2/10(金)の午後は仙台では降雪の予報。かなり降ると言われる中、青森出張。青森県内では積雪はありましたが、降雪にはならず。で、仙台は20cmを超える雪になったとか。土日が10oCに近い、超える気温だったか関係で元の状態に。。。
2/10(金):青森県立五所川原高等学校・特別講義「高校での理数探究が、大学・大学院での研究につながる」
五所川原高での出前講義は、地震とコロナ禍をうけての2020年以来、3年ぶり。前半は課題研究の意義、課題研究に対する考え方などを講義。後半は答えがない事へのチャレンジである課題研究を通じて学んだことが将来の「キャリア形成」につながるということで、渡辺をモデルに小学校時代から現在までの歩みを振り返って。講義の最後は質疑の時間。講義での双方向の質問でもしっかり応答してくれました。また、質疑の時間でもこれという質問が数多くあり、頼もしかったです。秋の課題研究の発表会を楽しみにしておいます。 なお、講義前に校長先生らと課題研究、理数探求の今後のあり方などについて議論の時間を頂き、日本の抱える科学を含めた問題点について。貴重な時間でした。ありがとうございました。
2/14(火):福島県立安積高等学校 SSH運営指導委員会
2/21(火):岩手県立一関第一高等学校 SSH運営指導委員会
2/21(火):宮城県仙台第三高等学校 SSH運営指導委員会
この時期、SSH運営指導委員会があちこちで開催。秘伝の活動状況もあることかと思いますので、詳細はご容赦ください。リモートで議論も可能となり、コロナ禍のpositiveな側面なのだろうと。
2/24(金):福島県立福島高等学校 SSH課題研究発表会・運営指導委員会
2月最後のアウトリーチ活動は福島県立福島高等学校のSSH課題研究発表会と運営指導委員会。諸事情でリモートからの参加。発表する教室を用意し、1, 2年生はそれぞれの教室から聴講と質疑応答。なるほどと。午後の最後は例年の「ディベート決勝戦」。お題もおもしろかったですが、白熱した議論で論理を展開するごとにどちらが勝者なのかと。そんな1日を踏まえて、最後に渡辺から講評を。SSHが骨格となり、普段の授業などが構築されて、高校での学びが深まっている一端を理解できたのでした。
そのあと、運営指導委員会。中身については同様にご容赦ということで。こちらもよい議論ができたかと。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】青森県立五所川原高等学校・特別講義、福島県立安積高等学校 SSH運営指導委員会、岩手県立一関第一高等学校 SSH運営指導委員会、宮城県仙台第三高等学校 SSH運営指導委員会、福島県立福島高等学校 SSH課題研究発表会・運営指導委員会(2/10, 25追記)
2023年2月12日 (日)
【アウトリーチ活動】令和4年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会、、横浜市立大鳥中学校・職業講話、兵庫県立豊岡高等学校 SSH運営指導委員会、「豊高アカデミア」、山形県立東桜学館高等学校 SSH成果発表会・運営指導委員会、埼玉県立熊谷西高等学校 SSH運営指導委員会・成果発表会(1/21, 26, 1/30, 2/8追記)
2023年1月21日 (土)
来週にかけて猛烈な寒波が到来とか。仙台市内でも朝の最低気温が-6oCとか。。。栽培している植物をどうやって保護するのか、頭を抱えるところです。そんな寒波の到来にあわせるように、この春以降に新型コロナvirusの扱いが2類相当から5類に。何がどのように変化するのか。フタを開けるまで分からないのか。。。フタを開けるといえば、1/21-22では第72期王将戦の第2局。寒波とvirusが吹っ飛ぶような熱戦が期待されるのでは。そんな第2局開始の21日は福島県立安積高等学校へ。
1/21(土):令和4年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会・講評者
東北地区の現在、これまでのSSH実施校が東北6県持ち回りで実施している発表会。これまでも運営指導委員を仰せつかっている実施校などでの発表会で質問、講評を担当していましたが、今回は福島県立安積高等学校がお世話校ということで。前日は10oCくらいの暖かさがあったのが一転、最高気温は2oC程度。主に生物関連の10課題への質問・講評などを。
質問・講評は可能な限り。もちろん、教室内の生徒さんからも活発な質問が。対面で行うことの妙というのがこういうことなのか。密を避け、空気の流れを保持することを考えると、なかなか難しいわけで。。。コロナ禍が続く中、5類相当にするのか適切なのか、考えた時間でもありました。
1/26(木):横浜市立大鳥中学校・職業講話「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか考えてみよう!」(1/26)
昨日の仙台の最低気温は-7oCくらいだったような。今朝の最低気温も-5oC。仙台では例外のような低温。この先もしばらく低温が続くと。。。さて、これまでのアウトリーチ活動で訪問したことが少ないのが、関東地方、九州・沖縄地方。今回はその中でも初めてとなる神奈川県。横浜市立大鳥中学校への「職業講話」で「研究者」とはということで講義を。より多くの生徒さんに受講頂くために、45min x 2セット。受講生の中にはこれという研究テーマで研究を目指す方も。頑張って下さい。
講義の内容はこれまでアウトリーチ活動で行ってきた「キャリア形成」に関したものを職業色をできるだけ出したものでしたが、いかがだったでしょうか。渡辺以外にも6つの異なる職種の方の講話もあったと。2年後になった高校受験、その先の大学、就職活動などのことをイメージしながら、日々の学習に取り組んでほしいと。 PS. 「職業講話」担当の先生から講義風景の写真を頂きました。ありがとうございました。
1/28(土):令和4年度 兵庫県立豊岡高等学校 SSH 第2回運営指導委員会
1/30(月):「豊高アカデミア~探究活動・課題研究発表会~」・助言者
この週末は日本海側は雪、太平洋側も気温が上がらず。仙台も北側に面した屋根、建物の影では雪が解けず。太陽光が当たるともう少し迅速に解けるのですが。 そうした中、兵庫県立豊岡高等学校で週末土曜日に計画されていたSSH活動の発表会が雪による警報発令で中止に。他のイベントと重なって参加できないことはありましたが、気象条件で中止となったのは初めての経験。驚きと今回の寒気の強さを改めて実感。そんなこともあり、土曜日には運営指導委員会のみの開催。
月曜日に縮小版だったですが、「豊高アカデミア」は開催。可能な限り質問をしたのが、何ともいえず、印象的でした。次年度もどのような形であれ、また参加できればと。ありがとうございました。
2/8(水):山形県立東桜学館高等学校 SSH成果発表会・運営指導委員会
ここ数日の10oC近い気温のおかげで日陰などの部分的な雪が残っているだけで、少し春らしさを感じる仙台。ただ、予報では週末の金曜から土曜にかけてみぞれから雪になるとか。日中の気温が上がるので、積雪にはならないと思うのですが。
そんな水曜日はいくつかの事案に対応しながら、リモートでのアウトリーチ活動。午前は山形県立東桜学館高等学校 SSH「未来創造プロジェクト」成果発表会。全校体制で取り組んできた「課題研究」を口頭、ポスター発表で。スタート時には、渡辺から今日の発表会で心がけてほしいことなどを交えて、激励の言葉を。午前は口頭発表。午後はポスターセッション。その合間が運営指導委員会。この1年を振り返っての議論。2期目から始めた「START 2022」企画。とても印象的でした。また、次年度に向けての方向性など、次年度が見える会議でした。詳細はいつものようにご容赦下さい。次年度も楽しみにしております。
2/8(水):埼玉県立熊谷西高等学校 SSH運営指導委員会・成果発表会
午前と午後の山形県立東桜学館高等学校での発表会・運営指導委員会の合間は、埼玉県立熊谷西高等学校のSSH運営指導委員会。今年度の活動内容、次年度に向けての方向性など、1.5hrほどの会議に。activeに活動され、多様な発表会に参加して受賞も。次年度に向けての新たな取り組みが楽しみです。詳細はご容赦下さい。また、そのあとの成果発表会はリモートでの参加ということから、別途、動画配信を見てのコメントに。可能な限り、迅速にコメントしたいと思いますので。
わたなべしるす
2022年を振り返り、2023年を迎えて。。(1/4)
2023年1月 4日 (水)
今日から仕事始め。2023年が始まってもコロナ禍が収束しないとは。2019年にWHOがCOVID-19を発表時には気がつくこともなく。今年は収束してほしいと思うわけですが、何が変化すれば収束するのか、植物に感染するvirusの収束でさえ、自分自身理解できてないので。 そんな2022年を振り返ると、著書を2冊上梓。そのうちの1冊は全体の40%弱を執筆した「エッセンシャル 植物生理学-農学系のための基礎-」。いわゆる「教科書」の執筆は初。2023年には発表される原著論文の準備の年に。新規な研究展開ができればと思っています。また、2021年からの宿題となっていた科研費「学術変革領域」を立案・採択するという点では何とか形になったのでは。これから4年間で大きな成果になるように精進すべき2024年。今年もよろしくお願いします。
わたなべしるす
【非常勤講師講義】大阪教育大学「生物課題研究プロジェクト」(12/20)
2022年12月20日 (火)
大阪教育大・学部3年生への「生物課題研究プロジェクト」の非常勤講師講義も今年度で3年目。最初は簡単に渡辺の自己紹介。また、少人数ですので、それぞれの受講生から簡単な紹介なども頂き、それを踏まえての講義の中にトピック的な話も盛り込みながら。実際の講義は、昨年度と同様に前半は東北大で実施している「科学者の卵養成講座」が目指すところ、運営体制、講義内容など。後半は「科学者の卵養成講座」の講義から渡辺が担当している「キャリア形成」の講義を。どの世代にも将来を考えるということ大事なポントかと思いますので。 講義を終えて、30minあまりは課題研究のあり方、教育のあり方、大学・社会からの高校生などへの接し方など、これからの教育研究普及を行っていく上で、こちらが参考になるような質問でした。担当の鈴木先生がモデュレーターになって、こちらと受講生を綱いて頂いたのはありがたかったです。後日、講義についての質問、コメントが来るということ楽しみにしています。コロナ禍を受けてできあがったリモートシステムが機能した側面だったかと。ありがとうございました。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業、ふくしまサイエンスフェスティバル、今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業、兵庫県立豊岡高等学校・STEAM概論, 福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修, 岩手県立一関第一高等学校SSH高志探究IIB本発表会(12/5, 10, 12, 13、19, 21追記)
2022年12月 6日 (火)
この記事を書いているのは12/6(火)の朝。天気予報通り、昨日の夜から雪が舞っている状態。このまま、本格的な冬が来そうです。
12/5(月):上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業「魚島の外はこんな世界が!!」と「ヘチマとそのなかまたち」
2017年に魚島小中学校へ伺ったのが初めての「ふるさと出前授業」。昨年は「キャリア教育」。今年は上島町4つの小学校を結んでのリモートでの「ふるさと出前授業」。今回は担当の手塚先生とも相談しつつ、前半はこれまでの出前講義とは趣を変えて、「魚島の外の世界」を渡辺が撮影した写真を元に紹介。外を見るということの大事さが伝わったようでした。
後半はヘチマでの学びを復習したあと、「ウリ科」の多様性を、「果実」、「子葉」、「雌花」などを使って講義。そうした中で、写真を見てたくさん考えて発表できたのはniceでした。これからも考える理科を続けてください。講義の初めに行って頂いたミニ企画、忘れられない時間でした。ありがとうございました。 PS. この記事を書いている時間に魚島小中学校のHPに当日の記事を見つけました。ありがとうございました。
12/10(土):ふくしまサイエンスフェスティバル
2012年からスタートしたふくしまサイエンスフェアを今年から「ふくしまサイエンスフェスティバル」に改称されましたが、11年連続で実験講座を担当。「バナナ」からDNAを取ってみようという毎年恒例の企画。 1回の実験で20名程度の方に参加頂き、エキストラタイムを入れて、5回の実験。ここまで盛り上がったのも実験を手伝ってくれた福島高校の1年の清栄ともいえる生徒さんたちのおかげ。用意した実験器具を効果的に利用して、100名を超える方々に楽しめるようにサポート頂きました。ありがとうございました。最後にはお礼のうちわも頂きました。書道部の清栄が書いてくれた「自家不和合性」、感動です。
おかげさまで今年も盛り上がることができました。今から来年の参加が楽しみです。ありがとうございました。
PS. 実験講座の合間には関係の先生方と色々な情報交換、それもまた有益でした。ありがとうございました。
12/12(月):今治市立常盤小学校・ふるさと出前授業「花の不思議な世界」
この先もしばらく寒い予報。やれることをやれるだけやって、年末年始にしたい12月の第3週。週初めの月曜日はふるさと出前授業をリモートで、今治市立常盤小学校へ。6年生に「開花から結実」までについて「リンゴ」をモデルにした講義。とても活発に発言をしてくれ、積極的なトライはとてもniceでした。前半の受粉のところまではよいペースだったのですが、後半、そんな活発さをこちらがコントロールできず、最後は駆け足で、自家不和合性、過日の内部形態の観察。慌ただしかったですが、振り返りの授業、おうちに戻って今日のことを話すなどして、今日のことを定着させて下さい。 さて、今年度のふるさと出前授業は吉海小学校に始まり、今日の常盤小学校で11回目の仕事納め。1回の出前授業で複数の学校で実施したようなこともありました。リモートだからこそできる強みの部分でもあったかと思います。お世話役を頂いた、常盤小学校の大澤校長先生、吉海小学校の木山教頭先生、ありがとうございました。また、次年度に向けての議論ができればと思います。よろしくお願いします。
12/13(火):兵庫県立豊岡高等学校・STEAM概論「身の回りの不思議を実感し、なぜと思う心を醸成する」
初めて兵庫県立豊岡高等学校へ出前講義で伺ったのが、2012年。それから11年目。2012年以降、伺ったり、来て頂いたり。コロナ禍ではリモートで。今年度は改良を加えて、完全リモートで、ツールも可能な限り使って、植物の過日の観察とそれに纏わる講義。植物を「科」の分類群で分けることから。もちろん、「科(family)」について、細かく知っているわけではないので、文字列、これまでの知識などを総動員して、グループごとに分類とその説明。そのあとに、こちらから解説というか、分類についても簡単に説明。また、せっかく用意頂いた果実を色々に切って、その断面の観察。そこには歴史が出てきたり。今までとは違った側面から植物を見て頂けるのではないかと。
後半はそんな植物の果実ができるまでの「生殖」に纏わる話。何故、そんなことが起きるのか、なぜ、ということを双方向で考えてもらう時間に。植物に自殖性、他殖性があるということを知るのも初めてだったと思いますが、よく考えて答えてくれていました。後半の後半は渡辺のこれまでの歩み、キャリア形成をどうするかを渡辺をモデルとして紹介。将来について考えるヒントになっていれば、幸いです。最後の質問の時間、講義の本質をしっかりと理解した質問が多く出たのも印象的でした。こちらからの最後のコメントは、豊岡の自然からたくさんのことを学んで下さいと。それが将来の大きな成長の礎となるでしょうから。
12/19(月):福島県立安積高等学校・SSクラス先進地域研修
with コロナの2年前からスタートし、今年で3年目の福島県立安積高等学校の「先進地域研修」。科学研究について関心を高め、質の高い課題研究につなげることがこの研修の目標。3つのグループが、工学部、農学部、生命科学研究科を3hrかけて見学。スタート時には猛烈な「吹雪」の洗礼。雪がやむのを待って研修に。 工学部、農学部では先端的な機器類などを見学できるでしょうから、片平キャンパスにある生命科学研究科は片平に大学ができてからの歴史も概説。歴史というと科学と関係が薄そうですが、先行研究を理解することはすなわち、研究の歴史を知ること。それによって意外なことに気がつくわけです。あわせて、渡辺の研究対象の植物についても菜の花、樹木などを観察して考えることができるようになったのではないでしょうか。写真を送って頂いた原先生、ありがとうございました。
12/21(水):岩手県立一関第一高等学校SSH高志探究IIB本発表会・指導、助言
12月4週目は昨年度と同じアウトリーチ活動、非常勤講義パターン。月曜日は福島県立安積高等学校の研究室訪問。雪が舞っていました。火曜日は大阪教育大の非常勤講師として大学側から提供する「課題研究」に関係した事象などの集中講義。で、今日水曜日は岩手県立一関第一高等学校のSSH課題研究の本発表会。物理、化学、生物、数学、情報についての課題研究の成果発表。
9月末の中間発表の時からどれくらい進捗したのか、何を工夫したのかなどのプレゼンを受けて、SSH運営指導委員などをされている大学の8名の教員が現地、オンラインからの助言、指導、質問を。発表後に生徒さんから質疑を受けるという仕組みはniceな取組ではないかと。先生方からの質問、suggestionなどへの対応もよくできており、deepな議論ができた3hrでした。
わたなべしるす