東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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2020年度博士前期課程最終試験

2021年2月11日 (木)

去る2/9に、博士課程前期の最終試験がありました。当研究室からは、M2古井さん、矢野くんが試験に臨みました。

今年度の最終試験はオンライン上での開催なので、発表を研究室の自席から行う学生が多いみたいです(自宅からもアリ)。もちろん、主査、副査の先生方も自席で臨みます。いつもの環境、いつものパソコンを使える利点もありますが、オンライン発表ならではのタイムラグや音声の不明瞭化もありまして。そのあたり、チャット機能もうまく使いながら座長の先生方が運営を行っているようでした。練習の成果もあり、スムーズに発表が進んでいきます。えらいぞ、M2~ず・・・


・・・あ、話は変わるんですが、東北大学は、英語でTohoku Universityと訳されます(スペルあってる?)。この「University」、分解すると「Uni」+「verse」+「ity」=「ひとつの」+「向きを変えた」+「こと」、転じて、「(学びが)一つに集まる場所」、「(教師と学生の)共同体」、という意味があるんだそうです(「College」はどうなるんだ、という君は自分で調べるとよろしかろう)。今までは、先生が(授業などで)訴えかけ、学生がそれに質問し、それに答えがもたらされる、という形ですが、最終試験ではそれが逆回転になり、共同体の中で学びが周る。もちろん、修士論文をまとめた上での話ですけど、こういう形での最終試験って「大学」という場を象徴するようなラストステージだな、と思ったりしています。かといって、私、もう一回やりたくないけどね~・・・



・・・とかなんとかぼんやりしているうちに、昼前、無事にM2ーずの発表と質疑応答が終わりました。ほっと一息のようすのM2ーず。私もほっとして遅めの朝のコーヒーを淹れたのでした。座長である先生方もお疲れ様でした。

発表が終わった後は、各自希望のキルフェボンのケーキを、ひとりひとりの席で、黙々といただきました(なべさん、御馳走様でした!大変美味しかったです)。あと、M2に記念品(tile)とアルバムと小さなブーケをお渡ししました。アルバムはM1金さんが手をかけてくれました。ありがとう!



今年度はコロナ禍で、色々大変なことがたくさんあったかと思います。そんな中、M2~ずは本当によく頑張りました。お疲れ様でした。しばしゆっくり体を休めてください!




マスコ

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【アウトリーチ活動】仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義、福島県立福島高等学校・ふくしまサイエンスフェア、東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会・助言者(1/14, 27, 29追記)

2021年1月14日 (木)

 コロナ禍に加えて、今年の冬はかつての仙台の冬がもどってきたような寒さ。-5oCを下回る日もあり、真冬日も数日間。場所によっては水道管が凍結したところもあったとか。中旬を過ぎた頃から少しずつ暖かくなったものの、今度は平年並みの積雪

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 1/14(木):仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」

 そんな1月半ば、仙台市教育センターとのコラボの特別講義。一ヶ月ぶりくらいでしょうか。仙台市立長命ヶ丘小学校へ。ただ、講義のテーマは「環境問題を多角的に考える」。一ヶ月ちょっと前の館小学校と同じテーマ。体育館に暖房を入れて頂きましたが、コロナ禍を受けての三密を避けるということで、講義を聴くことが申し訳ないような「環境」。玄関先では、welcome boardがお出迎え、ありがとうございました。

20210114154805-f21a02bd8180158c765c2ab72c24ff912dc56884.JPG 新型コロナvirusが拡大していますが、これは「環境」なのか。というところから。もちろん、生活の中が一変したはずなので、その意味で大事な環境。理科の時間に「環境問題」として、あれこれとこれから学ぶのだと思いますが、環境とは身近な問題だと言うことを認識してもらうことがスタートポイント。もちろん、この寒さの中で、講義を聴くというのもとても大変な「環境」下での出来事。忘れないようにして下さい。


 児童の皆さんにとっては、テレビ番組の「環境問題」であったり、実際に自分で生き物を飼育するときに考えないといけないようなこと。それをすでに実体験として、ルールを守れている方がいたのは、とても素晴らしいことですし、環境を浄化しようということへの積極的な考えも大事にして下さい。今回の講義で触れたことは、ほんの一部の環境問題。とても広い問題ですから、理科の時間に学習するかも知れないですが、広く捉えて、考えるようにして下さい。さすがの寒さで少し早めの講義を終了。いくつかの質問も出て、とてもよかったです。


 講義の初めに少しだけですが、最後になりましたが、今年度から着任された鈴木校長先生とコロナ禍での学校の状況などの意見交換もできました。時間の関係でゆっくり話がデキズというのが残念でした。最後になりましたが、鈴木校長先生、理科担当の佐藤先生をはじめ、6年生の先生方には大変お世話になりました。次年度もリクエスト頂ければ、幸いです。ありがとうございました。


 1/27(水):福島県立福島高等学校・ふくしまサイエンスフェア「参加証明書」到着

 12/22(火)から公開された、YouTubeチャンネル「こむこむチャンネル」。1ヶ月を超えて、渡辺が提供した「バナナからDNAをとってみよう」。この記事を書いている時点で97回。「サイエンスフェア2020」のtopは209回。渡辺が作ったものよりも、子供たちに刺激だったと思うと、次に向けて工夫をしないと。。。

20210127165414-ac130110cbc933c8a04693a66bc8d5c652deae3a.jpg そんな水曜日。午後からはリモートでアウトリーチ活動関係の会議があったのですが、また、そんな話はいつの日か。お昼の郵便で届いたのが「参加証明書」。ありがとうございました。来月には、SSH発表会もありますが、これもリモートでの参加。少しでもよい形でコメント等ができればと思っています。というか、あと、11ヶ月後には今年度の同じイベント。できれば、現地で子供たちに実験をしたいと思っていますが、収束がどうなるのか。難しいところです。こうしたことを励みとして、これからも精進したいと思います。ありがとうございました。


 1/29(金):令和2年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会・助言者

 この週末は荒れ模様とか。空気の入れ替えように空けている窓からの風が冷たい。向こう1ヶ月も気温は平年よりも低めに推移しそうで。実験に使っているアブラナの春化処理にはちょうどよい気温なのだろうと。現在のように、SSH実施校相互の交流が始まったのが、2008年に岩手県立水沢高等学校で開催された東北地区のSSH合同発表会。その時、コメンテーターとして参加。本来は別の先生が担当されるはずだったのが、何かの関係で渡辺が参加して。思わぬ発見、つながりもでき、今に至っているのだと。

20210129164719-56360e8cb2c625df85757831c0153c499826efec.jpg そんな岩手県立水沢高等学校主催する「東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会」。2008年は東北全体で3校(八戸北、水沢、相馬高)。今では19校に。場所も2008年は高校内の施設だったのが、今回は密を避けるということで、市内の奥州市文化会館Zホール)。盛岡に7年ほど住んでいたときに、聞いたことがあるホール名。ホールの名称である「Z」の由来は、岩手県水沢の緯度観測所(現、水沢VLBI観測所))・初代所長であった木村栄博士の「Z項」)に由来するとか。発表会が終わったら、改めて、学習してみようと。。。 で、現地に参加をしたいところでしたが、県外への移動ということもあり、リモートでの参加。発表する高校も、リモート参加というところもあり、いわゆるhybridでの開催。with コロナを考えると、こちらも参考になりました。発表内容については、秘匿事項と言うことでご容赦を。コロナ禍の大変な時期での研究活動、発表、大変だったかと思います。これからも、感染防止に努め、がんばって下さい。最後になりましたが、今回の企画・運営では、岩手県立水沢高等学校・千田先生をはじめ、関係の先生方にお世話になりました。ありがとうございました。after コロナになったところで、出前講義などに伺うことができれば、幸いです。

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 わたなべしるす









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2020年を振り返り、2021年を迎えて。。(1/3)

2021年1月 3日 (日)

 2020年の年始にこの記事を書いた1年前。その後、1年間、「三密」を避けるということが起きるとは。。。2月くらいには、危なさを感じつつ、3月には出張を停止、4月からはBCPレベルも上昇、緊急事態宣言、徐々にBCPレベルも低下。それに伴い、危機管理をしての出張も可能に。とはいえ、可能な限り、リモートで。研究室の窓は隙間を空けたままの朝から帰りまで。いつまで続くのか。そんな「三密を避ける」2020年、密を避けつつ、3つの論文、1つの書き物を発表。1つの論文が印刷中で、2つは審査中。宿題の「本の原稿」ができてないのが、まずいのですが。年始にプレッシャーのmailも。これは何とかしないと。

20210103145819-01f4c12eab55b55571832c39f2e39f904d86592e.JPG さて、渡辺の退官まで10年3ヶ月ということで、2021年の目標は、この10年間でやり残した問題に対して「一点集中」で突破し、先端的なことを取り入れつつ、これまでの歴史を振り返ることも忘れずに。可能な限り異分野との「融合」研究を。どんな「苦難」、「試練」をも乗り越えて、これという成果を出せるようにと言うことにしたいと思います。宿題の「本」の原稿はもちろんのこと、可能な限り、形ある成果にし、教育研究に精進したいと。。。。今年もよろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

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お知らせ2点(川柳 in the ラボ 2020入賞と福島サイエンスフェア2020オンライン動画公開)

2020年12月23日 (水)

こんにちはマスコです。

川柳 in the ラボ2020、以下の句で、優秀人気作品賞いただきました!ありがとうございます。

学会も ゼミもデートも オンライン 

雅号:ニューノーマルテクニシャン

川柳 in the ラボとは、科学機器・試薬・科学サービス企業の大手であるサーモフィッシャーサイエンティフィック様が主催の名物企画です。界隈にファンが多くおり、毎年大変人気となっています。


昨年もこの企画にこっそり応募しているのですが、今年も懲りずに応募してみたところ、優秀賞のお知らせをいただくことができました。さらにさらに、その中で人気投票の結果、優秀人気作品賞をいただくことができた、とのことです。投票いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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今年の最優秀作品賞の"しーちゃん"様は、2017年の最優秀作品賞の方ではないかと(7エタで ラベルが消えた 君の名は、の人)。

今回の雅号"ニューノーマルテクニシャン"は、我が東北大学も推進する、ニューノーマルに対応できるようなスマートなテクニシャンになりたいなあ、という目標としてつけたものであり、実際の私は培地の抗生物質を間違えて目的の菌まで全滅させるほどのポンコツテクニシャンです。来年こそ本気出す!

さて、今回の句、実は少しフィクションが入っています。きっとこういう若い研究者がたくさんいるだろうな、という思いで作りました。実際のところは今回ボツになった、

"オンライン ゼミ終わりすぐ 子守する"

というのが在宅勤務だった頃の私の真実に近いです(オンライン ゼミ終わりすぐ 絵本読み(エンドレス)という日々、なつかしいですね)。



昨年応募したものは、我が"愛すべきボス"を題材にしたもので、内容的にボスに報告しづらかったものでした(出張の ボスから無茶ぶり 想定内)。しかし、社会人たるもの報連相を怠るまいと、年末、このブログでボスに報告させていただきました。

(幸い、笑って許してもらい良かったです)

今年はあまりやましい内容ではなかったため、気兼ねなくボスに報告させていただきました。賞品も無事届きました。素敵なクリスマスプレゼントをいただいた気分です。早速、家の仏壇にあげて、祖父母(鬼籍)に報告を済ませました。

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クリアファイルの中身(情報誌)と本(さいえんす川柳 「研究者あるある」傑作選 (ブルーバックス) )はラボのお茶のみ場にありますので、読んでみてください。(年始にはマスコ本棚に収納します)

この、さいえんす川柳 「研究者あるある」傑作選は、過去の"川柳 in the ラボ"に投稿された6815句の中から厳選された、傑作170句を楽しむことができる大変ステキかつ、お得な本となっています。思わず、日ごろ力が入ったボスの眉間も緩むこと間違いなし、です。ついでにあのミスも許してくれるかも!?(一切責任は持ちません)ぜひあなたのラボにも1冊どうぞ。大学生協さんで取り扱いしてくれないかしら。

2020年、学会やフェアもオンライン続きで何かと大変な中、今年も川柳 in the ラボを運営くださったご担当者様、ありがとうございました。良い思い出となりました。

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そしてお知らせ、もう1点。

福島サイエンスフェア2020オンラインについてです。

我が、"愛すべきボス"、渡辺正夫が協力出演しました、"バナナからDNAをとってみよう!"動画が12/22からYouTube「こむこむチャンネル」にて公開となっております(こちらからご覧になれます)。

これ、実は、リハーサルなし、台本なしの"一発撮り"となっていまして。

材料や食塩水などは伊藤さんが用意くださったのですが、ボス渡辺正夫、made in 東北大学のフェイスガードと、トレードマークの白衣を羽織り、アドリブでしゃべり倒しの17分オンステージ。

(さすがに長いので短くし、アイキャッチと音楽とキャプションをつけましたが)

今年はあんまり行けませんでしたが、さすが出前講義実績1000回以上のボス。流石でございました。

(なお、撮影に使った高級バナナは、スタッフがおいしくいただきました)

福島サイエンスフェア2020オンラインは、他にも面白い実験動画がたくさんそろっており、ご家族・ご友人とともに、もちろん一人でも、おうちの中のもので楽しく実験できる夢のような内容となっています。

今回のオンライン企画を企画くださった先生方、ありがとうございました。

コロナ禍で家で過ごす事も多くなるであろう年末年始、ぜひご覧になってみてください!



マスコ

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【アウトリーチ活動】仙台市立七北田小学校・特別講義、宮城県仙台第三高等学校・SSH授業作りプロジェクトフォーラム、福島県立安積高等学校・SSHクラス研究室訪問、探求型「科学者の卵養成講座」特別講義、岩手県立一関第一高等学校・発表会(12/10, 16, 18, 19, 20, 21追記)

2020年12月16日 (水)

 本当はこの記事を書くのは、先週のはず。年末というか、「師走の中の師走」と思える2020年の12月。先週までは比較的、平年並みの気温の推移が、今週になって真冬並みの寒波。おまけに積雪まで。。。もちろん、3月くらいからの「コロナ禍」がベースにあるので、余計に忙しさに拍車をかけているような。。。


 12/10(木):仙台市立七北田小学校・特別講義「花の不思議な世界」

 仙台市教育センターとのコラボの特別講義。先週の仙台市立館小学校に続いて、七北田小学校へ。ただ、講義のテーマは「環境」でなくて、「植物の花」。開花から結実まで。5年生向けに。コロナ禍を受けて、寒い中だったですが、体育館に暖房を入れて頂きました。もちろん、玄関先には、玄関先では、welcome boardがお出迎え、ありがとうございました。

20201216193332-cde8cf17cf13ea51fa36505b5beeb5b1970eb890.JPG この時期に花を用意するのも大変なので、「リンゴ」をモデルにして、開花から結実までで何が起きているのか、プレゼンをしながら、あるいは、実物の「リンゴ」を見ながら。リンゴはバラ科。でも、バラの花びらはたくさんあるのはなぜ??、というような問いかけから始まり、受粉反応については動画を見ながら。

20201218091325-81c2066cf2ed8d105f62b411e0c1aa1656733098.jpg 果実が形成されると、日本では摘果をするのが普通のこと。また、場合によっては、地面に反射するようなシートを置くなどして、色づきをよくして、果実の肥大をよくする。そんな大変な果樹の栽培。そんな背景もあり、赤系でなく、黄色、緑系のリンゴが増えていると。でも、一方で、色の変化がないのに、食べることができるという不思議さも。

20201218091401-fee6251a2bb52ca3c5cacb126c49ea4cefd7e7fd.jpg 講義の最後は、自家不和合性について。遺伝的多様性を保つ仕組みについて。なぜ、多様であることが大事なのか。そんなことを考えてもらいました。最後の最後は、実物を見ること、リンゴの横断面、縦断面を見てもらい、意外だと思ったり、なるほどと思ったり、見たことがあると思ったり。そんな風に考えることが大事なことなので。最後になりましたが、菅原校長先生、5年生担任の鈴木先生をはじめ、関係の先生方には大変お世話になりました。こちらの時間の関係で情報交換の時間が十分でなかったです。また、次年度もリクエスト頂ければ、幸いです。

 PS. 12/18(金) 9:10. 七北田小・鈴木先生から当日の写真を頂きました。ありがとうございました。



 12/16(水):宮城県仙台第三高等学校・SSH授業作りプロジェクトフォーラム

 SSHの運営指導委員を仰せつかっている宮城県仙台第三高等学校。今年の初め頃は会議などもリモートでしたが、今回は基調講演、パネリストを設定した「地域をフィールドにした探究の可能性」というシンポジウムが。これからの縮小する日本の人口。それを踏まえて、地域はどうあるべきなのか。島根県・隠岐島、広島県・大崎上島などの過疎地の高校をいかに魅力的なものにしたのかという方の話から。隠岐島に行ったことがないですが、話の中に、大崎上島だけでなくて、愛媛県上島町・弓削島が出てきたことでは、瀬戸内の島々が問題意識を持ち、試行錯誤しているのだと。

20201216193403-abd75aa5c2f1028d50bf35ee1b59c47fa9e96c1a.JPG また、地域をベースに高校の課題研究をどの様に展開するのか。特に、昔のように理数科とか、理数系の部活をしている先鋭部隊だけの課題研究から全校体制へ。その全校体制への移行の1つが「地域の問題」。地域と言うからなんか堅苦しいので、身の回りの自然とか、社会事象とか、それをテーマにすると言うことが大事なのではと。

 最後に、運営指導委員を代表して、渡辺からこれからの地域、SSH、課題研究のあり方などをコメントを。何より、たくさんの経験値を積んで、異分野融合すること、その現場を見ることが大事なことなのではと。。。ふと。最後になりましたが、佐々木校長先生、SSH主任・千葉先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。来年に向けて、また、新たなコラボができればと思います。

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 12/18(金):福島県立安積高等学校・SSHクラス研究室訪問

 コロナ禍を受けて、アウトリーチ活動も半分以上がリモート開催。現地開催の方が明らかに少ない感じ。そんな中で、SSH運営指導員を仰せつかっている、福島県立安積高等学校・SSHクラスの1年生が研究室訪問。6月には、リモートでの出前講義を1年生全体に。その中の、30名ちょっとを1度にと言うのは、このコロナ禍で、無理。で、工学部、農学部の3ヶ所の見学。農学部は同じ生物系。なので、渡辺は片平キャンパスにある大学ができてからの歴史的なものについて見学し、あわせて、なぜ、そんなものがあるのか。

20201220193540-e50c580e0b13026ceb702a6398cf021a2fe7b709.jpg20201220193554-473f9a64627d2ba9c90ad0dd3d5a616be957a7f3.jpg もちろん、片平キャンパスにも自然がたくさん。それらの違いは何なのか。イチョウの木が雌雄異株というのは、意外と知られてなかったり。ガラス温室ももちろん見てもらいました。南側の通研の八木・宇田アンテナ岡部マグネトロンなどは見ることができなかったですが。それでも、片平キャンパスができるよりも前からあったものなど、歴史を考えるというのは、研究で言えば、先行研究、先達が何をしていたのかと同じこと。これからのSSHでの課題研究を行う上でのきっかけになれば、幸いです。最後になりましたが、今回の企画を頂きました福島県立安積高等学校・原先生、秦先生をはじめとするSSH関係の先生方には、大変お世話になりました。ありがとうございました。密を避けてと言うことで大変でしたが、今後もよろしくお願いします。

 PS. 12/20(日) 19:35. 安積高・原先生から当日の写真を頂きました。ありがとうございました。


 12/19(土):探求型「科学者の卵養成講座」特別講義「教授の進路選択アドバイス」

 翌日の土曜日の午後は、3週に1回となっている「科学者の卵養成講座」。そういえば、前日の福島県立安積高等学校からの研究室見学者にも、受講生の方がいました。積極的に取り組んでいたのは、この「科学者の卵養成講座」の影響であれば、うれしい限りです。

20201223150957-3dfc1a33a40ba3f2635ff409bcee0d19060f0b7f.jpg で、渡辺が9月に続いて講義を行ったのは、いわゆる「キャリア教育」。渡辺の小学校から現在までを振り返り、どんなことを考えて、どんな決断をしたのか。もちろん、それがよかったと思える決断であったと思うわけですが。。そんな話を簡単に振り返って、そのあとは、科学者の卵を運営する工学部・安藤先生農学部・伊藤先生も交えて、質問タイム。こたえる側が時間をちょっと取り過ぎて。。。

20201223151015-cf815c9b7387217a43aa0e63092a3888d8857117.jpg 後半は、卵の卒業生、あるいは、関係者との討論会。なぜ、今に至ったのかということを先輩から現在の高校生に。そういえば、渡辺が高校2年生の時の教育実習生の方が東北大からで、そのあと、東北大に入ってから、先輩にあったのを思い出しました。


 12/21(月):岩手県立一関第一高等学校・SSH理数科発表会

 コロナ禍に見舞われた2020年、最後のアウトリーチ活動は、一関一高の研究発表会の質問、評価などを担当。この時期なのでもちろん、リモートで。

20201223151230-2670d64fd66f78abbb23cc7ed2106cebd10a8ca5.JPG 10の研究課題は、物理、化学、生物、地学、数学。渡辺がコメントできたのは、半分くらいだったでしょうか。コメントシートを頂いていたので、気がついたことは書くことができたのですが、参考になれば。。。コロナ禍を受けて、色々なところで、リモートでのアウトリーチ活動を行いましたが、急だったこともあり、どこの学校も苦労されているのが、こちらにも伝わりました。最後になりましたが、今回の企画を頂きました、一関一高・柿木先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。次年度は何とか、収束した形で、伺うことができればと思います。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 一関から水沢、江刺(奥州市)あたりの岩手県南が大雪のような。。。年末までに少しは溶けてくれればよいのですが。






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