こんにちは。青森県立八戸東高校2年生の高橋実久(たかはしみく)です。第一回目の科学者の卵養成講座に参加の皆様お疲れさまでした。学校では経験できない貴重な体験をすることができて感激の1回目でした。レポートを書くことも私にとっては難しく、稚拙な文章になってしまいましたが、毎回のレポート提出で少しずつ、自分の考えを文章に起こす力を身につけていきたいなと思います。
まず、久利教授の「災害科学情報を活用する!」では、火山のことについて学びました。噴火形式によって災害も異なることや低温でもマグマが形成されること、十和田カルデラや八戸火砕流のお話では、八戸に住む私の生活は、火山災害が身近なところにあることに驚きました。
私は小学三年生の時、東日本大震災を体験しました。「火山と地震どちらが怖い」という問いで、何日も停電になった日や、続いて起こる余震や緊急地震速報の響く音を思い出し、地震の方が怖いのかな?と思いました。しかし、この講義で噴火等で日本でもたくさんの犠牲者が出ていることを知りました。私の住む青森県にもいくつかの火山やカルデラ湖がありますが、温泉や観光地としてのイメージが強く、災害について考えていませんでした。日本列島は火山島です。昔から火山とともに暮らしてきた歴史があります。火山と共存し、安全に暮らしていくためには科学技術の発展が必要だと感じます。今回の講義で火山について今まで以上に興味が湧いてきました。ありがとうございました。青森県にある美人の湯に入り、美人になることを目指しながら、火山との共存について自分の考えをまとめていきたいと思います。
次に、伊藤教授の「DNAと遺伝子組み換え植物」では、私が興味を持っている内容でとても楽しく学ぶことができました。学校ではあまりやらない実験も、初めて出会った仲間と一緒に体験し、実際に自分の目でDNAを見ることができて、とても感動しました。
スネ夫君とスネ夫のママのように、遺伝子は親から子に伝わります。スネ夫は人間なので、有性生殖です。無性生殖とちがいコピーにはならないけれど、スネ夫君はかなりママに似てるなあと不思議に思いました。スネ夫パパの遺伝子が気になるところです。すべてはDNAで決まるならば、遺伝子組み換えの技術が発展すれば、医学分野はもちろん、食糧問題、環境問題、科学分野のあらゆる部分に有効活用できる技術だと感じました。将来この分野の研究者として世界で活躍したいと思っている私には興味を掻き立てられる講義でした。
クルミを食べると血管が柔軟に保たれたり、ダイエット効果もあるなど健康に良いというTV番組を見ました。しかし、私の母は、張り切ってクルミを食べた2日後には吹き出物が出てしまい、大きなショックを受けていました。私はクルミよりもケーキなどの甘いものでニキビが出てしまうので、これも親と子の、ちょっとした遺伝子の違いによるのか、ただの食べ過ぎなのか、考えてしまいました。
私たちは、毎日の食事でいつも遺伝子を食べていることを知りました。時々は、太古から受け継がれてきた遺伝子の神秘や生物の進化について考えながら食物を味わってみるのも良いかなと思いました。
今回の初めての講座は、緊張したけれど、大学教授の講義を初めての友達と一緒に受けることができ、とても有意義な時間になりました。これからもよろしくお願いします。
投稿者:青森県立八戸東高等学校