今年も残り30日を切って、12月にやるべきことを最優先で。もちろん、コロナ禍を避けつつ。マスク、手洗い、うがい、アルコール消毒、加湿などをしっかり対策しないと。宿題も少したまっている感じがあるので、それを何とか、2020年12月31日までに片付けなければ。それができれば、2021年は迎えられないと思える12月はじめ。
12/4(金):仙台市立館小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」
11/16(金)に、5年生向けの出前講義を行った仙台市立館小学校。今年から「学校評議員」を仰せつかっていることから、2回の特別講義を。この冬一番とも思える寒い朝。館小学校へ。玄関先では、welcome boardがお出迎え、ありがとうございました。渡辺だけでなくて?!、その説明は文末で。 コロナ禍が少しずつ静まりつつある仙台市であっても、三密を避ける、空気の入れ換えを行うなどの重要なポイントをあらかじめ、6年生の担任の千葉先生と打合せ。体育館という場所で寒さもあって、周りには暖房を。ありがとうございました。もちろん、マスクをしてということでマイクで話をしながら、こちらからの問いかけに答える児童の皆さんもマスクをしてマイクを使って。去年、出前講義で「花の分解」を行った学年。もちろん、実験をしたことは覚えてくれていました。
環境問題は理科の時間に学ぶこと。でも、理科だけでなくて、毎日の生活と関係があること。学校の行き帰り、席替えなど。そんなことから話を始め、地球温暖化とそれに関する問題点。さらには、歴史的に考えて、二酸化炭素が多かった時代はどうだったのか。さらには、環境を汚染すると言うことはどういうことがそうなのか、それを元に戻すには、どれくらい大変なのかなど。昔のような廃液、公害のようなこともですが、今は生態系への影響も含めて。。。理科の時間とは少し違った「環境問題」を考えることができたのではないでしょうか。また、植物は問題の二酸化炭素を吸収してくれること、植物は動けないから、落葉をするとか、その環境をどうやって耐えてがんばるのか。そんな「環境適応」というか、「適応」というのは植物だけでなくて、どんなことでも大事なことだと。
講義が始まるまで、大友校長先生と前回の講義のことの反省と現在のコロナ禍を受けての昨今の教育事情についての議論の時間を頂きました。大学ももちろん大変で、どうやって防止するかに苦労していますが、大学とは異なる教育機関での防止体制など、よい刺激を頂きました。ありがとうございました。最後になりましたが、今回の機会を頂きました、仙台市立館小学校、大友校長先生、6年生担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよりよいコラボができればと思います。
PS. 大友校長先生の取り計らいで、川前小学校、七北田小学校でお世話になった内藤校長先生と再開。現在は宮城教育大で、環境関係の仕事をされているとか。そんなで出前講義の途中から聞いて頂き、講義が終わったあとは、講義でお世話になった千葉先生の前任地が川前小学校と言うことで、今日の講義の反省会を。ありがとうございました。今の話から古い話まで貴重な議論の時間でした。 PS.のPS. 12/5(土) 17:00追記。仙台市青葉区内の小中学生を対象に「あなたのまちの『すてき』を絵・川柳にしよう!」という企画があったとか。。。多くの作品が集まり、これという受賞作品が決まったというのを人づてに伺いました。以前、研究室訪問をしてくれた方が受賞されたと。おめでとうございます。色々なことにチャレンジしてみることが、将来の経験値を上げる意味でも大事なことだと思いますので。これからもがんばって下さい。
PS.のPS.のPS. 12/9(水) 15:00追記。館小学校のHPに出前講義の記事を見つけました。もっと早くに掲載されていたのかも知れないですが、気がつかないまま。。。ちょっとちがう「環境」を理解してもらえていたようで、ほっとしております。ありがとうございました。
12/8(火):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」
12月になって、リモート、現地を含めて例年並みになったアウトリーチ活動。師走ということで、色々なことが重なり、12/21(月)の朝になって、12/8(火)の山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義の記事を書いてないことが判明。。。まさに、とほほ。というか、申し訳ありません。午後からは別のリモートでのアウトリーチ活動もあるというのに。。。 で、実際の出前講義はリモートで。前後に学会・会議などがあることから、事前に担当の小野先生、三浦先生と打合せ。いつも講義をしているところに、渡辺の講義資料と渡辺がしゃべっている映像が1つずつ。しゃべる映像は同じでも、渡辺が画面いっぱいに写っているのは、かなりの迫力だとか。実際に見ることができてないので、イメージとしてはたしかにと。迎えた出前講義当日。いつもであれば、2hrの講義時間なのを、50minにして、そのあとに質問時間。時間があると、ちょっと横道にそれた内容も入れようとするのですが、この時ばかりは、時計とのにらめっこ。また、スライドをこちらから、次々と送ることができないので、90年代の学会のスライドと同じで、次のスライドをお願いしますというスタイル。
短い時間でしたが、課題研究で何を行い、どこのような心構えでやることなのか。またそれが将来、どの様につながるのかなどを、講義。後半というか、1/3くらいで、渡辺のこれまでのキャリア形成の過程を紹介。課題研究を通じて何を学び、それを活かして、大学、社会で何をしたいのか、どんなキャリア形成にしたいのか、イメージできたのではないでしょうか。で、その当日のレポートが先週届いていたのですが、別のイベントなどが重なり、この週末にクラスごとに返事を。こちらが講義で意図したことは、リモートでも伝わっていたのを改めて、実感。最後になりましたが、今回のリモート企画を支援頂きました、小野先生、三浦先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。リモートでのアウトリーチ活動の新たな手法ができたように感じております。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
わたなべしるす
【アウトリーチ活動】仙台市立館小学校・特別講義、山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義(12/4, 5, 9, 21追記)
2020年12月 5日 (土)
お疲れ様でした!
2020年11月12日 (木)
こんにちは、マスコです。昨日は、私のオンラインゼミ当番の日でした。
今回は、雑誌紹介として、春化がいらないハクサイと、砂糖イネと、キノン化合物の植物の受容体同定について取り上げました。前期まではコロナ禍の影響もあり1報のみの紹介になっていたのですが、後期からは複数の論文紹介に戻りました。それぞれのバックグラウンドを理解し、分かってもらえるように説明するのはやっぱり難しく、まだまだ修行が必要です。今回、サラダスピナーで作るプレート遠心機の話を保険として取っておいたのですが触れませんでした。加速もよく使いやすい、という噂を聞くので、ご興味のある方は作ってみてはいかがでしょうか。
さて、ゼミの後、仙台一高・生物部&科学者の卵重点コース生の鹿股さんのお疲れ様ケーキ会をしました。各々の席で距離をとって黙々と頂きました。時間の関係上、ラボで食べるのが難しいメンバーには持って帰ってもらいました。
鹿股さんは昨年の今ごろから生物部の活動の一環として当ラボで実験していたのですが、今年度からは科学者の卵養成講座の重点コース生としてM1福島くんと実験を行ってきました。今年はコロナ禍で活動できない期間もあったり、イレギュラーな事が多く、学校生活との両立は大変だったと思います。雨の日も風の日も自転車で真面目に通って一生懸命実験していたのが印象的でした。本当にお疲れ様でした。
モンブランがあれば食べたい、という彼女の希望で、ささやかですが用意しました。長野県・小布施堂のモンブランです。希望をもらってから調べていたら、ちょうど藤崎の催事で小布施堂が来ていたので(しかも最終日)、M2古井さんに開店と同時に買ってきてもらいました。開店から20分で完売になったとのこと。恐るべしですね。
私も頂きましたが、とても美味しかったです。甘くなく、飽きない。栗の風味が良いです。小布施堂長野本店・本宅でしか出さないという季節限定朱雀も一回食べてみたいものです。
ほか、yuzukiのチーズケーキが小布施堂の隣に催事で来ていたため、古井さんにわがまま言って買ってもらいました。行こうと思うとちょっと遠い場所なので、来て頂けるのはありがたいです。
余談ですが、yuzukiのホームページで懐かしい嵯加露府(さかろふ)の焼き菓子が買えるんですね。。。!今後買おう。
yuzukiの催事スペースのお向かいあたりにロワイヤルテラッセがあるのですが、季節限定、藤崎限定のケーキが出ていたそうです。ツヤツヤで美味しそうです。もうすぐクリスマスですし、ベリーカラーが映えますね。
ケーキを食べていただいた後、ささやかながら記念品をお渡しし、M1福島くん・渡辺教授と距離を取りつつ記念写真を撮り、お開きとなりました。
来年は受験生、がんばってください!またいつでも遊びにきてくださいね。
マスコ
P.S.
マスコが昨年も応募した川柳 in the Lab 2020の人気投票が始まっています(昨年の懺悔の報連相編はこちら)。今年も世相を写した面白いものばかりですので、ぜひ覗いてみてください。11/26まで人気投票もやっているので、ぜひ!
【アウトリーチ活動】仙台市立館小学校・特別講義、青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評者、仙台市立原町小学校・特別講義(11/6, 12, 20追記)
2020年11月 6日 (金)
気がついたら、11月も半ば。やるべきことは山積しているのですが、簡単に片付けることができるわけでもなく。。。日々頭を抱える今日この頃。5年くらいたって、振り返ると、なんであんなことで、悩んだのかと思うのでしょうが。。。世界を見ると、もっと大きな問題も。
11/16(金):仙台市立館小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」
今年度で6年目となる仙台市教育センターとのコラボの出前講義。コロナ禍を受けて、この時期からの実施。今年度は4つの小学校で5回の講義予定。その最初は、仙台市立館小学校へ。5年生向けに「キャベツとブロッコリー」。玄関先でwelcome boardがお出迎え、ありがとうございました。 コロナ禍で初めての小学校での出前講義。距離感、実施場所、実施方法などについて、事前に5年生担任の菅原先生と打合せ。三密を避けるような工夫を。いつもより距離を取って、マイクを使っての講義。もちろん、マスクをして。最初に、植物の形態の復習。茎、葉、花の位置関係から。では、アブラナ科のキャベツとブロッコリーは??。ということで、講義のお題は「キャベツとブロッコリー」。同じ種の中の変種。つまり、交雑ができて、遺伝子を混ぜることができる。それを模造紙に書いてみよう。
班ごとに分かれて、25minで相談しながら、書き上げて。できたところで、班ごとになぜ、そのような絵になったのかを説明、質疑も。最近の言葉で言えば、問題解決型の講義。慣れないところもあったと思います。それでもしっかり発表して、鋭い質問をして、された方も、「えええ????」がいっぱい並んだかもしれないですが、その考えたこと、素朴な疑問をストレートに表現できたのが、よいことです。続けて見て下さい。
講義の前後に、大友校長先生と教育センターで統括いただいている川口先生と、コロナ禍を受けての昨今の教育事情についての議論の時間を頂きました。大学ももちろん大変で、どうやって防止するかに苦労していますが、大学とは異なる教育機関での防止体制など、よい刺激を頂きました。ありがとうございました。最後になりましたが、今回の機会を頂きました、仙台市立館小学校、大友校長先生、5年生担任の先生方、教育センターの川口先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよりよいコラボができればと思います。
わたなべしるす
PS. 講義の最後に使ったのは、今年度初任の先生と教育実習に来ている大学生の方々が渡辺の講義を参観してくれたので、せっかくなのでということで参加いただきました。講義の後半は別の講義の参観だったので、渡辺の方から紹介。理科が専門という先生方はいませんでしたが、とてもしっかりした絵を描いてもらい、講義の最後がピシッと。ありがとうございました。
11/12(木):青森県立五所川原高等学校理数科課題研究発表会・講評・助言者
週の初めには青森県内でも降雪があったとか。新青森駅からの移動中、雪が残っているところもありましたが、写真を撮るのを失念。。。2014年に始まった、青森県立五所川原高等学校でのアウトリーチ活動も今年で7年目。いつもであれば、講義室が今回はコロナ禍を受けて、体育館で三密を避け、通気性をよくして。その分、寒さもあるわけですが、背に腹はかえられない、というのはこういうことなのだろうと。最初に、中村校長先生から渡辺の紹介で、長年のアウトリーチ活動への感謝の言葉をを頂きました。今回は、理数科課題研究発表会の講評・助言者ということで。 理数科の課題研究は8つのグループに分かれて、数学、物理、化学、生物。アブラナ科野菜を使った実験も。アブラナ科と聞いただけで、心がほっとします。質疑の時間はもちろん、生徒さんからの質問が優先。よく考えて質問ができていたと思います。数学・物理のプレゼンの理解は難しい、というか、やっぱり、門外漢。美しい図形というか、法則性を見ると、そんなことが生き物でもないのかなと。。。そんなことを考えながら。研究の背景に何があるのか、そんなことを考えてほしいというような質問をしたつもりですが、参考になれば。。。最後の講評では、発表で気になった点、よかった点、あと、課題研究の重要なことである、失敗をしても立ち上がること、失敗から学ぶこと、寄り道をすることなどを。。。
発表会が始まるまでの時間、中村校長先生と昨今の教育事情について議論する時間を。また、終わったあとには、校医の白戸先生も交えて、コロナ禍を受けてこれからどうするのがよいのか。何かを変えるのか、新しいことができるようになったかなどなど。コロナ禍が収まっていれば、もう少しゆっくり議論したい内容でしたが。。また、よろしくお願いします。最後になりましたが、今回の企画を頂きました、五所川原高校・中村校長先生、玉井教頭先生、佐々木先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。次回は、2月の1年生向けの講義でお世話になります。よろしくお願いします。ありがとうございました。
PS. 課題研究の実験成果をこうした形に発展させるのも、よいことかと。こんな実験をずいぶん昔に始めた先達の思いを馳せ、未来に向けてと言うことになるのが、大事なことだと思いますので。ありがとうございました。
PS. 新青森駅には、リンゴ「ふじ」の鉢植えに結実が。鉢植えすると、こんな大きさなのだと。改めて、実感。やっぱり、本物を見るのが大事なのだと。。。
11/20(金):仙台市立原町小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」
11月後半とは思えないような22oCを超える気温。おまけに湿度も高いので、少し動いたら汗をかくようなヘンテコな気温。小雨模様の中、仙台市教育センターの第2回目は、仙台市立原町小学校へ。はじめて伺う小学校で、事前に理科担当の佐藤先生と打合せ。学校への道順など丁寧に対応頂きました。また、理科の単元としては、もう少し後に学ぶということですが、この講義に合わせて「環境」のことをあらかじめ学習してくれたとか。会場は三密を避けるということで、体育館で。風が吹くと寒いというのこの時期なのが、開けっぱなしで、運動場からの声が聞こえるくらいでしたが、暖かさのおかげで、過ごしやすい気温。玄関先には、welcome boardがお出迎え、ありがとうございます。 講義の最初に、簡単に渡辺の紹介を頂き、講義をスタート。環境問題は遠い世界で起こっていることではなくて、みんなの身近な問題。自分の席の周りにどんな友達がいるのか、席替えには一喜一憂したもの。また、小学校の6年間で、仙台の気温は何となく上昇しているのでないかということをイメージ出てきているのが、さすがでした。また、コロナ禍、というか、新型コロナvirusが拡がっていることから、去年とは違った「環境」。そんな毎日の生活に関わるところから、「環境問題」を考えてほしいと。
自分としては、動植物にとってやさしいことをしていることが、本当にそうなのか、環境に関わるようなテレビ番組もあるはず。また、環境問題を解決するために、今までにないような発想をしてほしいと。もちろん、環境問題だけでなく、毎日の学校での学習、普段の生活でも、こんなことができたらいいなと思うことは大事ですから。講義が始まる前、春日校長先生と今回の講義のことなどについて、少しでしたが、話をする時間を頂きました。ありがとうございました。意外なところでお世話になった先生方とつながっていたり。今回の出前講義のきっかけも、教頭先生が館小学校から異動で来られたからとか。環境という複雑な問題の解決には、人のつながりが大事なのだろうと。最後になりましたが、今回の機会を頂きました、仙台市立原町小学校、春日校長先生、教頭先生、理科専科の佐藤先生、6年生担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよりよいコラボができればと思います。
わたなべしるす
PS. 当日は、午前中慌ただしく、デジカメの同伴を失念。写真は佐藤先生に講義当日のの夕方に送って頂きました。合わせて、児童の皆さんの感想として、「楽しかったぁ」「ためになった」と。理科、環境問題への興味を喚起できたようで、ほっとでした。
大掃除
2020年11月 5日 (木)
今日は渡辺研恒例・大掃除を行いました。
渡辺研では、毎年、本格的に寒くなる前に大掃除を行っています。適度な温度と、空気も乾燥しているため、ワックスの乾きも早くて良い、とのこと。今年はソフトボール大会等も無く、渡辺教授の出張も無いため、早めの日程で調整出来ました。
最初は渡辺教授から大掃除に進め方などについてお話がありました。写真枠より外で、間隔を開け、密にならないように聞くメンバー一同。11月5日は津波防災の日なので、お話の途中に緊急地震アラームの試験などあって、ビクビクしました。
流れを確認した後は、換気をよくして部屋の中が密にならないよう、また、あまりしゃべらないようにしながら掃除を行いました。
途中で休憩とお昼ご飯を。密にならないよう各々の席で黙々と頂きました。(毎年恒例、本家かまどやの弁当、渡辺教授からごちそうになりました。美味しかったです!)私はザ・幕の内(たきこみご飯)を頂きました。全部美味しいのですが、特に右側の肉団子とミニチキンカツ的なもの、美味しかったです。家だと息子、娘に食べられて、私の口になかなか入らないおかずなので。
次亜塩素酸水で除菌しながら床を掃除、水拭きのち、最後にワックスをかけてピカピカに仕上げました。
例年と進め方が少し異なりましたが、無事、清々しい環境になりました。実験・論文執筆など、ますますはかどりそうな気がします。今年もあと少しですが、心残りがないようがんばりたいと思います。
マスコ
【リモート・アウトリーチ活動】岩手県立一関第一高等学校SSH中間発表会、兵庫県立豊岡高等学校・福島県立安積高等学校SSH意見交換会、山形県立東桜学館高等学校SSH運営指導委員会・中間発表会、山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス、香川県立観音寺第一高等学校 vs. 福島県立福島高等学校・課題研究リモート発表会(9/28, 10/9, 14, 15, 16)
2020年10月12日 (月)
あれもこれもという9, 10月。後期の講義は始まるし、いわゆる、科○費の書類書きも。もちろん、こうしたリモートを含めたアウトリーチ活動も。雨降りが多いのもあって、動きにくいのはありますが。。何より、新型コロナvirusの影響で何をするにも、腰が引けがちなのが。。。どうにも苦手です。見えないというのが。もちろん、お化けも苦手なので。。。あれこれ、重なったおかげもあって、こんな記事を書くのがずいぶんと遅れ気味。今週はリモートでないものもいくつか予定があるわけですが。。。
9/28(月):岩手県立一関第一高等学校SSH中間発表会
理数科2年生の課題研究の中間発表会。リモートでの実施で、10名を超える大学の教員が発表を聞いて、質問を。リモートでの実施の難しさを改めて実感。発表内容などは、いつものように秘匿ということで。。いずれどこの学校もwith コロナを受けて、苦労をされているのは同じなのですが。やっぱり大変です。
10/9(金):兵庫県立豊岡高等学校・福島県立安積高等学校SSH意見交換会
9/12(土)に4hrのリモートでの出前講義を行ったのが、豊岡高等学校。そのあとに、安積高校の運営指導委員会があり、豊岡高校の取り組みを紹介することに。というか、1台のカメラでというのを複数台でという「豊岡高校方式」とでも呼べばよいのでしょうか。それに興味を持った安積高・原先生と豊岡高・澁谷先生とをconnect。
当日のことを振り返りながら、そこで採用した音響システム。そのからくりを見た時には、思わず、感動でした。output, inputをきちんと交通整理する。当たり前といえば、そうかも知れないですが、ここまできちんとしたシステムを組むことができるのだと、ある種の感動。まさに、with コロナの申し子のようなシステム。そういえば、相手方の安積高・原先生には、録画をした動画を配信して、その後に、質疑の時間をonlineで。これは「安積高校方式」。こうしたリモートでの出前講義などについての意見交換を1hrあまり。こちらもよい刺激になりましたし、どこからを遠隔地と呼ぶのかというのはありますが、色々なところで使えそうな技術かと。ありがとうございました。
10/14(水):山形県立東桜学館高等学校SSH運営指導委員会・中間発表会
大学のBCPレベルはレベル1に。ということで、山形県立東桜学館高等学校でのSSH運営指導委員会と中間発表会へ。運営指導委員会の中身はいつものように秘匿事項ですが、どこも同じようにこのコロナ禍の難局をどの様に乗り越えるのか。大学も同じことなのだと。。。 午後からは課題研究の中間発表会。最初の挨拶のところで、渡辺から激励のコメントを。発表すること、議論することの大事さを。。。こうした対面でのイベントに参加すると、with コロナとはいえ。という状況になりつつあるのかと。ふと、そんなことを。できる限りのポスターを拝見して、コメントも。これからの研究の発展につながれば、幸いです。最後になりましたが、官校長先生、SSH担当の小野先生、兼子先生をはじめとする関係の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
10/15(木):山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」
翌日も山形。県内を移動すればよいのかも知れないですが、なかなか、時間的な制限もあり。。。7月9日に続いての、山形県立米沢興譲館高等学校でのSSH異分野融合サイエンスの出前講義。いつものように、脱線した話で「新型コロナvirus」からスタート。それに続いて、実物の野菜、果物の分類。しっかり理解できていたのは、よかったと思います。普段からの観察だからでしょうか。本来なら、ここで、縦断面、横断面を見たり、雌しべを実感してもらうところを飛ばして、植物の受粉、受精の話に。 植物と動物の生殖の仕組みの違いについて。その違いの背景にあるものなどを。そうこうしている間に、もう一度、果実の断面の観察にもどり。また、被子植物の花の多くが雌しべとおしべを同居させているのは。。などなど。自家不和合性がある理由。このあたりは、果樹王国の山形と言うことで、理解をしてもらえたような。春に花が咲く頃、収穫する樹木と受粉樹の話もすんなりと。
問題はここで残り15min。そこから歴史の重要性と渡辺のこれまでの歩みを。質問の時間も十分でなかったと思いますが、何かあれば、mailをして下さいと言うことで。最後になりましたが、柿崎校長先生、秋葉先生をはじめとする関係の皆様にお世話なりました。次年度もまた、お世話になります。ありがとうございました。
PS. 講義の最初に柿崎校長先生と高校現場の状況など、貴重なコメントを頂きました。ありがとうございました。
10/16(金):香川県立観音寺第一高等学校 vs. 福島県立福島高等学校・課題研究リモート発表会
渡辺が生まれたのが愛媛県、大学生以降は基本、宮城県(岩手県も)。その隣の県の福島県立福島高等学校と香川県立観音寺第一高等学校のSSH運営指導委員を仰せつかっていることから、このコロナ禍ということもあり、何とか両方を繋ぐことができないかということで、今回のリモートでの課題研究の発表会。といっても、実質は発表を見るのはあらかじめ動画で。当日は質問の時間のみという企画。 発表に満足することなく、質問すること、議論をすることの大切さ、おもしろさの一端を学んでほしいと。実際には時間のcontrolなど、いろいろあり、行司役で見ているだけというのが収まらないのも、渡辺のよくないところなのですが。。。その当たりはお許し下さい。今回のことをきっかけに、四国と東北がつながることができるとよいのではという「エール」になったのではないかと。楽しい2hrでした。最後になりましたが、今回の企画・準備を頂いた福島高・高橋先生、観音寺一高・床田先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。更なる交流の場になれば、幸いです。
わたなべしるす
PS. コロナ禍が完全に収束したら、実際の交流ができると、また、違ったことが学べるのだろうと。今の時期、畑にあるのが赤いリンゴなのか、記録なり始めたミカンなのか。そんなことも実際に見ると、結構な衝撃ですから。そうそう、渡辺の頭の中では、四国地区代表と東北地区代表の交流戦のようなものと思い、少し趣向を凝らしたのですが、失敗。。。あらかじめ、準備ができてないと、だめですね。反省でした。