こんにちは、宮城県仙台二華高等学校の立石朱紗美です。投稿が遅れてしまい申し訳ありません。第二回科学者の卵養成講座の感想についてです。今回も大きく二点について書かせていただきたいと思います。
1.サイエンスチャレンジ
案内された席に座ると、早速同じチームの方々とお話をしました。前回も感じましたが、この講座に参加されている方々は皆さんフレンドリーで初対面でも気張ることなく話せる雰囲気を持っているように思います。新しい卵の仲間と話すことに対するハードルはもうなくなろうとしています。二回目にして少し進歩を感じることができ嬉しいです。
さて本題のサイエンスチャレンジ、今日のお題は「竹ひごとモールでピンポン玉タワーをつくる」でした。実は中学生のころ、科学の甲子園ジュニア宮城県予選でストロータワーを作ったことがあり、懐かしさとともに記憶をたどることに必死になりました...。私達の班では三角形の構造を基本とし、縛った竹ひごを三角柱のように開いてそれらを積み重ねた形にしました。37cmと思ったより高さが出ず悔しく感じると共に、「どうしたら安定した構造になるのだろう」と考えました。最高記録を出した班も三角形構造だったので(あのモールの縛りの強度はすごかったです...)、三角形をベースとする考え方はあっているのではないかと思います。あとはその三角柱、三角錐を支える構造(東京タワーの側面のようにジグザグに支えを組んでいく、など)の工夫によって強度を持たせていくのではないかと思うので、考えるヒントとして様々なタワー建築の構造を調べてみたいです。今回の課題で「心柱構造」は有効に使えたのだろうか?などおもしろい疑問を持つことができました。
2.「効果的な英語学習方法・E-learningカリキュラム」/橘由加教授より&「Natural English」/Richard Meres教授より
まずは橘教授のご講義。英語の学習というとリスニングに大きな不安を抱えている私は、今回の講義でなんとかそれを解決したいと思っていました。そのなかで「精聴」「多聴」のお話が私の英語学習の道しるべになりました。ありがとうございました。英語にはたくさん触れなさい、たくさん英文を聞いて読みなさいという指導は受けるものの、量だけでいいのか、そもそも多量のインプットはアウトプットに通じるのか、などの疑問点はぼんやりと心の中にありました。それが解決されてすっきりとした気分です。インプットの感覚がアウトプットを支え、正しい英語の使われ方を学ぶこと(精聴)と概略をつかみ詳細を推測する力(多聴)をバランスよく育てることが大切だ、と分かったので実践していきたいと思います。また自分のレベルより少し簡単な教材を選ぶ理由も納得したので、ラダーシリーズを探してみようとも思います。
そしてMeres教授のお話。オールイングリッシュ(??)でしたが分かりやすく、何より楽しくお話してくださいました!日本人の英語が通じない理由が何よりも衝撃的でした...。発音が悪いのだとばかり思っていたのですが、ストレスパターンの問題もあるのですね。音節型の言語とストレス型の言語があるというお話で、後者に属す英語においてストレスのない発話をしているから日本人の英語は自然ではない、というのがすとんと納得できました。ストレスパターンを大切にするというのは、文章において重要な部分を考えることにも繋がります。ぜひぜひ実行して、スピーキングへの苦手意識を積極的に取り除いていきたいです。
また、日本語は一音一音、意味のまとまりであったとしても個々の音は区別して発音するのに対し、英語は音のつながりをリンキングでつなげるので単語の音が変化します。これが日本人の音節、ストレスパターンやリンキングの意識に繋がっているのではないかと、メトロノーム音節のお話を聞いて思いました。メトロノームを何に使うのかとびっくりしましたが、音節とストレスパターン、語のリズムがとても分かりやすくて斬新でした。幸い我が家にはメトロノームがあるので練習します!強調されない語のリズムまで把握できるのがとてもよく、自然に聞こえる話し方が簡単に分かります。ぜひこれは周囲にも広めたいと思います。
今回は全てが楽しく、充実した卵ライフを謳歌することができました。次回も積極的に挑む姿勢を忘れずに参加したいと思います。
(余談ですが、学食の冷やし坦々麺と牛乳プリンの組み合わせは最高です!)
投稿者:宮城県仙台二華高等学校