストファミリーと話してみました。ホストファザーの考えではall electronic bus>bio fuelだそうです。確かにbio fuelはカーボンニュートラルをを構成する観点では増減0かもしれませんが、食料危機という観点では問題がありますね。私も、植物由来燃料を使って構成したカーボンニュートラルには持続性があまりないのではないか、と思っています。natureの討論の資料にもあったように、温暖化による山火事、高温、乾燥などによって植物の光合成量が地球全体で低下している状態で、育てる植物を増やすことは、CO2を植物が人間の想定通りに吸収してくれるという計算のもとでのみうまくいくことであって、実際はその通りにはいかず、排出の吸収に対する比率が増加し、裏目に出てしまうのではないでしょうか。明日それについても話してみようと思います。
③Bournsという名前をどこかで聞いたことがあるな...と思っていたら、大阪に支店があったのですね。Bournsの歴史を聞いてとても感動しました。その当時Bournsがベンチャーだったかは分かりませんが、西海岸ではベンチャーが多いと聞いたので、現社長のご両親の実行力はその精神にも通じるものがあるな、と思いました。ホストファミリーとBournsの避雷針についても話しました。地面に雷の電気を逃がすんだよ、と言ったら、ホストブラザーが即座に、逃がすだけじゃなく後で使うためにためておいたらどうかな、と聞いてきました。彼は12歳なのですが、そうは思えないほどの発想の豊かさにとても驚きました。彼も将来、Bournsの創業者のような偉大な人になるのでしょうね。
④あんなに大きいジェンガは初めて見ました...。全部stemの生徒さんが自分たちでつくった、ということをふと思い出すと、つくづく凄いなと思いました。それを作った工学の教室では、橋の強度を計測するために上に乗せたものと、橋と床の間の距離を計測するという活動もしているそうです。より専門的で実践的な学習、とても羨ましかったです...。
ホストファミリーとの今日の会話の中でのこと。
ホストファザーが俳句好きだそうで、俳句について話したのですが、ホストファザーは芭蕉、一茶、子規が好きだそうです。
「バショウってバナナの一種だよね?」と聞かれて、私はよく知らなかったのですが、調べてみたところ、バショウもバナナもバショウ科だそうです。果実の形は違うのですが、葉の形がそっくりなのです。1枚目の写真がバナナ、2枚目がバショウです。是非比べてみてくださいね。
芭蕉の原産国は中国と言われていますが、英名はJapanese bananaなのだそうです。面白いですね。ホストファザーは、「芭蕉は中国と日本、両方の要素を取り入れたんだね」と言っていました。
ホストマザーとは、言語についての話をしました。ホストマザーは台湾出身で、Tiny(台湾語)を話します。一方、ホストファザーはアメリカの方ですが、Pinyin(中国語)を話します。(もちろん2人とも英語は話しますよ!)
ここで、TinyとPinyinの違いについて少し説明します。私の家は見性寺という寺院なのですが、それを例にとってみましょう。
日本語:ken-sho-ji
Tiny:jian-sin-si
Pinyin:jian-xing-shu
TinyとPinyinどちらも「ジンシンスー」と発音しますが、スペルが違います。中国には千を超える方言があるそうで、日本にもたくさんの方言があると思っていましたが、中国には到底及びませんね。驚きました。ただ、ロシアにはほとんど方言がないと聞いたことがあるので、国土面積と方言の数は比例しないのだろうと思います。
今日はたくさんホストファミリーとお話できてよかったです。(見学の内容は英語でメモしておくと後でホストファミリーと会話しやすい、ということに気が付きました。専門用語をすぐ日本語から英語へ、英語から日本語へと直すのは結構大変なので、そういった意味でもこの方法はいいかもしれません。)
秋田県立能代高等学校2年
佐々木円花
投稿者:秋田県立能代高等学校