飛翔型「科学者の卵養成講座」事務局でサブコーディネーターをやっております
下山せいらです。
前々回のブログの最後に
そんなプラナリアに惹かれたのは、高い再生能力とつぶらな瞳と意外なところに口があることと・・・
長くなるのでまた。 と書き込みました。
先日の伊藤先生の講義でもプラナリアは理学部で扱う生物と紹介していただいたり、
プラナリア好きを報告してきてくれた受講生もいました。
プラナリアもポピュラーなナマモノになってきましたね。
今回はプラナリアの話を書きます。
プラナリアって何?といいますと、
きれいな川にいる茶色い矢印頭により目の切っても再生して2匹になるすごい動物。
プラナリアって微生物?
微生物は目に見えないサイズの生物のことを言うのでプラナリアは数ミリ~30mmくらいにはなります。目で見えます。
プラナリアってプランクトン?
水中で流れに逆らって泳げるネクトン、流されていくプランクトン、底にいるベントスという分類でいうとプラナリアはベントスです。ちなみにプランクトンは小さい生物だけでなく、2m超のエチゼンクラゲも含まれます。
プラナリアって何の仲間?
扁形動物門の自由生活のプラナリアの仲間は、陸のコウガイビル(ヒルではない)、海のヒラムシ。寄生性のサナダムシや吸虫なども仲間です。
高い再生能力と、メスで切断したら再生して1~2週間でそれぞれが小さいプラナリアになります。
これは、トカゲの切れた尻尾が生えてくるレベルではありません。
切れた尻尾からトカゲがもう1匹できるということです。
また、トカゲはピンチになったら、自分のタイミングで尻尾を切り離します。
プラナリアも自分のタイミングで尻尾を切って再生することもありますが(無性生殖)、
メスで切られるといった他人のタイミングでも再生できます。
ちぎれて増える、切られても増えますが、プラナリアは卵からも産まれます。
プラナリア2匹が接合して2匹とも卵を産む雌雄同体生物です。
※外来種のプラナリアの卵です。数週間たつとぱかっと開いて真っ白なプラナリアが複数出てきます。
あの手この手で増えていくプラナリア。
淡水域はプラナリアばかりになりそうですが、水質汚染に弱いのできれいな水のあるところにしか住めません。
プラナリアの魅力はこれだけではないのですが、長くなるのでまた。
投稿者:事務局