東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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【アウトリーチ活動】福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修、岩手県立一関第一高等学校SSH高志探究発表会(12/20, 22追記)

2021年12月20日 (月)

 週末は仙台も雪。3cmの積雪だったような。例年はもう少し後のような気もしますが、あまり頻繁な降雪はできたら避けてほしいと思う年末。

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 12/20(月):福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修

 before コロナの時にはいくつかの高校が研究室見学に。with コロナになってからはそうしたことも難しく。昨年の同時期の福島県立安積高等学校以来。今年度も工学部、農学部と生命科学研究科とを3つのグループに分けて1hrずつで巡回・見学。土日に降った雪の影響を心配しましたが、道路・屋根の雪も解けて。

20211220170111-28ba808d5d850245e8729bb3fbfca0d32e555259.JPG 生命科学研究科としての見学は少し時季外れの菜の花が咲いているガラス室と100年以上前にスタートした東北大学の遺跡・歴史を見学。あわせて、学内の樹木なども。課題研究ではないですが、先達が何を行い、どのような研究に発展しているのかを理解することは大事なことですから。先端的な機器を見ることも大事なポイント。でも、歴史をひっくり返してみると、意外な発見もあるということ。そのどちらも3つの部局の見学で習得できたのではと。。。

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 12/22(水):岩手県立一関第一高等学校SSH高志探究IIB本発表会・指導、助言

 月曜日が福島県立安積高等学校のSSクラスの方々が研究室というよりもキャンパス訪問。前日が大阪教育大の非常勤講師としての講義。水曜日は岩手県立一関第一高等学校のSSH課題研究の本発表会。10月に中間発表をして、そのあとの発展についての報告。渡辺以外にも岩手大、岩手県大、岩手医大の先生方も多く参加され、課題研究の成果について発表と質疑応答。質問時間が限られることから、質問できなかった内容は別途専用のHPにコメント。また、県内のSSH実施校も参加。他の学校の研究内容を理解することも新たな展開につながるのだろうと。

 生物、化学が渡辺が直球で質問できそうな所。今後の発展につながるような質問ができていればよいと思いつつ。あれこれと考え、実験して、分野外の方から質問されることで意外な展開もありますので。ありがとうございました。

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 わたなべしるす










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生命科学webセミナー(第5, 6回)を実施(12/2, 16)

2021年12月16日 (木)

 向こう1ヶ月の平均気温は低めに推移しそうな雰囲気。1ヶ月前の予想では平年並み、少し高めということだったので、植物の栽培には影響はないかと思っていましたが、そうはいかないのかも。。。少し戦略を立て直しての年末年始になりそう。。。

20211216181128-780d83e9e71a98bf9f13c4e54e8d2dfcf442bd78.JPG そんな12/2, 16の2回にわたり、研究室のクロスアポイントメント准教授である、稲葉先生に「発熱植物」、「キャリア形成」について1hrのtalkと30minのdiscussionの時間でセミナーを実施。色々なことを考え、思い出した貴重な時間でした。ありがとうございました。次年度も継続頂けるということで、今まで以上のコラボを楽しみにしております。

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 わたなべしるす



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【リモートアウトリーチ活動】ふくしまサイエンスフェア、山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義(12/12, 14追記)

2021年12月12日 (日)

 いつもの年であれば、土曜日開催となっている福島県立福島高等学校の「ふくしまサイエンスフェア」。いろんなことが重なり、日曜日開催。しばらく出張にでてないこともあり、世の中の変化について行けない、そんなことが起きていたり。気がついたときは慌てというか、失敗でした。

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 12/12(日):ふくしまサイエンスフェア

 今年で10年目の開催になる「ふくしまサイエンスフェア」。伺ったところ、初回からの出席で10年連続の10回目の出場になると。もちろん、昨年度はコロナ禍でYouTubeを使った動画配信。研究室のスタッフに実験風景の撮影もお願いという条件付きではあります。今年度は参加される方々を完全登録制での実施となり、久しぶりの福島出張。世の中的には、オミクロン変異が出現したこともあり、どうなることかと頭を抱えるわけですが。

 渡辺は今年度も「バナナからDNAをとってみよう」という実験講座。福島高校の1年生もお手伝い頂き、可能な限りの実験講座を。もちろん、距離をとって、これまでの実験回数も大幅に更新の9回完投完封。実験できるブースの数を制限したということで達成できた記録でもあるわけですが。。。来年はコロナ禍が変化した状態であることを祈りつつ。

20211212161831-0a60c19ec87b8c9c612d3ec44a7207c3217bd149.JPG 実験講座の合間にSSH担当の諸先生方と意見交換会も取ることができました。貴重な時間でした。ありがとうございました。

 PS. 12/13(月), 16:30. 前日の参加者は106名だったと。例年はもう一桁多い参加者なのですが、コロナ禍ということで。。。子供さんたちが楽しく科学を学べる機会がまた以前のように祈るばかりです。。。



 12/14(火):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」

 年末のこの頃は学部生向けの「生命科学」の講義を担当。そんなことと重なり、山形県立東桜学館高等学校へのSSH特別講義は今年度もリモートで。都合を合わせるのが難しくなるのはありますが、リモートでの出前講義ができるということで、どちらかを立てるのではなく、両方を立てることがある程度可能になったということでお許し下さい。

20211214193553-0d0a1014640bb3227f9a5785f66d466a88d254d6.JPG 講義の内容は「課題研究」とはどの様なもので、どの様に進めるのか。多くの場合、グループでの研究ですし、研究をやるためのルールを守ることも大事なこと。やり遂げたことは最後まで「成果」という口頭発表、論文にすることも大事なことと。いつもであれば、講義の半分は課題研究を行い、それをキャリア形成に繋げてほしいということにするのですが、今回は研究をやりたいという興味からどのように実験をやるところまでを論理的にであったり、実際的にできるのかというようなことを含めて、考えることの大事さも講義。適切な事例であったのか、それをヒントに課題研究が進展してくれればよいのですが。1つ上の学年ですが、年度末の発表会を楽しみにして。

 PS. この年末の時期に講義だけでなく、別の事象も発生。静かな空間からの講義と思ったのですが、雑音がところどころに入っていたら、お許し下さい。

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 わたなべしるす

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【リモートでのアウトリーチ活動】上島町立岩城小学校・ふるさと出前授業、今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業、今治市立玉川中学校、今治市立九和小学校、今治市立鴨部小学校・ふるさと出前授業、上島町立魚島小学校、上島町立魚島中学校・ふるさと出前授業(11/18, 25, 26, 12/9追記)

2021年11月18日 (木)

 向こう1ヶ月予報を見ると、東北地方は平年より高めに推移。秋作の実験があり、春作の準備をしていることを考えると、少しでも秋の時間が長い方がほっとするわけですが。何より9月の天候不順が堪えているような。。。With コロナということで、各種システムが構築されているとか。対面でのアウトリーチ活動もありますが、リモートでの出前講義も。

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 11/18(木):上島町立岩城小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」

 ふるさと出前授業のリモート第6弾は、上島町立岩城小学校へ。岩城島には2008年まで愛媛県果樹試験場の岩城分場があったところ)。岩城小学校へは2016年に伺って以来)。当時の場所を思い出しながら、リモートでの出前講義。

 最初に島の至るところで「カンキツ」が栽培されているのですが、リンゴを題材にして、受粉から受精まで。自家不和合性の話も。最初に渡辺の背景になっている紅葉が終わり、落葉を始めた樹木を見てもらい、愛媛と宮城の距離感の違いを。児童の皆さんは仙台では雪だと思っていたようですが、まだ、そこまでは寒くないですから。花の写真、果実の生長と摘果、異なる遺伝子を混ぜることでよりよい次世代を産み出すことの大事さなど、いずれのことにも積極的に答えてくれました。とてもniceでした。

 また、最後のところでの質問の時間も、10名を超える方々が積極的に質問。最後の質問は直球ど真ん中への的を射る質問に感動でした。ミカン、カンキツがおいしくなる季節。岩城島の自然をしっかり観察して下さい。今までは不思議に思わなかったことが、不思議に見えるようになりますので。

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 11/25(木):今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」

 ふるさと出前授業のリモート第7弾は、今治市立常盤小学校へ。このふるさと出前授業のきっかけを頂いた小学校。2007年に実施しているので、当時の受講生は社会人なのでは。。。時の流れの速さについて行けてない自分がまずいと思いつつ。出前授業をする側としては「ワープ」するように、仙台と今治がつながるのはありがたいこと。もちろん、事前打ち合わせで、担当の先生方に出し物のタイミングをお願いできるからこそできるわけです。授業の最初に、ふるさと出前授業を統括頂いている大澤校長先生と少しの時間、話ができたのはありがたかったです。また、反省会の時に。

20211125190834-a5c963866160a78b373be594f32fa3a9edde4771.JPG 最初に花の写真を見て何かを答えるところ。植物の話だけど、それ以外のこととlinkできる方がいたのはさすがです。また、渡辺が時々立ち寄る花屋さんのことも、学区内なので知っていました。是非、花屋さんで花を見てみて下さい。発見がありますので。受粉反応での「花粉管」という言葉がストレートに出てきたのは、感動でした。先取り学習、大事なことですので。リンゴの栽培でシナノゴールドトキなどの黄色系のリンゴが増加している原因についても紹介。赤色系のリンゴが残るように考えて、リンゴを食べて下さい。

 自家不和合性という形質がある理由、しっかり説明できたのはniceでした。遺伝的多様性ということはこれからもでてくることだと思います。出てきたら、このふるさと出前授業を思い出してもらえるとありがたいです。最後は質問の時間。前回の岩城小学校の時のように、10名を超える方が質問に。担当の高見先生が工夫頂き、できるだけ質問に答えてない方を優先的に。もちろん、ど真ん中の質問がたくさんでした。また、授業の感想もしっかりした言葉で。あっという間の2コマ分のふるさと出前授業でした。

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 11/26(金):今治市立玉川中学校、今治市立九和小学校、今治市立鴨部小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」

 今月最後は、ふるさと出前授業のリモート第8弾、今治市立玉川中学校九和小学校鴨部小学校。ここは玉川地区ということで、いつもは玉川中学校に集まっての合同での出前授業。今回はリモートということで、3つの学校を繋いでの「ふるさと出前授業」。先輩と後輩になる方々。いつも学校対抗戦のように競っての発表が多かったので、今回も答えてくれた学校で正解、niceな答えにはポイントを。例年通りのactiveな交流ができたのでは。

20211126180935-749d047c97e08824f40b85ef5d029f89e25f130f.JPG 周りには畑、水田が多い玉川地区。渡辺がいた桜井地区と同じ。学校の行き帰りなどにしっかり自然を観察しているのだなというのが、答えてくれる内容の中にたくさんありました。これからもミカン、キウイフルーツなどの身近な果物、野菜などの生長を観察して下さい。niceな取り組みだったのは、九和小学校の答えに詰まった方がいたら、後ろから速攻手を挙げて「Helpします!!!」と。全てのことを答えることができなくても、次の人があとを引き受けます!!と。是非、この地区のよき伝統にしてもらえればと思ったくらいでした。玉川中学校の方々は先輩として、鴨部小学校のみんなは同期として、質問へのチャレンジもよかったですね。

 自家不和合性とそのあとのリンゴの観察。これからのリンゴのシーズン、たくさんのリンゴと食べて、ふるさと出前授業を思い出して、考えて見て下さい。最後の質問だった「リンゴを横に切ったら??」。是非、自宅に戻ってから自分でもやってみて下さい。改めて、なるほどと思いますので。対抗戦にしたのもあったからでしょうか。あっという間の2コマ分。質問の時間も鋭い質問の連続でした。代表の方の挨拶もしっかりしていました。玉川の自然からこれからもたくさんのことを学んで下さい。

20211126181030-a75c1d413c9fadd571b29ee5b6ad920e14e2b45b.JPG PS. この記事を書いているのが、講義が終わってから3hr弱。すでに、玉川中学校九和小学校鴨部小学校のいずれの学校のHPにも記事がuploadされていました。感動です。ありがとうございました。


 12/9(木):上島町立魚島小学校、上島町立魚島中学校・ふるさと出前授業「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか考えてみよう!」

 12月最初のアウトリーチ活動は、今年度最後のふるさと出前授業。9つ目の学校(魚島小学校、魚島中学校)へ。2017年には「花の不思議な世界」という話で伺って以来。その当時、小学校2年生だった方は6年生に、小学校4年生だった方は中学校2年生に。もちろん、その時の自家不和合性についての授業も覚えてくれていました。その時のことを思い出しながらのいわゆる「キャリア教育」。小学校、中学校をあわせて児童生徒が4人。そんな中で町内の他の学校と連携して合同でのリモートでの授業もあるとか。自然学ぶことができる環境であり、ICTを活用して連携ができると、児童生徒の皆さんには多様な刺激ができるのではと。

20211209160026-c40d8180bffd5c5326f23d3bf173aa9d3001e3ed.JPG 簡単に自己紹介と夢を語ってもらい、そのあとは、渡辺が小学生から現在に至るまでの話を。もちろん、要所要所で聞いている方々に考えてもらったり、校長先生にも登場頂きました。アットホームな講義ができるのも魚島小中学校のよいところだと。将来の夢をしっかりと語ることができるのはとてもしっかりしているなと思った次第で。

 いつも最後に出すスライドの前に、渡辺の小学校、中学の同級生がどのようなところで活躍しているのか、簡単に紹介。それぞれが自分の道を見つけて活躍しているわけです。自分に合った道を見つけるためにも、毎日、少しずつがんばって努力することを続けてください。

20211209160101-5c44b76944be95d6f7f08fbaadd67d65ed2c3aca.JPG PS. 記事をuploadしたあと、魚島小中学校のHPにふるさと出前授業の記事を見つけました。その中で驚きだったのは、2017年度にふるさと出前授業を行ったときに、授業のあと、リンゴの種子を播種したとおぼしき「樹木」があると。別の小学校でメロンだったか、スイカの播種をして育っているのを見たことがありましたが、樹木として長年成長しているとは。自家不和合性の形質を有しているので、異なる個体で自家不和合性の遺伝子が異なっていれば、数年後には開花、結実するのではと。。。改めての感動でした。ありがとうございました。


 わたなべしるす




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【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評者、今治市立立花小学校・特別講義、探求型「科学者の卵養成講座」特別講義、仙台市立桜丘小学校・理科特別授業(11/11, 13, 16追記)

2021年11月11日 (木)

 11月11日。「1」が4つ並ぶ日。イベントもあるのでしょうか。天気は不安定なようです。ただ、この時期に来春のアブラナの作付けをしないと、これという花を咲かせることができないので、不安定な天気とか言ってられないのも事実で。

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 11/11(木):青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評・助言者

 市内小学校へはコロナ禍が収束した10月に実際に出前講義に。それ以外はリモートで。つまり、出張なしでの出前講義が基本だったのを、県外に出たのが青森県立五所川原高等学校の理数科課題研究発表会の講評・助言者。初冬を感じる「雨上がり」の五所川原市内でした。この出前講義は2014年にスタートしたので、今年で8年連続。

20211111192651-5f70358af226b6216201390ed8dfdfed98b56d0d.JPG 今年は物理、化学、生物、数学の4分野で7課題。渡辺もコメント・助言をしますが、質問については生徒さんを優先。よく考えた質問もあり、niceでした。質問することは頭を整理することなので、これからも続けて下さい。発表の内容はもちろん、企業秘密と言うことで、ご容赦下さい。7つの発表が終わったところで、渡辺から今日の発表への講評。発表を聞いて気になったこと、去年の渡辺の講義を踏まえてほしいとか、「科学」というか「科学」をすることの起源などについて、講評を。これを参考にして研究を深めて下さい。先輩たちもこれを乗り越え、よりよいものにしていますので。最後になりましたが、隅田校長先生、理数科の柴田先生をはじめとする関係の先生方にお世話になりました。ありがとうございました。2月の講義を楽しみにしております。


 11/12(金):今治市立立花小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」

 ふるさと出前授業のリモート第5弾で折り返しは立花小学校へ。渡辺の母校の桜井小学校から見たら、隣の隣くらいの校区。子供の頃、お世話になっていた病院があったりする校区。これまでの4つの学校は6年生か、小さな学校は5, 6年生。立花小は3クラスですが、5, 6年生で実施。6つの教室をつないでのリモートでの出前講義。

 時間的なことがあり、少し早歩きで。それでもリンゴの実物を見て考えてもらったり、動画を見て考えてもらうことはもちろん、やってもらいました。自家不和合性が起きること、つまり、自己と非自己の花粉を識別できる現象は不思議なようでした。

 質問の時間ではなかなか鋭い質問も。さすがです。最後に今日の出前講義についてのお礼の言葉を代表方から。今回のことをきっかけに果物、野菜の不思議をこれから観察してみて下さい。もちろん、理科の時間にもそんな風に考えるようにして下さい。

 PS. 立花小学校のHPにすでに記事が掲載。ありがとうございました。


 11/13(土):探求型「科学者の卵養成講座」特別講義「教授の進路選択アドバイス」

 木曜日から3連投。最後は「科学者の卵養成講座」での「キャリア教育」。先月までは感染者が広がっていたので、完全リモートでしたが、今回はhybridで実施。60名の現地参加と40名くらいがリモートでの参加。渡辺の歩みを紹介して、どんなことを考えたのか、何故、そんな決断をしたのかなどを紹介。質問の時間は、今年は安藤先生と対応。質問内容が世界レベルの話で感動でした。

20211113162851-55e2f9d3895a38fa90b48796a5dfdce6dbdd7fa2.JPG20211113162901-f863f53bb32c6d85814ad991195e2acb3a01d5a8.JPG 後半は、卵の卒業生、あるいは、関係者との討論会。現地で討論会もやりましたが、リモートでの参加者には別枠のメンターの方を用意。hybridの大変さも実感。これから受験のシーズン。それぞれの目標を持って、これからのキャリア形成をして下さい。

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 11/16(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「環境問題を多角的に考える」

 仙台市教育センターからの理科特別授業も、桜丘小学校で完了。本来は9月中旬の予定でしたが、コロナ禍の第5波。10月の終わりから11月であれば収束していることを想定して、この時期に。打合せの段階で、校長先生は七北田小学校でお世話になった阪元先生。出前講義をお世話頂くのが木町通小学校でお世話になった佐藤先生。異なる小学校でお世話になれるとは。不思議な巡り合わせです。

20211116164928-273324ed88da7f377728839d9cca2d01bdad232b.JPG 6年生には「環境問題」。いつものように、身の回りに関係あることが「環境問題」からスタート。学校の行き帰りの道の変化に気がついてほしいと。もちろん、しっかり観察できている方も。よい心がけだなと。気温の変化、気象の変化、遺伝子への影響など、できるだけ多面的な「環境問題」を提起。実際の教科での学習はもう少ししてからかもしれないですが、それまでにしっかり身の回りの環境から考えられるようにしてほしいということで。中学校に進学してもがんばって下さい。

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 11/16(火):仙台市立桜丘小学校・理科特別授業「花の不思議な世界」

 お昼休みを挟んで午後からは5年生にリンゴを素材にした「受粉から受精」までの色々なことを。最初は花の種類。花ということで花に着目しがちなところを、写真の中の花以外のところにも注目できるのはさすがです。摘果することの効果は分かっていても、実際にやることは大変。でも、それができるから「大きなリンゴ」を食べていることを改めて実感。でも、リンゴの着色ムラがあることはなかなかacceptableでなかったのは。。。赤系のリンゴよりも黄色系のリンゴ品種が増えている現実を理解してもらえたでしょうか。いつまでも赤系のリンゴがあるように祈るばかりです。

20211116165126-68fc860df4726fe5f4feadb9c45337362a4b0880.JPG20211116165151-34655322aa8b9fa176d3e39393724faa5a145118.JPG 最後は、自家不和合性がある理由を考えてもらい、リンゴの縦横の断面の観察。横断面の模様を知っているというか、普段から観察しているのはniceですね。これからも色々なものを切ってみて下さい。最後のところは質問の時間。自家不和合性があると、種子繁殖は難しい。ではどうしているのか。さし木、接ぎ木ですね。これが植物のすごいところです。そんな植物の不思議をこれからも観察して下さい。ということで、最初の予定は9月に2回分けての実施を11月になりましたが、3, 4時間目、5, 6時間目に集中しての実施。また、来年もお目にかかることができるのを楽しみにして。ありがとうございました。

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 わたなべしるす


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