東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成26年度 活動ブログ

2014年7月の記事一覧

2014.07.27

土曜日の講義について(7/27, 28追記)

 遺伝の渡辺でございます。土曜日の講義はいかがだったでしょうか。開講式が予定よりも長かった関係で。。。講義時間がほぼ1hrでしたので。また、久しぶりに、問題を変えたのはよかったのですが、その内容を忘れていて、質問内容を答えることができるようにならなくなったり。。。すこしばたついて。。。この記事をuploadしよう思ったら、すでに、仙台三・岩間さんが、ブログをあげてくれていたのは、感動でした。なれるまで書くのは大変だと思いますが、ぜひ、トライしてみて下さい。それから、昨日、研究室に戻ったら、講義の内容などに質問をくれた受講生の方もいました。質問の内容は昨日の講義の内容に加えて、イントロで渡辺の自己紹介をしましたが、そのところで、渡辺が遺伝学をやるきっかけを書いてあったので、その関連の質問も。人生論というか、そういうのをキャリア教育といいますが、募集のパンフレットにもありましたように、渡辺の方で、キャリア今日の講義を担当していますので、そのことは、また、その時に。。。

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DSCN3427.JPG いつもなら、講義の前に、何か出し物があるというのをHPにアナウンスしておくのですが、あれこれあって、アナウンスせずでした。それでも、とてもactiveに最初の花の名前から、なぜ、そうなるのかなど、答えてくれて、とてもniceでした。答えをしてくれて、「作物の種子」をgetしてくれなかった受講生の方はいませんか。少し余っていたので、。。もし、そんな受講生がいたら、お知らせ下さい。レポートの返却と一緒に、添付するようにしますので。作物の名前と花を知っているということではなくて、あれを一例として、普段の身の回りを観察してほしいなと。身の回りに不思議というのはたくさんありますので。「自家不和合性」ということを聞いたのはほとんどの人が初めてだったと思います。「生殖」というのは子孫を残すこと。つまり、そのためには、様々な工夫がされているということ。受講生の方からの質問にもありましたが、自家不和合性は、花が咲き始めてから、咲き終わるまでを見ると、咲き始めは、自家不和合性が安定しないというか、自己花粉で入ったりすることがあります。その後、花がたくさん咲いている間には、自家不和合性は比較的安定しています。ただ、高温になると、不和合性反応が安定化しないで、和合性になったりすることもあります。また、花が咲き終わる頃、その頃には、自家不和合性は、あまくなって、自家和合性を示すようになっています。これは、万が一に備えて、あるいは、ひとりぼっちになったときに困らないような仕組みになっているのだと思います。自然とは、なんと巧妙にできているのかなと。。。というかんじでしょうか。

DSCN3442.JPG それから、ヒマワリの上のハチ。これも、普段の観察ですね。季節感というか。野菜も本来は「旬」というのがあります。それがなくなりつつあるので、いつその花があるのかをイメージできていないというのが、あるのではないでしょうか。ぜひ、観察する心を覚えて下さい。遺伝学に限らず、科学をする上での大事なポイントですから。

DSCN3431.JPG あと、時間の関係でリンゴの話をしていませんでした。リンゴも自家不和合性です。つまり、ふじというリンゴができるためには、ふじ以外の花粉、王林などです。としたら、できているリンゴは、変なリンゴなのか。。。。そんなわけはないはずで。。。で、ここで考えてほしいのが、受粉して受精をしてできるものは。。。「種子」であって、その周りの果実の部分は、何に由来しているのか、つまり、母親由来か、それとも、母親と父親の遺伝子なのか、あるいは、父親由来か。。。ということを考えてみて下さい。ふじのリンゴは、大丈夫ということがわかると思います。

 そう、今週の水、木は、東北大のオープンキャンパス。工学部のどこかに科学者の卵養成講座のブースも用意する予定です。それから、渡辺は学部を担当していないので、オープンキャンパスには参加していませんが、「片平キャンパス」という駅から歩いて、15minくらいのところに研究室があります。ので、農学部の雨宮キャンパス、工学部、理学部、薬学部の青葉山キャンパスなどの帰り道に、お立ち寄り頂ければ、研究室内を見学できますので。オープンキャンパスで、研究室の中まで見ることは難しいと思いますので。今のところ、4つの高校から見学をしたいということで、連絡を受けています。他の高校との一緒の見学などになるかもしれないですが、突然の訪問でも、可能なら、あらかじめmailで連絡をもらえると、その時間はなどと調整もできるかもしれません。百聞は一見にしかず、何より、土曜日に話を聞いた渡辺はどんな場所で実験をしているのだろうかと。。。そんなことに興味を持った方、あるいは、単純に研究室を見てみたいでも。案内の記事等を渡辺のHPに書いてありますので。合わせてご覧下さい。

DSCN3061.JPG では、多くの受講生の皆さんがHPに記事を書いてみられるのを、楽しみにしております。もちろん、質問を書いて頂ければ、答えるようにします。次の講義は、去年の受講生たちの英語での発表会です。そこでまた、お会いしましょう。


 わたなべしるす


 PS. 渡辺のHPを見て頂いた方もいるかも。そこにも、少しちがった角度で記事を書いております。また、大学の研究室はこんな感じというのも見ることができます。時間を見つけて、ご覧頂ければ、幸いです。

 PS.のPS. 当日、取材に来ていた河北新報社の方の取材記事が、今日の河北新報の朝刊に出ております。県内の方は、紙媒体で。そうでなくて、見えない方は、電子版にもあります。こちらからご覧下さい

DSCN3448.JPG PS.のPS.のPS. 午前中に時間ができたので、皆さんの答案を少し拝見。表は書いてあるのに、裏をかいてない方も。あるいは、裏があると、教えて下さいということを書いてあった方も。。。。ここに、現在の教育問題があるのだと思いました。小学校、あるいは、その前から、保護者、先生方をはじめとする周りが、手を出しすぎていて、注意力というか、何があるかわからないということを自分で考えるというか、気がつくというか、何かが配られたら、それを隅から隅まで見るというような「注意力」がなくなってきているのだなと。もちろん、そうでない方もいます。そうしたことを含めて、次回の講義、あるいは、渡辺が行うキャリア教育でそうしたことをお話ししたいと思います。



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2014.07.26

新たな一歩。科学者の卵養成講座開講!!

 今回、平成26年度・飛翔型「科学者の卵養成講座」に参加させていただいた三高・岩間です。私の高校はSSH指定校なので入学してから間もないですが、様々な理数系のイベントに参加してきました。その中で、私はこのような素晴らしい養成講座があると高校の教員から聞き、応募しました。研究者としての志や意欲、人生論について深く学ぶことができたらと思っています。ちなみに、私も卵の卵ですがSSHの援助のもと「刺胞動物」について研究をしています。もし、興味がある方と養成講座の日に少しでもお話ができればいいなぁと思っております。それにしても、今回の講義は普段では聞けないようなとても貴重なお話だったと実感しております。渡辺正夫先生の講話は聴講者をひきつける、まさに巧でした。私も渡辺先生のような興味を多く持てるような愛される発表をしてみたいです。海野先生の講義は実は・・・SSH関連として地震・噴火予知研究観測センターで一度聞いたことがある内容でした。とはいっても、前に聞いた内容とはまた違う話を聞くことができたのでわかる部分は共感しつつ、新たな知識を得ることができました。「講義」あるいは「プレゼンテーション」というのは。私にとってみるとものすごく重要な存在です。自分が本当に興味を持って一生懸命に努力して研究した結果から得た感動を分かち合える場だからです。内容は初心者にとっては伝わらない部分が多々あるのは当然です。しかし、その感動だけでも今後伝えることができたら最高だなと思わされた一日でもありました。

最後に・・・・・・私のお気に入りの言葉を紹介します。

「伝わる面白さは10分の1。でも、伝わる感動は10分の10」

以上です(*'▽')。

 

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2014.07.24

平成26年度活動ブログはただいま準備中です

もうしばらくお待ちください!

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