皆さんこんにちは。宮城県仙台二華高等学校一年の川村琉菜です。
最近見たサイトで、ブラジルでは誕生日の人に小麦粉と卵を投げてお祝いするという記事を目にし驚きを隠せないでいます。一回やってみたいなという気持ちもありつつここはブラジルではないのでなかなか他人にはできませんね...来年妹に向けてやってみようかなと画策しております。
さて、話は第3回の講義内容に移りたいと思います。第3回の講義では「量子アニーリングと未来の情報科学」「21世紀のがん医療~Precision Medicineと遺伝子医療~」を学びました。
まずは大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」について。物理、製造、農業、防災。関係ないように見える4つの単語ですが「組み合わせ最適化問題」によって支えられているという共通点があります。「組み合わせ最適化問題」とはどうすれば一番効率的に出来るかというのを二次関数で求めるというもの。人力だと莫大な時間がかかりますが今は科学が発達した時代。公式にあてはめると量子アニーリングマシンというものが一瞬で答えを導き出してくれます。
加えて私が講義の中で感動したのは今学んでいることがちゃんと世の中の役に立つということです。そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが今学んでいることって将来使うのかな...と不安になっていた私にとってとても大きな光になりました。数学単体、物理単体ではなかなか社会に出て使う機会はありませんよね。ですがそれらを組み合わせれば今現在社会において問題となっていることも解決できるかもしれない。そう考えたら勉強への意欲が湧きました。
次に堀井先生の「21世紀のがん医療~Precision Medicineと遺伝子医療~」です。時々ガンとカタカナで表記されてるものを見かけますが医学的には使わないそうです。ちなみに癌腫とは上皮性悪性腫瘍、上皮(消化器、呼吸器、泌尿器など)にできるもの。肉腫とは非上皮性悪性腫瘍、上皮以外(筋肉、血管、血液など)にできるものだそうです。皆さんご存知でしたか?私は今回初めて知りました。国立がんセンターの公式ホームページには様々な情報が載っているそうなので是非調べてみてください。
腫瘍には良性型と悪性型の2種類あり、悪性型のほうをがんと呼びます。がんは異常なほどの増殖性を持ちその場で増えていくだけでなく、周りの器官に広がっていったり(浸潤)、血管やリンパ管に入り込み流れに乗って体中に広がったり(転移)します。
がんは年齢が上がるにつれかかり易くなります。2020年のがん罹患数予測の表によると1,012,000人もの人ががんになっているようです。これは二人に一人ががんになるリスクがあるということです。ただがんにならないため、一次予防として禁煙、節酒、運動、適切な食事、適正範囲の体重維持などがあげられます。また、悪化させないために二次予防として定期的にがん検診などを受けがんの早期発見早期治療に取り組むことが大切です。さらに、転移や再発を防ぐために三次予防として治療後の機能回復や機能維持をすることも重要です。
がんの主な治療法として手術、放射線治療、抗がん剤治療、免疫療法などがありますが、抗がん剤治療のあり方が最近変わってきているのはご存知でしょうか?"one size fits all"型の治療から"personalized"型の治療へと変化してきているというのです。従来の型では増殖細胞を殺す薬を投与し、治療してきました。そうするとほかの細胞にも影響が出てしまいます。しかし新しい型での治療は遺伝子の異常に対応した治療法なので髪の毛が抜けるなどの副作用が出にくくなるそうです。
これからのがん治療法は従来までの患者さんへの負担が減っていくでしょう。そうすれば辛い思いをする人も減るのではないでしょうか。今後の科学技術の発達により幸せな生活が送れる人が増えることを願うばかりです。
今回のブログは更新がとても遅くなってしまったので次回は早め早めに書いていこうと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校