あれもこれもという9, 10月。後期の講義は始まるし、いわゆる、科○費の書類書きも。もちろん、こうしたリモートを含めたアウトリーチ活動も。雨降りが多いのもあって、動きにくいのはありますが。。何より、新型コロナvirusの影響で何をするにも、腰が引けがちなのが。。。どうにも苦手です。見えないというのが。もちろん、お化けも苦手なので。。。あれこれ、重なったおかげもあって、こんな記事を書くのがずいぶんと遅れ気味。今週はリモートでないものもいくつか予定があるわけですが。。。
9/28(月):岩手県立一関第一高等学校SSH中間発表会
理数科2年生の課題研究の中間発表会。リモートでの実施で、10名を超える大学の教員が発表を聞いて、質問を。リモートでの実施の難しさを改めて実感。発表内容などは、いつものように秘匿ということで。。いずれどこの学校もwith コロナを受けて、苦労をされているのは同じなのですが。やっぱり大変です。
10/9(金):兵庫県立豊岡高等学校・福島県立安積高等学校SSH意見交換会
9/12(土)に4hrのリモートでの出前講義を行ったのが、豊岡高等学校。そのあとに、安積高校の運営指導委員会があり、豊岡高校の取り組みを紹介することに。というか、1台のカメラでというのを複数台でという「豊岡高校方式」とでも呼べばよいのでしょうか。それに興味を持った安積高・原先生と豊岡高・澁谷先生とをconnect。
当日のことを振り返りながら、そこで採用した音響システム。そのからくりを見た時には、思わず、感動でした。output, inputをきちんと交通整理する。当たり前といえば、そうかも知れないですが、ここまできちんとしたシステムを組むことができるのだと、ある種の感動。まさに、with コロナの申し子のようなシステム。そういえば、相手方の安積高・原先生には、録画をした動画を配信して、その後に、質疑の時間をonlineで。これは「安積高校方式」。こうしたリモートでの出前講義などについての意見交換を1hrあまり。こちらもよい刺激になりましたし、どこからを遠隔地と呼ぶのかというのはありますが、色々なところで使えそうな技術かと。ありがとうございました。
10/14(水):山形県立東桜学館高等学校SSH運営指導委員会・中間発表会
大学のBCPレベルはレベル1に。ということで、山形県立東桜学館高等学校でのSSH運営指導委員会と中間発表会へ。運営指導委員会の中身はいつものように秘匿事項ですが、どこも同じようにこのコロナ禍の難局をどの様に乗り越えるのか。大学も同じことなのだと。。。 午後からは課題研究の中間発表会。最初の挨拶のところで、渡辺から激励のコメントを。発表すること、議論することの大事さを。。。こうした対面でのイベントに参加すると、with コロナとはいえ。という状況になりつつあるのかと。ふと、そんなことを。できる限りのポスターを拝見して、コメントも。これからの研究の発展につながれば、幸いです。最後になりましたが、官校長先生、SSH担当の小野先生、兼子先生をはじめとする関係の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
10/15(木):山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」
翌日も山形。県内を移動すればよいのかも知れないですが、なかなか、時間的な制限もあり。。。7月9日に続いての、山形県立米沢興譲館高等学校でのSSH異分野融合サイエンスの出前講義。いつものように、脱線した話で「新型コロナvirus」からスタート。それに続いて、実物の野菜、果物の分類。しっかり理解できていたのは、よかったと思います。普段からの観察だからでしょうか。本来なら、ここで、縦断面、横断面を見たり、雌しべを実感してもらうところを飛ばして、植物の受粉、受精の話に。 植物と動物の生殖の仕組みの違いについて。その違いの背景にあるものなどを。そうこうしている間に、もう一度、果実の断面の観察にもどり。また、被子植物の花の多くが雌しべとおしべを同居させているのは。。などなど。自家不和合性がある理由。このあたりは、果樹王国の山形と言うことで、理解をしてもらえたような。春に花が咲く頃、収穫する樹木と受粉樹の話もすんなりと。
問題はここで残り15min。そこから歴史の重要性と渡辺のこれまでの歩みを。質問の時間も十分でなかったと思いますが、何かあれば、mailをして下さいと言うことで。最後になりましたが、柿崎校長先生、秋葉先生をはじめとする関係の皆様にお世話なりました。次年度もまた、お世話になります。ありがとうございました。
PS. 講義の最初に柿崎校長先生と高校現場の状況など、貴重なコメントを頂きました。ありがとうございました。
10/16(金):香川県立観音寺第一高等学校 vs. 福島県立福島高等学校・課題研究リモート発表会
渡辺が生まれたのが愛媛県、大学生以降は基本、宮城県(岩手県も)。その隣の県の福島県立福島高等学校と香川県立観音寺第一高等学校のSSH運営指導委員を仰せつかっていることから、このコロナ禍ということもあり、何とか両方を繋ぐことができないかということで、今回のリモートでの課題研究の発表会。といっても、実質は発表を見るのはあらかじめ動画で。当日は質問の時間のみという企画。 発表に満足することなく、質問すること、議論をすることの大切さ、おもしろさの一端を学んでほしいと。実際には時間のcontrolなど、いろいろあり、行司役で見ているだけというのが収まらないのも、渡辺のよくないところなのですが。。。その当たりはお許し下さい。今回のことをきっかけに、四国と東北がつながることができるとよいのではという「エール」になったのではないかと。楽しい2hrでした。最後になりましたが、今回の企画・準備を頂いた福島高・高橋先生、観音寺一高・床田先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。更なる交流の場になれば、幸いです。
わたなべしるす
PS. コロナ禍が完全に収束したら、実際の交流ができると、また、違ったことが学べるのだろうと。今の時期、畑にあるのが赤いリンゴなのか、記録なり始めたミカンなのか。そんなことも実際に見ると、結構な衝撃ですから。そうそう、渡辺の頭の中では、四国地区代表と東北地区代表の交流戦のようなものと思い、少し趣向を凝らしたのですが、失敗。。。あらかじめ、準備ができてないと、だめですね。反省でした。
【リモート・アウトリーチ活動】岩手県立一関第一高等学校SSH中間発表会、兵庫県立豊岡高等学校・福島県立安積高等学校SSH意見交換会、山形県立東桜学館高等学校SSH運営指導委員会・中間発表会、山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス、香川県立観音寺第一高等学校 vs. 福島県立福島高等学校・課題研究リモート発表会(9/28, 10/9, 14, 15, 16)
2020年10月12日 (月)
よろしくお願いします!
2020年10月 7日 (水)
こんにちは。新しくアルバイトとしてお世話になります、農学部1年の佐々木美園です。名前は「みその」と読みます。
名は体を表す、と言うからでしょうか、味噌が好きです。
出身は福島県の福島高校です。そう!今まさに(2020年時点)!朝ドラのモデルとなった古関裕而氏の出身県と一緒です!古関裕而氏は福島県内の学校の校歌作曲なども手がけており、私の中学校の校歌も古関裕而氏作曲です。馴染みのある人物が全国的に取り上げられるとやはりうれしいですね。福島駅の東口では今も朗らかにピアノを弾く古関氏の像が飾ってあります。
まぁ、私としてはその少し先にあるガシャポンEXPRESというガチャガチャがズラッと並んだスポットがお勧め観光スポットだったりするのですが。笑
写真はそこで回した「サメフライ」のガチャガチャ、ジンベエザメverです。いいですよね、こういう変わったガチャガチャ。
おっと、、、がっつり話がずれましたね。ここで話を自己紹介に戻しましょう。
私が高校生の時、SSHの事業の一環で渡辺先生の講演会を受けたことがありました。当初は行きたい大学の先生なんだなぁ、、、としか思っていなかったのですが東北大学に入学し、不思議なご縁で渡辺先生の研究室にアルバイトとして雇っていただき、とても驚いています。世界は狭いね!せっかく結ばれた素敵なご縁、これを無碍に出来ようか、いや出来ない。是非とも頑張りたいと思っています!
しかし本来ならば4月から入る予定だったアルバイト、、、にっくきコロナの影響で10月からと言うことになってしまいました。
研究室でアルバイトができるという貴重な期間が失われたことは悔しいですが、これからの機会は、しっかり役目を務めつつ、有意義で楽しい期間にしたいと思います!よろしくお願いします!
あきですよ
2020年9月29日 (火)
お久しぶりです、マスコです。9月も後半、秋が深まりつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
渡辺研トップページ左の動く幾何学模様も早々に秋の装いになっております。
↑モミジが散るようなイメージ。
変えた当初はまだ夏の陽気だったため気が早かったかな、と思っていましたが、今やすっかり涼しく(寒く)なっちゃって。ぴったりになりました。
暑さ寒さも彼岸までといいますが、季節の移り変わりの早さを感じます。このまま、すぐ冬が来て今年が終わりそうで、大変恐れております。
さて、今日は毎年恒例・中間報告の最終日でした。今年は1日で全員分の発表を行わず、オンラインで1日2人づつ、3日に分けて行ってきました。長丁場、皆さん大変お疲れ様でした。
今日は中間報告最終日の他、色々良いことが重なったため、ケーキ会となりました。そのうちHP上でも発表があるかと思われます多分。
良い事のうちの一つが、新学生バイトさんの加入です。早速、新バイトさんからひとこと頂きつつ(そのうち自己紹介を兼ねてダイアリーを書いてくれると思われ)、皆でケーキを個別に黙々と食べました。今日は、エスパルの3Fにあるラ・プティ・メルスリーのケーキです。見た目もかわいらしく、甘くて美味しかったです。
10月に入ると、大学では新しいセメスター(学期)が始まります。次セメスターは、基本はオンライン授業ですが、一部対面授業も可能となり、真の意味でニューノーマルでの大学のあり方が問われそうですね。
毎年恒例、webベースの双方向型体験講義・展開ゼミも、10月某日に開講となります。ただいま受講生募集中です。今年はmeets.渡辺採種場で、伝統野菜多めのラインナップになりそう。開講をお楽しみに。
マスコ
【リモート・アウトリーチ活動】兵庫県立豊岡高等学校SSHサイエンスリサーチ、福島県立安積高等学校SSH運営指導委員会、探求型「科学者の卵養成講座」特別講義(9/12, 14, 17, 26, 10/12追記)
2020年9月13日 (日)
9月中旬になり、それまでの暑さも雨が降ることで、20oC近くに気温も下がり、考え事をするのには少しやりやすい環境に。秋といえば、乾燥した空気のはずが、熱帯低気圧の影響からか、湿度が高いのはちょっとこらえてほしいのですが。そんな土曜日、リモート出前講義。兵庫県立豊岡高等学校へ。いつもであれば、11月に研究室に来て頂くのですが、コロナ禍を受けて、リモート出前講義に。2012年10月にはじめて、豊岡高校へ伺ってから継続になるので、今年で9年目。リモートというシステムで継続できたこともありがたいことでした。
9/12(土):兵庫県立豊岡高等学校SSHサイエンスリサーチ・特別講義・実験
10:00のスタートでは、教頭先生から「コロナ禍を受けての新しい試み」と。これまでは主に、録画した動画を見てもらい、質疑をしていたのに対して、講義と実験を完全リモートで。講義の画面を共有しないために、pptのfileを送っておいて、現地で操作をお願いして、必要に応じて、追加の画面も使えるような工夫も頂きました。こちらが提供したfileが一部破損していて、失敗というより、申し訳ありませんでした。で、講義の内容は、「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」。最初は新型コロナvirusからスタート。コロナ禍ももちろん問題ですが、それよりも夏の高温は切実な問題。講義をしている仙台は20oC。豊岡は30oC。暑い中での受講は大変。三密を避けると言うことについて、これまでの歴史を踏まえることの大切さを。もちろん、課題研究も先行研究という歴史を大事にすること。何より、但馬の自然を観察して、考えることも。講義の後半は、キャリア形成を渡辺をモデルに。最後は端折り気味でしたが、これから先の人生の分岐点で振り返ってほしいと。午前中の講義の最後は、質疑の時間。こちらがfollowできてないところの質問であったり、deepな議論で午前は終了。そういえば、終了直前に、仙台で地震が。ちょっとびっくりでしたが。。 午後から「バナナからDNAを単離」と言う実験。基本的な実験器具をこちらから送付しておいて、実験の手元が分かるように、豊岡高校の先生方が工夫を。実験のプロトコールは、配布していますが、実際に考えながらやると。ずいぶんと考えるところがあることに、。。また、他の受講生の実験の様子も気になる訳で。30minで終わるという予想も、あっという間に1hrを超えて。。。条件を変えると、最後のDNAの析出にも違いが出たり。実験が完了したところで、プロトコールと比較しながら、何がよかったのか、何が反省事項なのかを全員で考察。課題研究もこれと同じように頑張って下さい。
講義の最後は、受講生の皆さんから今日の講義、実験の感想と気がついたことなど。リモートの出前講義と言うことで、どこまで浸透したのか、気になりましたが、このシステムも十分機能するのではと言う感触でした。それも、当日に向けて、準備頂いた豊岡高校の先生方のおかげと思います。ありがとうございました。最後になりましたが、お世話になりました、教頭先生、三木先生、澁谷先生には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。来年は、コロナ禍が収束して、仙台に来て実験等をして頂けることを祈りつつ。
PS. 9/14(月) 10:25, 豊岡高・三木先生から、昨日の神戸新聞にリモートでの出前講義のことが取り上げられたという記事と、講義風景の写真を頂きました。写真はuploadしてあります。また、新聞記事の一部は、神戸新聞の電子版から読むことができます。
9/17(木):福島県立安積高等学校SSH運営指導委員会
翌週のアウトリーチ活動はリモートでの福島県立安積高等学校のSSH運営指導委員会。いくつかの事案が重なり、リモートでの参加。コロナ禍を受けて、SSHの活動をどうするかはどこの実施校も同じ。前の週の兵庫県立豊岡高等学校の活動も同じこと。どこまでtry and errorをするのよいことかと。会議の内容はいつものように、。。。で、お許し下さい。よい形でコラボができればと思いますので。
9/26(土):探求型「科学者の卵養成講座」特別講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」
コロナ禍を受けて、今年の「科学者の卵養成講座」はリモートで。1hr程度の講義動画を講義当日までに見て頂き、当日は15-20min程度で、リアルタイムでリモート講義。受講生の反応を見ることができるのが、講義をしているなという感じ。講義のお題はいつもの「受粉反応というか、自家不和合性」。植物の生殖の不思議を理解してもらえたのではないかと。リモート講義のあとには、モデュレーターである「ひよこさん」たちとの議論。そのあと、30min弱の質疑の時間。あっという間の1hrちょっとの講義でした。リモートと言うことで、どれくらい理解してもらえたのか、また、レポートなどで、見たいなと。
わたなべしるす
PS. この記事を書いているのが、9/28(月)。あれもこれも滞りがち。少しずつ片付けないと。。。そういえば、うれしいお知らせも。内容はまた、いずれどこかで。ほっとする事案でした。
PS.のPS. 10/12(月) 13:05, 写真を追加しました。こんな場所で画面を見ながらの、リモート講義なのでした。。。
【速報】2020年9月12日, 11時44分頃, 宮城県沖(M6.1)地震に伴う影響(9/12)
2020年9月12日 (土)
仙台は昨日の夜から雨模様。24hrの降水量が60mmを超えるレベル。そこそこに雨が降って、気温も低め。そんなお昼前。あとからの記事にも書きますが、ちょうど、SSHのリモート出前講義中。質問の時間になっていたところで、「緊急地震速報」。携帯端末を変えたこともあり、その表示の変化にもびっくり。大学がある仙台市青葉区は震度3。もう少し揺れたような。というか、最初の揺れが大きくなりそうな雰囲気を醸し出していたので、構えましたが。研究室に無防備におかれていた文庫本が数冊落下。その程度でした。 ただ、講義が続いている間、しばらく小さな余震もあったような。これも3.11からの続きでしょうか。。9.5年が経つのに。地球の年限と人間が数える年数が違いすぎるのかもしれないですが。。。しばらくは余震に気をつけるということで。
わたなべしるす
PS. 12:00からのニュースを見て、すぐに「心配の電話」も頂きました。お心遣いに感謝です。