東北大学大学院生命科学研究科 植物生殖遺伝分野 渡辺研究室

大学院生募集

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当研究室を志望する皆様へ

当研究室では、情熱を持って研究に取り組める大学院生を広く募集いたします。いままでのバックグラウンドは全く問いません。研究室見学も大歓迎です。

当研究室の学生は東北大学出身者だけでなく、遠くは北海道、北陸地方など、全国からメンバーが集まっています。研究室のHPを見て、あるいは、植物、遺伝、ゲノミクス、生殖、エピジェネティクスということに興味を持った方は「百聞は一見にしかず」です。一度、研究室を見学されてみてはいかがでしょうか。研究室見学の折には、事前にご連絡下さい。

当研究室の特色

当研究室では、植物の自家不和合性に代表されるような花粉と雌しべとの相互作用に関わる遺伝子の機能解析をメインテーマとしています(もちろん、それらの研究から派生した研究テーマもあります)。これらのテーマを進めるに当たり、研究室で主たる技術としているのは「遺伝学」、「分子生物学」です。しかし、研究をより深く進めるためには他の分野との融合研究が不可欠です。例えば、「生化学」、「情報生物学(バイオインフォマティクス)」、「分子進化」、「構造解析」など。遺伝子の機能を正しく理解するためには分野の枠に捕われない広い視点が必要だからです。

こうした他分野の実験系に関して、我々は外部の方と共同研究することを大切にしてきました。このことが当研究室の一番大きな特徴と言えるかもしれません。他分野の実験系を一から自分たちの手で構築することも重要かもしれません。しかし、「餅は餅屋」という言葉があるように、その道のプロの方の力を借りる事で研究がスムーズに進みます。また、他分野の研究者との交流は、研究室の外の世界を体験し自らの枠を広げる機会にもなります。以上の事から、当研究室では今まで「この実験系、解析系のプロ」と言われる方と多くの共同研究を行ってきました。もちろん今後、ここに記していないような分野の方々の協力も必要になってくると考えますので、研究室の目標に向かって可能な限りの手法を用いていく事になります。

当研究室には、多くの研究室にあるような「コアタイム」はありません。ただ、植物を扱っている以上、植物の生活に自分の生活を合わせると言うことは、必要なことだと思います。時間をどの様に使うかを覚えること、それも社会に出てから重要なことです。時間は全ての人に平等です。それをいかに有効に使うか、そうしたことも研究を通じて学んでほしい点です。

研究で一定の成果がでれば、それを学会で発表したり、学術雑誌に発表することに、学年に関係なくトライしてもらいたいと思います。そこで不可欠なのが「文章構成力」です。皆さんは、理系にとって文章を書く力が重要ではないと思っているかもしれません。しかし、理系でも理論的な視点を持ちつつ「読み手」を意識した文章作成が不可欠です。理系学生が一度社会に出れば、報告書をまとめる、提案書を作成する、という場面が沢山あります。もちろん大学でも、しっかりとした骨子で論文や研究計画書を作成しなくては研究費を獲得出来ず、研究を継続出来なくなります。ですから、大学院にいる間に、日本語、英語での文章構成力をつけてもらえればと思います。

日本語について言えば、このHPを見てくれている方であれば、Lab's Diaryのところに学生さんがイベントなどについて、文章化しています。これも「読み手」を意識して1つの文章を仕上げるためのトレーニングだと考えています。英語での論文作成は、細かい規則も多く困難を極めますが、誰しもが通ってきた道です。やる気があれば、きっとできます。また、研究者であれば、だれもが目指す「Nature」、「Science」という世界トップJournalへの掲載にチャレンジし、これまでもいくつかの論文が、これらのJournalに掲載されてきました。もちろん、全ての論文がそうなるわけではありませんが、自分たちの領域の中で何がhotなのか、それをいかに文章として書き記すか、そうした「目利き力」、「文章構成力」を学生のうちに身につけて欲しいと願っています。もちろん、各種論文や学会発表資料の作成に支障が無いよう、メンバーには十分なスペックのパソコンとソフトをこちらで用意します。操作が重くてストレスになると、文章作成に集中出来なくなると思いますので。

これらの教育、研究活動と並行して様々な行事があります。4月の花見に始まり、3月の卒業式まで。その中でも1つの特色と言えるのは、渡辺がお酒が苦手なので、渡辺が外に飲み会に出かけることはほとんどありません。その代わりといっては何ですが、ちょっとした出来事(例えば、論文が採択された、新しいアルバイトさんが来たなど)にあわせて「ケーキ会」を行っています。午後の早い時間に1hrほどlab memberが集まって、研究とはちょっとちがったようなことで盛り上がることができる良い機会だと思っています。市内にある色々なケーキ屋巡りにもトライしています。これもlabとしての1つの楽しみ方だと思っています。

※クリックすると、拡大してご覧頂けます

修士、もしくは博士課程を修了する間に学ぶ様々な出来事は、社会に出ても重要だと思います。少し厳しいようなことを書いているかもしれないですが、当研究室で身につけた研究力、教育力、社会力は、その後の人生で大きな糧になると確信しています。

大学院進学に関する情報

大学院生命科学研究科・博士課程前期・後期の募集要項、試験日程等の詳しい情報は東北大学大学院生命科学研究科の大学院入試要項のページをご覧ください。

研究室における詳しい内容については、トップページの「お問い合わせ」のところから、メールでご連絡下さい。研究、教育、就職状況、大学院への入学の相談など、どの様な些細なことでも気になったことがあれば、ご連絡頂ければ、幸いです。

学生から見た研究室の良い所

辺本 萌(D2)

ナベ研に来て良かったなーと思う点を2つ述べましょう。まず、野望を抱かせてくれたこと。私は、小さな大学からひょっこりとやってきました。頭のネジが抜けまくって、そのネジをどこに落としたかも忘れてしまっている悲しい子だったのですが、ナベさんは出来る出来ないに関わらず、色んなことに挑戦させてくれました。そのお陰で、少しずつネジが見つかってきているようです。残りのネジも見つけつつ締めていきたいですね。あとは、素敵な人々に出会えたこと。ナベ研のメンバーは、出身大学バラバラ、テーマバラバラ、よって就職先もバラバラ。本当に多様性に富んだメンバーが集まります。しかし、そんなメンバーだからこそ話をしていて楽しいですし、皆のお陰で多角的に物事を考えられるようになったかなと思います。こんな感じでしょうかね。人によって得るものは違うと思いますが、将来どこかできっと役に立つものを得られる研究室ですよ。

岡本 拓実(M2)

なべ研にきてよかったことが3つほどあります。

  1. 自分のペースで実験できる。
    ずっと実験していたい人や短期集中でやりたい人などいろんな人がいると思いますが、自分のペースで実験ができます。
  2. みんな仲良し
    ものすごくフレンドリーです。けど、やるときはやる!メリハリのある人たちばかりです。
  3. お菓子がいっぱい
    なべ研のお菓子スペースには常になにかがおいてあります。おかきだったりまんじゅうだったり。おいしいものばかり。

その他にもたくさんいいところはありますが、そこは百聞は一見にしかず!一度見学に来てみてください!(^^)/

工藤 雅史(M1)

研究室のよいところ
ラボの立地、尊敬できるスタッフの方々、自由な研究活動、おいしいお土産、スポーツ大会といったイベントなどなど、研究室生活が楽しいです!地下鉄も開通して通いやすくなりました^0^

渡邉 祐太郎(M2)

教授が熱いので、こちらも負けてられないと思わされるところです。また、実験のゴールは示されていますが、その過程は任されることが多いので自主性を鍛えることが出来るところです。教授が熱い為か、ラボメンバーはゆる~い人が多いですがそれも良い所ですね。

大畠 麻由(M1)

学部時代の専攻に関係なく、教授のなべさんを初めとして、研究室のメンバー全員がウェルカムな雰囲気で受け入れてくれたところ。分からないことだらけな私に、いつも皆さん基礎的なところから根気強く教えてくれます。何でも質問しやすいフレンドリーな雰囲気がなべ研の魅力ですね。
そして、美味しいケーキやお菓子がいつも食べれるところ。なべ研に入ってから自分でお菓子を買うことが少なくなりました。定期的に開催されるケーキ会では、好きなケーキを毎月食べられるのでとても幸せです!

卒業生から見た研究室の良い所

  • 研究室で使ってた実験機器の会社に入社できたこと
  • 海外で自分の研究結果を発表する経験をさせてもらえた
  • 研究結果を自分の力で英語論文を書く経験をさせてもらえた
    →それを添削してもらうことで自分に足りないことを知ることができた
  • 言われたことをやるだけじゃなく、自分で考えて計画を立てて実行する経験ができた
  • たいていの事では動じない精神力がついたこと
  • たくさんの失敗を自由にさせてもらえたこと
  • 実験結果を学術論文にまとめてもらって有難かったです
2012年3月卒業生

私は2013年(2012年度)に植物生殖遺伝分野 渡辺研究室を卒業し、現在システムエンジニアとして働いています。会社には所属していますが、研究所に常駐し生物系のデータベースの開発・運用・保守を行っています。研究を行う上で様々な情報を得るために欠かせないのがインターネットです。論文のダウンロード、学会などへの参加、BLASTなどのツールの利用、試薬などの注文、と色々な形で利用しています。こういったホームページを安全に利用できるには、我々裏方の影の努力があります。
研究室では、それぞれが異なるテーマに取り組むため個人で主体的に動く必要がありますが、学内外に多くのつながりがあり、研究面でのサポートは十分にありました。実験器具や個人PCなどの設備も充実しており、また、研究成果が出れば国内外での学会発表や論文を執筆することもできます。
メールやミーティングなどでの外部とのやり取りや学会発表では、社会人に必要なコミュニケーションスキルを養うことができたと思います。海外学会や論文執筆では英語スキルが必要です。私が現在いるIT系でも英語ができると圧倒的に情報量が多くなるので、チャンスがあれば積極的にチャレンジすることをオススメします。
研究室がある片平キャンパスは仙台街中に近く、研究などの息抜きもしやすいです。分野対抗ソフトボール大会や芋煮会などのイベントも年数回あります。受動的な方には向いていないかと思いますが、目的意識があり自発的に動くことができる場合は、公私ともに充実した生活を送ることができると思います。

2014年3月卒業生

植物生殖遺伝分野, 渡辺研究室をH26年に卒業しました。研究室では, 主にアブラナ科植物の「自家不和合性」をテーマに, 古典的な遺伝学やRNA-seq等の最先端の研究機器を用いたアプローチにより, 自他認識の分子機構解明に迫ろうという研究に専念することができました。当研究室では, 先駆的な研究を通して学問を学ぶという点はもちろんのことながら, 社会にでてからも必要不可欠である能力を身につけることができたと思います。一般的に多くの社会組織は, 異なる部署が互いに協力し, 一つの組織として成り立っています。それに伴い, 当然のことながら, 部署間での連携による仕事が必要になってきます。渡辺研究室では, 「餅は餅屋」の考えを基に, 共同研究が盛んで, 一つの研究テーマに様々な関係機関との共同による研究が進んでおります。そういった中で, 他機関との共同研究を通して, 所属を超えた連携能力を身につけることができたと考えます。また, 他の在席しているメンバーが言うように, 自主性を重要とした研究が盛んです。これは, 課題に対し, 自ら主体的に取り組む能力の向上に繋がりました (受動的な対応をとっていると面白いことがどんどん離れていく)。時に悩むこともあるかと思いますが, 困った時も何に困っているのか, 解決するためにはどうすればいいのか, 同じ研究に携わる皆が親身になって協力・考えてくださります。これは, 社会のどこにいっても同じかと思います。これらの自己の問題提起, 解決能力も当研究室で学んだ一つのことだと思います。他にも色々なことを学びましたが, 書き出すと多々あり, 書ききれません。それだけ多くのことを学んだなと振り返る次第です。
総じて, 社会にでると何かしらの結果が求められると思います。そのために, 学生のうちにやることをしっかりやれるような雰囲気があるいい研究室だと思います。

最後に渡辺から。。

何年か前までは、本学の理学部生物学科から学部の4年生が来ることができましたが、今はそうしたシステムもなくなり、現在研究室にいる大学院生の皆さんは、すべて「卒業研究を行った研究室」に残るという多くの学生さんが通る道ではなく、他の研究室でこれまでとは違ったことをやって、がんばろうと思ってきてくれた学生さんたちです。そういう形で、この研究室を選び、それまでの道とは異なる道への進学を決断してくれた学生さんたちに敬意を表するとともに、そうした決断をしたときの気持ちを大切にしてほしいと思っています。人生には、たくさんの決断があります。2つの道の両方を歩むことはできません。渡辺自身、大学進学の時に、当時の「共通一次試験」、今のセンター試験に当たるものですが、それが思ったほどできず、悩みました。しかしながら、結果として、今の道に進み、過去を振り返ったとき、その決断がよかったのだと思っています。この研究室を選ぶという決断がよかったと思えるよう、研究室として最大限のサポートをしたいと思います。この研究室で学んだ外部の研究室との交流・人脈、様々な力を活かして、社会で活躍して頂ければと思います。そうした方々と、研究室を一緒に構築し、発展させることができることを楽しみにしております。

わたなべしるす

当研究室で使用の機材

  • 微量高速冷却円心機 TOMY精工 MXシリーズ(写真左) 、水道水直結型超純水製造装置 MILLIPORE Direct Q UV(写真中央)、超微量紫外・可視分光光度計 Thermo Scientific NanoDrop 2000(写真右)
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  • マイクロウェーブプロセッサー EBScience H2850(写真左)、ミクロトーム Yamato RV-240(写真右)
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  • マルチハイブリダイゼーション装置 日立アロカメディカル HYBRIMASTER(写真左)、DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置 島津製作所 MultiNA(マルチナ)(写真右)
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  • リアルタイムPCRシステム BIO-RAD MiniOpticon(写真左)、ゲル撮影・イメージング 蛍光・色素染色ゲル撮影システム ATTA プリントグラフ(写真右)
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  • 組織破砕装置 QIAGEN Tissue lyser Ⅱ(写真左)、DNAシーケンサ ABI/HITACHI 3500(写真右)
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  • TaKaRa PCR Thermal Cycler Dice(Gradient, Standard)(写真左)、オートクレーブ SANYO(写真右)
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  • 蛍光正立顕微鏡 Carl Zeiss Axio Imager. A2 (写真左)、ルーチン倒立顕微鏡 Carl Zeiss Primo Vert(写真右)
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  • 高倍率蛍光実体顕微鏡 Carl Zeiss SteREO Lumar. V12(写真左)、グリノー光学系実体顕微鏡 Carl Zeiss Stemi2000-c(写真右)
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  • 人工気象機クローズド型 NKsystem LPH-410SP(写真左)、クリーンベンチ SANYO MCV-131BNF(写真右)
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  • その他 ディープフリーザー(-80度) 、フリーザー(-20度)、冷蔵庫(4度)、植物育成棚、低温室(4度)、ハイブリチャンバー、UVクロスリンカー、中型恒温振盪培養機など

オープンラボについて

前期、後期の2回行われますが、大きいものは前期のオープンラボです。実施時期に関しては、東北大学大学院生命科学研究科HPにて告知されますし、当HPでも随時お知らせします。受験をお考えでしたら、是非一度いらして下さい。

過去のオープンラボについてはこちら。配布資料に関してはこちらからダウンロード出来ます(file size = 5.4Mb)。

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