東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」レポート定稿へのコメント(8/1)

2020年8月 1日 (土)

 東海、関東甲信が梅雨明けしたとか。仙台を含めた、北陸、東北が梅雨明け待ちの状態。。。立秋までに梅雨明けを発表できないと、「梅雨明け特定せず」と言うようになるとか。これまでも何回かあったのを記憶しています。今年はどうなるのか。。何となく、このままの天気が続きそうな。と言うのが、渡辺のイメージです。ただ、イネの生育にはあまり影響が出ない範囲ではないかと。これも勝手な予想ですが。。。

 さて、レポートを受け取り、拝見したのは、7/31(金)。講義の時にも話をしたとおり、どこを改訂したのか、赤などの文字で修正してあると、よいのですが・・・(気になる人は、講義資料、まだ見ることができれば、講義のその部分を見てみて下さい。)。これは多くの場合、学術論文の審査の話。レポートにそこまで求めるのは、難しいですが、前回のことを考えならが読み、図表が入っていたり、大きく流れを変えたような方もいました。よいことだと思います。最初に自分でこの流れと思って、流れを作ると、それを変更するのは、難しいことですから。また、読み手を意識するということ。今回のレポートは勿論、講義の一環ですが、誰が読むのか、ということを考えると、工夫ができることもあるのではと思います。例えば、研究費などの申請書類では小さな文字は避けます。これは、読み手が一定の年齢よりも上の方。つまり、老眼であろうということ。それはfriendlyではないと言うことになるわけです。そんな心遣いがあると、これはよいなと思うところも、人間ですから。

20200801161344-830cc722d258a53021522c31171bb45cdf867233.JPG それから、今年はコロナ禍。いつもなら、別のシステムでレポートを提出。自分で書き上げて、それを投稿(submit)というボタンを押す必要はなかったのでしょうか。渡辺は仕組みを全て理解できてないので。。。と言う渡辺も、講義のシラバスなどを書いていたのに、保存はしたけど、最終的な投稿をしてないときもありました。そんなちょっとしたことにも気をつけないといけないのだということ。大変な世の中ですが。。。昔であれば、直接、川内のキャンパス内にいる教官のところに、レポートを提出に行く、箱がおいてあり、出すということだったのが、。。それもある意味、生きるということですから、がんばって下さい。今回の教員からのコメントをどの様に解釈するのも、それぞれの受講生のセンス。ただ、これから先、レポートではなくて、報告書、立案書、申請書などを作るようになると思います。そんな時、自分だけで改訂するのは難しいということは理解されたのではないでしょうか。これからのレポートを書きながら、部外者としてフラットな心で呼んでくれる方、そんな方からコメントをもらい、改訂するようになれば、よいものができるようになると思います。

20200801161329-e90819b2ff50bada29b207ac03eb0b8ccf50e48a.JPG いつもの年であれば、最後の講義では「○○で賞」という、渡辺がおもしろかった、なるほどと思ったなど、渡辺の勝手な思いだけで、賞を作り、表彰していました。今年度は、他の案件と重なり、伺うことができませんので、当日、事務方から発表をお願いしました。そんなことも大事なのだなということ、そんな捉え方もあるのだなというきっかけになれば、幸いです。大学生になって、いきなり、大学のキャンパスに通うこともなく、自宅での受講、レポート作成など、大変だったと思います。現状では収束が見えないことで、受講生の皆さんも心細いと思います。誰かの言葉に「やまない雨はない」というのがあるとか。あのつらく大変だっただ時期に、レポートを書くことの講義で大変だったけど、あれを学んでよかったと思える時期が来ることを祈っています。後期に渡辺が講義を持っています。展開ゼミというのを。興味がある方、シラバスを見て下さい。基礎ゼミがなかったので、展開ゼミは実施できるのかというのはありますが、。。。昨年度までのHPですが、興味がある方、開講されれば、がんばってやってみますので。with coronaを生きるために。また、渡辺の研究はおもしろいと思った方。専門が近い農学部の学生さん、今年は受講生が多いようです。興味があれば、mailでもどうぞ。渡辺は植物、作物、育種、遺伝というのがkeywordsだと思いますので。では、また、どこかでお目にかかる日を楽しみにして。。。若い皆さんの発展を祈念しております。

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 わたなべしるす




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【アウトリーチ活動】仙台市立片平丁小学校・学校評議委員会(7/30)

2020年7月30日 (木)

 新型コロナウイルスへの感染者が4桁に。。。4県で3桁に。。さらに、ここに来て、全国に。。。植物をやっていることもあって、どこまで拡がるのか、予想が難しい木曜日は、仙台市立片平丁小学校へ。学校への途中、セミの成虫を発見。これを見つけると、改めて、季節は夏なのだと。。。

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 7/30(木):仙台市立片平丁小学校・学校評議委員会

 前々日の雨。仙台でも24hrで70mm程度。隣の山形県は最上川氾濫。夏野菜、果物の収穫時期に当たることもあり、気になることは多いのですが。。。で、数年ぶりに学校評議員を仰せつかったのが、片平キャンパスと接している、仙台市立片平丁小学校。細心の注意で、会議に参加。玄関先には、welcome boardと生け花が。ありがとうございました。

20200730141418-82ad5da4ad0e725e2faf0f17c7e1a431564ac551.JPG20200730141439-f4b2e3fc8e194540744764142a0d5b9044d92377.JPG 会議の細かな中身はある種の秘匿事項ですので、詳細はご容赦を。コロナ禍を受けての地域との連携、学校経営のあり方などなど。小中高へは出前講義。普段は大学にいることから小中高大を繋げて考えると、見えてくるものがあるような。。。見逃したりするような失敗をしないように、と言うか、失敗してもそこからの学びがあれば。最初はtry and errorなので。

20200730141507-a09405a4ab00d68321fe6ae6d123f937356a2b6c.JPG 研究室でもwith coronaということで、様々な対応をしていますが、どこの教育機関も同じような大変さを実体験として見聞できたのは、大学での教育研究を再考するきっかけに。。。最後になりましたが、佐藤校長先生、市川教頭先生、はじめとする関係の先生方に、お礼申し上げます。ありがとうございました。教育センター経由になりますが、秋から冬の出前講義ができればと。。。


 わたなべしるす

 PS. 学校の玄関先に著名な卒業生の書が。。。with coronaも「風雪」なのだろうと。。。

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篤農家、品種、多様性(7/29)

2020年7月29日 (水)

 新型コロナウイルスが拡がって、HPに何かを書くことも抑制気味。教育研究で「コロナ禍」以前のことがどれだけ重要だったのかを、再認識できたわけでもありますが。。。そんな7月最終週。と言うことは、来週から8月。梅雨明けは少なくとも、来週になりそう。日中の最高気温が20oCちょっと。凌ぎやすいといえば、その通りで。。。そんな水曜日、ほっとするような頂き物。頂く前に写真、。。。申し訳ありません。そんなことも忘れてしまって。こんな写真で。

20200729160227-9398b19b80fe2b02404485ab3cc6336bbf5771b0.JPG 水曜日は研究室のゼミの時間。それが終わったあとに、頂きました。よく見かけるような品種ではないので、調べてみると。。。藤稔。イネの育種を知っているものには、カタカナ表記の「フジミノリ」の方がmajor。まずはmajorな方から。農林17号 x 藤坂5号。青森県農業試験場の指定試験地であった藤坂支場で育成されたもの。稲熱病抵抗性耐冷性の品種。その子孫にはレイメイも。一方、「藤稔」はブドウ品種。井川682号 x ピオーネ。ピオーネはよく見かける品種。井川682号は、昔でいう「篤農家」と言えばよいのでしょうか。育種したことを考えると、系統として、682系統は少なくとも品種評価をしたということだろうと。。。赤系統のが「竜宝」。ゴールデンマスカット4X x クロシオ。系統名では、井川668号。「藤稔」を産み出した方が682号よりも少し前に育成した系統。

 最後は黄玉。ピオーネ x 紅富士の実生からの品種。この品種も、公的機関で育成されたものではないもの。普段、Brassicaを使っての遺伝学をやっていて、それでも大変なのに、実生の場合、結実するまでの時間、幼若期と成木での果実形質が違うことが多いとか。これは学部生の時の果樹園芸学を教えてもらった当時の「尾形助教授」の受け売りでお許しを。。。ブドウ品種がどれくらいあるのか、不明ですが、果色、糖度等の形質が複雑に組み合わさってできているわけで。。。経験と勘の世界から遺伝子、ゲノムベースでの育種はいつ頃。。。そんなことを考えた水曜の午後でした。ありがとうございましたというか、ごちそうさまでした。

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 わたなべしるす

 PS. 記事を書きながら、脇では免疫系の話。学部4年の時に抗体作成をしたことがあるので、少しはイメージがあるにせよ、やっぱり難しい。。。その一言でした。。。


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【リモート・アウトリーチ活動】福島県立福島高等学校SSH特別講義、宮城県仙台第三高等学校SSH運営指導委員会(7/14, 17追記)

2020年7月14日 (火)

 13日の月曜から宮城県が「みやぎアラート」を開始。レベル0~4が設定されていて、昨日時点は、レベル2。このあたりから「不要不急の外出を控えるなど」を県民に要請することを検討とか。5月の連休前のような緊張感になるのか、気になるところで。もちろん、前の週の米沢と同じく緊張感を最高レベルにして、福島往復・対面での出前講義。

 7/14(火):福島県立福島高等学校SSH特別講義「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」

 例年であれば、4月の終わりに出前講義を行っている、1年生向けの課題研究を踏まえて、キャリア形成を考える講義。リモートで講義をしたところもありましたが。対面が可能になったらということで、この時期に実施。新型コロナvirusを入口にして、課題研究に取り組むことの大事さを。コロナ禍と言うことで、課題研究をどの様に行うのかということは、どの学校も問題ではあるのですが。

20200714213042-a08dd8ad781b62d8f7bef531b6ede0d38e9be98a.jpg 後半は渡辺を例にして、現在までのキャリア形成について。高校の数学で考えると言うことの大事さを。また、ちょっとしたきっかけで、現在の歩みがあると。そんなきっかけは意外なところにあるので。観察したり、考えたりすることを大事にしてほしいと。最後は30minの質疑の時間。最初に質問した方、とても勇気があったと思います。最後の最後は、代表の方から今日の講義への感想。これからの行動指針なれば、講義をしたものとして、ありがたいことかと。

 SSHの運営指導委員も仰せつかっており、本来なら、この時期に運営指導委員会を通じて、意見交換ができるのですが、それも難しいことから、竹田校長先生、SSH主任の高橋先生を交えて、現状と今後の方向性について、意見交換をする時間も頂けました。最後になりましたが、竹田校長先生、SSH担当の高橋先生、渡部先生をはじめとする関係の皆様にお世話なりました。

 PS. 第61期王位戦七番勝負の第2局。持ち時間を使い切り、1min将棋に。挑戦者藤井七段が2連勝。若手の活躍はどの分野に限らず、うれしいことですが、渡辺の世代には一抹の。。こちらも頑張らないと。。。


 7/17(金):宮城県仙台第三高等学校SSH運営指導委員会

 今年の仙台は梅雨寒で、湿度が高い。。。日照不足、低温というのは稲作には堪える環境条件。と言うか、気がついたら、7月中旬。8月が見えそうな時期なのに、梅雨明けはしばらく先になりそう。月末にかけては、少し夏らしい気温のようですが、低温に慣れた体にはちょっと酷な。。。

 そんな金曜日。宮城県仙台第三高等学校のSSH運営指導委員会。今回はリモートでの参加。高校の授業などもリモートで行った時期があったとはいえ、通信環境など、いずれのところも大変なようで。。。4月からの活動と今後の方向性について。何をどうするのかと言うことは、ある種、秘匿事項と言うことで。ただ、柔軟に対応できると言うことを聞いて、ほっとしている一方で、何か新しいことが模索できないのか、そんな一年になりそうです。近いから、遠いからということではなく、リモートでの講義などで、サポートできればと。。。最後になりましたが、今回のリモートでの企画を頂いた仙台三高・千葉先生、岩手先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。

20200720121226-1f511c972949223edcfb40fd3ae3f3941109d814.JPG PS. 運営指導委員会の前日。第91期棋聖戦五番勝負の第4局。渡辺棋聖に藤井七段が挑戦していた一戦。藤井七段の勝利で通算、挑戦者の3勝1敗。史上最年少での初タイトル獲得。記録更新はもちろんすごいこと。とともに、自分自身を振り返って考える機会にしないと。。。


 わたなべしるす


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【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」レポート初稿へのコメント(7/10)

2020年7月12日 (日)

 講義の記事を書くのは、今年度はじめて。いつもであれば、自分の講義が終わったあとの受講生の皆さんの反応などを見ながら、記事を書くのですが、なにがどうして、こうなったのか、説明できる方にお願いしたいわけですが・・・、with coronaと言う状況。4-5月にレベルが高い状態の時に、録画を完了して、渡辺分は見て頂けたでしょうか。渡辺が1人で居室で生活していれば、マスクを外せるのですが、スタッフ、学生さんと同じ環境。と言うことで、新しい生活様式に従って、マスクをしたままで。聞き取りにくい場面もあったのではと思います。ご容赦を。

20200712202735-4231d72176bfa8c83aa61218c1f3ff342ee8cd33.JPG 昨年は忙しかった(?)からだと思いますが、コメントを書いていません。今年は出張が抑制されていることもあって、「大学生のレポート作成入門」のレポート初稿の評価とコメントが完了したと言うことで、各自のコメントはそれぞれの方が見て、考えて頂ければと思います。早速、渡辺のコメントを見て、それについて、コメントをくれている方も拝見。先手、先手の取組、大事なことかと思います。一方で、コメント全体から、受講生全体にお知らせした方が、最終稿に修正する上でのヒントになるのではと。。。そんなことを考えた次第です。

 レポートとはいえ、読んでおもしろい、興味が湧くというのは、読み手に対して優しいというか、読みたくさせるということにもなり、大事なことだと思っています。なので、今のストーリーよりもこんなのはどうかなとか、レポートの内容について、渡辺が知り得ているようなことを追加したり、もちろん、こちらのコメントをどれだけpick upするのか、他の講義のレポートもあるでしょうから。ただ、大半の講義ではレポートは出したままのはず。教員がコメントするのは、少ない部類かと。それも2回もコメントが来るのはこの講義くらいのような。。。そんなことも活かして下さい。また、最初に他の人のコメントは見えないと書きましたが、友達同士でshareしたら、なるほどと思うこともあるかと。もちろん、netだけでしか知らない受講生なので、難しい側面はありますが。

20200712202759-5299acbdad0103c7409d3be84c6b4cd8190c5df1.JPG で、全体として気になったこと。レポートのタイトル、最初に決めてないでしょうか。講義でも話をしたように、その中の話全体をまとめるような、あるいは、これというタイトルを最後につけてみて下さい。自分の思い込みで、これというタイトルで書いているようなイメージを受けました。それから、ストーリー性という点で、パラグラフとパラグラフをいかにつなぐのか。前の段落と後ろの段落が「木に竹を接いだ」ような無理がある話の展開を感じたところがありました。もちろん、流れるような文章もありましたが。いつも書いていることですが、と言うか、講義でも話をした「〆切を守ること」。色々な理由はあるにせよ、〆切を守るのは、大事ですから。

 最後に、コメントを書いているこちらの文章量に多い少ないがありますが、こちらがfollowできる内容、何かのイメージが湧いたものについては、余計なことを書いているかもしれないですが。。。今回のコメントを参考にして、最終稿でよりよいものを拝見できるのを楽しみにしております。

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 わたなべしるす


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