東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.07.22

一般常識って?

はじめまして。立教女学院高等学校1年の金子悠夏です。東京から仙台への初一人旅。仙台に行くにつれて増えていく自然。海町で育った私にとって、一面の山や畑は "非日常" であり、自分が科学者の卵として参加する自覚を改めて感じさせてくれました。
Twitterで「科学者の卵」と調べると本当に科学が好きで熱心な、もう研究者なのでは?!というような人が出てきて、私がついていけるのか、不安でしかありませんでした。
実際皆熱心で、本気で科学者になりたいという願いが届いてきました。
仲良くなれるか心配だったのですが、皆快く受け入れてくれました。既にコミュニケーション能力が身についてきているような気がしました。
文章がとても拙いと思うのですが、何卒よろしくお願いいたします。


さて、1講座目の久利美和先生のお話ですが、"災害科学情報" なんて、興味とはかけ離れた事柄でした。住んでいる土地の影響か、地震のことしか頭になかった私に、火山の恐怖を感じさせてくれた、そんな講座だったと思います。
もしも急に火山が噴火した場合の避難方法なんて、1度も教えられたことがありません。なのにもしも噴火するというメールが来たら、パニック状態の私はどうするのでしょうか。生きて帰れることは出来るのでしょうか。

家に帰り、家族にこんな質問をしました。
「1.避難指示 2.避難勧告 3.避難準備、どの順番でやばいと思う??」
これは講義中にもあった質問ですね。大多数の方が正解の"1、2、3"だったと思います。
ですが母は「1、3、2」弟は「2、1、3」だったのです。
どちらも不正解ですね。母は勧告の意味を知っている上での意見、弟は勧告の意味を知らず、難しいから、ということでした。
講義の中で、「最近はしっかりと理解されるようになった」とありましたが、それは常日頃勉強している高校生だからなだけなのだと思います。
勧告より指示の方が大事、と手を挙げた人の何人かは、周りに流されただけで実際はわかっていなかったのかも知れませんね。私もそのうちの一人でした。

つまり、まだその"常識"は通用しないのです。
せっかく研究者が努力し、災害を防ぐ手段が
発見されたとしても、それはまったくもって活用することが出来ないのです。
学生であれば何らかの機会で学ぶことは出来るでしょう。ですが、そうでない人の場合、そしてメディアを見ることのない人の場合は、活用できませんよね。
専門知識を持っている人達の思う"常識"と、一般的な人々の"常識"はかけ離れているのだと、この講座を通して私は感じました。

何も知らない人々のために、登山者或は付近の住民には強制して危険を呼びかけること、そしてその時の避難の仕方などをしっかりと呼びかけることがまだまだ足りていないと思いました。活用すべき科学をfullで活用しないと、意味がありませんからね。
もし、どんな噴火からも身を守ってくれる登山用バックパックなどがあれば便利ですね!
(現在共同開発中!)


次に2講座目の伊藤幸博先生の" DNAと遺伝子組み換え作物 "について。
私はこの授業で衝撃を受けました。それは
「チンパンジーと私って1.2%しか違わないの?!」ということです。
猿の進化系と言われる私達は実は遺伝子的にはそんなに進化していない、あまり変わっていないと感じ、大変衝撃的でした。その1.2%の遺伝子には、どれだけの情報が入っているのか、と思うと遺伝子は偉大ですね。まあチンパンジーから人間になったのは、メガシンカどころかミクロシンカと言った所でしょうか......。

家に帰り、考え直してみたところ、こんな質問が出てきました。
「人間Ver.のアグロバクテリウムみたいなやつっていないのかな」
講座中に、「人間はすべての遺伝子を消化しているからブロッコリーを食べてもブロッコリーの 人間にはならないんです」と聞き、もしも消化できないDNAがあればその生物に変化してしまうのではないか、、?アグロバクテリウムのように、人間に遺伝子を入れることは出来ないのか??と思いました。
今現在、人間の体外受精がそれに近いのかも知れません。そして、それを発展させたのがクローン人間なのかなと思います。それを活用したら改造人間とかも作れそうですよね。

遺伝子の摘出などに関して、全くもって専門知識がないので、分かりませんが、遺伝子組み換え人間Ver.が活用できれば、人間の力を全て出すことが出来るのではないかなと思いました。
たったの1.2%でチンパンジーを人間に変えてしまう遺伝子様なのだから、これくらいきっとできますよね!

また、質問タイムの時、先生が「ちょっと質問の意味がわからなかった」と仰り、聞き直してくださった時がありました。受講生の質問を受講生全員と共有し、わかりやすく捉えられるようにして下さり、的確なAnswerをだすことによって、理解を深めることが出来る。そんな姿勢にとても魅力を感じました。



ふたつの講座を受けて、科学者の努力をもっと活用できる可能性を感じました。私達の一般常識は自分たちの身を守るにはあまりにも欠落している。私たちの危機管理能力の低さが死に直結している、と思います。
一般常識もない私が今回の講義を理解することはあまりにも無理難題でした。でも、"聞く"だけでも無意識に科学の世界に吸い込まれて行った気がします。
大変長くなりましたが読んでくださりありがとうございました。
ほかの方のブログも全て読ませて頂いたのですが、皆さん文章が上手で読むのが精一杯でした(笑)本当に尊敬します
次回はとても好きな分野なので、どんな話が聞けるか楽しみにしてます。
1年間よろしくお願い致します。
See you again!

投稿者:立教女学院高等学校

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