東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.03.30

What is 海外研修? その7

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。What is 海外研修?のその7(最終回)ということで、8日目の3/25と3/27について書いていきたいと思います。3/26は時差の関係でほぼありませんでした。

     

〈3/25〉

この日はアメリカ最終日で、ホストファミリーとお別れをした後、カリフォルニア科学博物館での宇宙開発研修とグリフィス天文台での天文物理学研修がありました。

     

ホストシスターと.JPGホストシスターのClaireと私(弥矢)。最後、出発する前に撮ってもらいました。

Thank you so much, Claire!!

朝、ホストファミリーとSTEM高校まで行き、そこからバスに乗り込みました。いつか会えるかもしれないと思っても、涙が出そうになりました。仲良くしてもらったSTEMの生徒と写真を撮ったり、(この研修では)最後のおしゃべりをしたりしました。バスが発車しても手を振り続けてくれて、飛行機に搭乗する前くらいにはメッセージも送ってくれて、本当に嬉しかったです。もっと英語を話せるようになって、またアメリカに行きたいと思います。

     

エンデバー.JPGエンデバーの展示風景。大きさにびっくりしました。

カリフォルニア科学博物館見学では、エンデバーとET-94という展示をメンバー全員で見学した後、班で各展示を見学しました。

エンデバーの展示では、発射風景をまとめた動画や管制室のレプリカ・積載物の見学、発射シュミレーションの体験をしました。発射風景を比較すると、煙の色の違いや見える距離に違いが出ていて、おもしろかったです。発射シュミレーションでは、前方でイメージ映像が流れ、それに合わせて機体が揺れました。少しですが、宇宙飛行士の状況を感じ取ることができ、興味深かったです。輸送風景の動画の展示では、エンデバーの様子だけではなく、アメリカの国民性なども見てとることができました。この動画の作成には日本の会社も関わっており、日本とアメリカのつながりの深さを改めて実感しました。実際のエンデバーが置かれている場所では、輸送されてきた機体を間近で見ることができました。一部の表面壁が黒くくすんでいて、地球と比べて相当過酷な環境を耐えてきたということを、資料からだけでなく、目で見て感じました。実際に五感を通じて学ぶという大切さを、研修中に様々なところで感じました。

他の展示の中で日本で見たことの無かったものといえば、死骸の分解や腐敗についての展示があります。ラットの死骸の上にウジムシが集結している展示や、野菜や動物が地に帰るまでの過程を早回しできる展示がありました。死骸を保存できるようにしないで展示し、それを分解させるというのは刺激が強いと思います。しかし、子供のうちに見ておくことで、科学に関する一つの考え方が身につくのではないかなと思います。これは、自分で動かせる展示となっていました。野菜や動物が地に帰る過程の展示では、ハンドルの回し方で、スピードを変えたり、止めたり、巻き戻したりできました。この体験で自分がやったというイメージが強くなりました。

     

グリフィス天文台.JPGグリフィス天文台。映画で見たという方もいるのでは...?

グリフィス天文台の見学では、まず外から風景を見下ろしました。ハリウッドサインが近くに見えたり、街が碁盤の目状になっていたりしていることが見えました。碁盤の目状は、日本だと札幌など新しい街がアメリカを真似しているそうです。(地理で習う内容かと思います。)グリフィス天文台といえば、アカデミー賞受賞作の「ラ・ラ・ランド」に出てきます。飛行機の中で見ていたので、実際にその場にいるということにウキウキしました。(もちろん、映画の撮影地ということでウキウキしていたのは、最初のほんの少しです。)

その後館内に入って、メンターさんや先生について何人かで行動しました。グリフィス天文台の展示の中で最もおもしろいと思ったのは、太陽系の各惑星での自分の体重が分かることです。日本とは単位が違い、すぐにどのくらいか理解できないことから、単純に比較ができておもしろかったです。また、これらの展示を上から見ると、模型が並んでいるため、太陽系を上から見下ろしたような気分になりました。子供が見ても楽しめる展示になっているなと感じました。この日のガイドさんからお聞きしたのですが、アメリカの博物館や科学館は入館料が無料のところも多いそうです。教育の面でとても進んでいるように感じました。子どもに楽しんでもらうことが、科学を身近にする重要な策の1つではないかなと思います。

      

ロサンゼルス空港.JPGロサンゼルス空港の様子。とても混んでいました。

これがハプニングの原因の1つともいえるかも。。

グリフィス天文台の見学後には、ロサンゼルス空港へと向かいました。そこで全員での反省会のようなものをして、飛行機のチェックインに向かいました。ハプニングがいろいろとありましたが、無事出国して飛行機で飛び立ちました。どんなハプニングがあったかは書きませんが、少しバタバタでした。(その証拠というか、遺伝の渡辺先生からビジネスクラスのあられをいただきました。)

そして約11時間のフライトを経て、午前4:30頃に羽田空港へ到着しました。(偏西風の影響で行きより約2時間多くかかりました。)最後に解団式を行って解散となりました。私は7:00頃に帰宅しましたが、多分1番到着が早かったのは私ではないかと思います。他の方は何時頃に帰宅したのでしょうか。

     

国外・国内の先生方、メンターさん、事務局の皆さま、海外研修メンバーの受講生の皆さん、ホストファミリー、STEM高校・UCRの先生・生徒さん、他協力してくださった方々、本当にありがとうございました。またお会いする機会がありましたら、そのときはよろしくお願いします。

     

集合写真.jpgFarewell Partyのときに撮った集合写真。

川崎 弥矢

    

その1はこちら

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校

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