東北大学大学院生命科学研究科 分子化学生物学専攻 分子ネットワーク講座 植物分子育種

共同研究ベースの研究テーマについて

なぜ共同研究ベースで研究を行うのか?

渡辺研究室は、基本的に殆どの研究テーマを共同研究ベースで行っています。

渡辺教授の師である、東北大学名誉教授・日向康吉博士の「餅は餅屋」の考えの元、その分野のトップランナーの方々とコラボレーションすることで研究の幅を広げています。共同研究ベースで研究を進める事には以下のようなメリットがあります。

なぜ共同研究ベースで研究を行うのか?

共同研究のメリット

  1. 自分の長所を生かす事が出来ます。自分が出来る技術・実験を共同研究先のために共有し、共同研究先の助けにもなるだけでなく、自らの実績にもなります。
  2. 自分の短所を補える事もあります。必要な実験を自分で立ち上げれば数か月~数年はかかる場合も、その道のエキスパートと組む事で、短時間で結果を出すことができる可能性があります。
  3. 研究スピードを速めることが出来ます。共同研究でお互いに足りない部分を補いあう事により、迅速に研究を進める事が出来ます。研究の世界は日進月歩、いち早く成果発表した者が勝つ、競争の世界です。共同研究によって並行的に仕事を進める事によって、多くの事柄を少ない時間でゴールに導く事ができます。
  4. 1研究室では運営の難しい、大規模なプロジェクトに関われる可能性もあります。多くの先生方の多面的な考え方やアイデアに触れ、やりとりしながら研究を進める経験が出来ます。

共同研究のメリット

過去に行った共同研究の例

などがあり、多くの先輩方が共同研究を通じて世界的な成果を挙げています。

他にも多数ありますので、ご興味ある方は、こちらをご覧ください。

過去に行った共同研究の例

最後に

共同研究は多くの場合、異分野の研究者が同じ目標に向かって研究していくため、異分野同士で基本的な研究バックグラウンドを共有するということに腐心したり、意思疎通が最初は難しく苦労する側面も多く見られます。しかし、ひとつひとつ相手と信頼関係を構築し、共通の目標が達せられた時、大きな達成感を得る事が出来ます。一つの事象について、自分では決して考えないような視点に気づかされる事も多くあり、自らの視野を広げるきっかけにもなります。

これらの経験は、研究室の中の研究だけでなく、社会に出てからも役立つ大きな財産になるでしょう。実際、多くの先輩方が多くの分野で活躍しています。詳しくはこちらをご覧ください。

また、いままでの卒業生の研究テーマについては、こちらをご覧ください。

挑戦的両性花原理 科学者の卵養成講座 JSSV