青森県立八戸北高等学校2年生の馬場日和子(ばば ひなこ)と申します。講座に参加された皆様、本当にお疲れ様でした。第一回目ということで、緊張した中での参加となりましたが、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。今回は講義についてブログを書きたいと思っています。自分の考えを文字にして相手に伝えるとこは苦手ですが、「アウトプットする能力を身につける」ことが大切であると先輩方からアドバイスを頂いたので、これから努力していこうと思っています。初めてのブログなので、温かい目で見てくださるとありがたいです。
まず、最初に受講した久利美和先生の「災害科学情報を活用する!-火山災害を事例に考える‐」について自分の思ったことを書いていきたいと思います。中学校の時に習った火山の形や性質、今回の講義で初めて知った噴火形式やマグマの発生などを分かりやすく教えて頂き、あまり深く掘り下げたことがなかった分野でしたが、もっと知りたいと思いました。特に印象に残ったことは、科学者と行政、科学者と住民との間での認識の違いが原因で被害が出てしまうということです。科学者が火山の噴火を予測し、予測した事柄を行政や住民に伝えたとしても、齟齬が生まれ、誤認により行政の判断が科学者が求めていた対応と異なったり、長く住んでいる経験から「山のことは自分が一番知っている」と自身の判断で行動する住民が出てしまうことで被害を抑えられないのは今後も大きな課題となると思います。折角、予測が当たっているのに、被害を最小限に出来なければ意味がありません。しかし、この発言も結果論でしかなく、予測が外れてしまった時のことも考えると、行政や住民の行動も全否定出来る訳ではなく、火山の噴火の予測は大変難しい分野であるなと感じました。現在では、科学者は心理学者と連携して情報を伝える形をとるということで、火山の噴火という一つの分野でも、様々な人の力が必要になることが良く分かりました。
次に、伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組み換え植物」について書きたいと思います。私は前々から大豆やトウモロコシを使用している製品に「遺伝子組み換えでない」と表記されていることに疑問を感じていたので、とても楽しみにしていた講義のひとつでした。まず、遺伝子組み換えの話に入る前に、遺伝子の機能を調べる方法について教えて頂けただけでなく、ブロッコリーからDNAを取り出す実験を体験することができ、今までより遺伝子を身近に感じられることができました。そして遺伝子組み換えについてのお話を聞き、アグロバクテリウムについて詳しく知ることができました。私はこの講座を受ける前まで、アグロバクテリウムは動物にも必ず感染し、それによって遺伝子組み換えをすることが可能であるものだと勘違いしていました。自分の知識の誤りを訂正することができたので良かったです。レポートでの、遺伝子組み換えによる画期的な植物を考えるところでは、私は発光する植物があったら面白いのではないかと考えました。それに必要な遺伝子は、日中に光をため込み、夜に光を放射する機能を持つ遺伝子だと考えています。既にヒカリゴケという植物がありますが、ヒカリゴケは自分から光を発しているわけではなく、光を反射することにより、光っているように見えているので、植物自身が輝けるよう遺伝子組み換えをすることが出来たら、竹取物語に出てくる竹のように光った竹を作ることができるのではないかと思っています。また、暗闇で光る花を作れたら、夜、花畑をライトアップせずとも、光り輝く花々を見ることができます。幻想的でファンタジーな景色であること間違いなしです。今あげた例は趣味の範囲に過ぎませんが、使い方を変えれば、夜の街灯を光る植物に置き換えることにより電気の消費を抑えられると思っています。
正直に言うと、今回自分が理解できた講義の内容は半分にも満たないと思っています。理解することができなかったことにとても悔しさを感じています。しかしここで諦めるのではなく、休み中に自分で調べられるものは調べ、それを元に自分なりに再度考える努力をしていきたいと思います。今回はあまり他校の生徒の皆様とお話しすることができなかったのですが、もっと会話をして刺激を受けたいと思っているので、話に付き合ってくださると嬉しいです。一年間、よろしくお願いします。
投稿者:青森県立八戸北高等高校