こんにちは。岩手県立盛岡第一高等学校の金澤青空(かなざわはるく)と申します。自分のブログでは講座で自分が考えた意見は勿論、その意見に関して付随して考えたことも書こうと思っているので、少々脱線するかもしれないですが最後まで読んでいただけると有難いです。
まずは開講式ですが、幸いにも自分は後ろの方の席でありましたから講座に参加していた人の様子を見ることができました。「自分のことに集中しろよ!」と思う人もいると思うのですが、やはり他人を学ぶことも大事だと思うのです。僕は講座の参加者を見渡しながら、「自分と話の合う人はどのくらいいるのだろうか。」「どのタイミングで皆はメモをとるのだろうか。」などと考えていました。勿論講義中は講義に集中していましたが。周りを見渡すとやはり頭の良さそうというか、高い志を持っていそうな人ばかりでその雰囲気に圧倒されて意欲を失いかけました。しかしながら、自分が自己推薦の中で選抜されたのには何か理由があるはずだと思い、自分に誇りを持とうと思いました。その誇りとは「物理学」です。自分は小学生の時から物理学に興味を持っていました。それ以来自分は物理学を最大の興味として生きてきたのですが、これ以上話すと長くなりそうなので次回以降の活動ブログやまちかどサイエンスの方で話したいと思います。
話が脱線しました。話を戻します。次にH29の受講生の方々による報告です。自分はこの報告を聞いて、「やはり英語なのだなぁ。」と思いました。自分も将来英語が必要になってくることについては、薄々どころかはっきりと明確に気づいていました。もとより、学者と称される方達は研究結果について国際的な交流を必要とします。自分も将来は学者と呼ばれたいので当然英語は必要になってくるわけです。でも、どのようにすれば英語が身につくのだろう?まさか、科学者の卵でそんなことを考えるとは思いませんでした。この報告によって自分は将来についてよく考えることができたと思います。
やっと本題の講義について話すことができそうです。今回は地学と生物学についての講義ということで物理好きの自分にとっては学ぶことが山のようにありました。その山がとても高すぎて頭に入らなかったことも多少ありましたが。しかしながら、その山を少しづつ切り崩して講義内容を整理整頓するというのが講義後のレポートなのだと思います。そして、山を切り崩した後の土地に家を建てていくという作業、すなわちこの活動ブログに講義後一息置いてから書くことによって自分自身に講義で学んだことが吸収されると思うのです。これはH29受講生の方達が話されていた通りです。
さて、我々卵の初めての講義は災害についてでした。災害大国と呼ばれる日本に住んでいる我々にとってはやはり重要な分野なのではないでしょうか。自然科学と呼ばれる学問が目指しているものの一つとして「我々の生活を安全にする」ということがあります。今回の講義の場合は「いかに確実にかつ安全に山と生きるためには」というのがテーマだったのではないかと思っています。そのためには山を知る必要があるということです。家に帰って一息ついたところで一つ疑問に思ったことがありました。講義の前半で「岩石が溶け始める温度は水を含んでいると通常よりも低くなる」という主旨の内容がありました。なぜ水を含むとそうなるのか?僕はその原理が気になりました。水を含むことによって地殻内部全体の圧力が大きくなるからでしょうか?水と岩石の比熱が関係しているのだろうか、とも思いましたが自分の頭だけでは結果まで導くことができませんでした。疑問は残りましたが、この講義では学者の立場としてどのように伝えるべきか、ということを学び、考えさせられました。
続いての講義では遺伝子についてでした。ちょうど学校でやっていた範囲でもあったので、復習と予習を一気にしたという感じです。時折ドラえもんネタを入れてきたのは我々を飽きさせず興味を引く工夫されていたのだと思います。学者に限らず、様々な職業でプレゼンテーションが必要となるのでそのことに関しても学びました。自分は遺伝子に関して感じることがあります。遺伝子を学んでいるとなんだか人間が機械のように見えてくるのです。ATGCの並びだけで決まった働きをするということに対して特にそう感じます。人間機械論という言葉が数多くの議論を経てきたように、自分の頭の中でも様々なことを思考してしまうのです。この講義では、我々人間を含めた生物をどのようにして研究しているのかを理解することができました。
第一回講座だけでもかなり多くの思考をしました。思考した内容が今回の内容に即したものやそうでないものも含めて、自分が考えたことに関しては無駄は無かったと思います。第二回以降の講座でも様々なことを思考していこうと思った第一回講座でした。
投稿者:岩手県立盛岡第一高等学校