こんにちは、仙台二華高等学校の小林雅望です。卵第二回も楽しく過ごすことができました。振り返っていきます。
まずはサイエンスチャレンジから。始まる前は会話もぎこちない班だったのですが、いざタワーを作り始めると意見を出し合って積極的に話し合い、70㎝という記録を出して豪華プレゼントのシャープペン(!)をいただくことができました。つくりは写真の通りです。バランスは悪そうに見えるのに安定感があっていつまでも倒れそうになく、壊すのが惜しかったです。作って終わりではなく、うまくいった原因を考えてみます。
1.上から作る
ピンポン玉を乗せる部分から作りました。モールでわっかを作り、網目状の補強を足しました。そのかごと足の一番上の部分をくくることで、高さを増すときは足の一番下に竹ひごを足すだけでよくなり最後の追い上げにつながりました。考えがまとまった部分を先に作ってそこを基準にしてほかの部分を作っていく、ということはほかの経験でも使いたいです。実際の建築で上から建てることはできないですが、設計の時に上から考えるということはできると思います。実際の建築家の方でそのような方法をとっている方はいらっしゃるのだろうかと気になりました。
2.「剛」ではなく「柔」で
三本の支柱をつなげるように補強をいれました。この補強が安定感を出すことに大きく貢献してくれました。支柱のうち一本に重さがかかりすぎても補強を通して力が伝わりほかの支柱が支えるだろうという意図で提案しましたが、よく見ていると予想外の方法でバランスをとっていました。ピンポン玉を乗せたとき、補強自身が動いていたのです。補強が動くことでタワー全体が動き、重心がちょうどよい位置に落ち着きました。補強が動くことで三本の支柱にかかる重さの差が小さくなってバランスが取れた、ということで私の意図の通りになったのでしょうが、補強自身が動くということが驚きでした。補強が一か所だったのもよかったのかもしれません。支柱と補強、の関係より、支柱と補強1と補強2、の関係のほうが複雑のため、動くことでバランスをとることが大変になりそうです。また、モールでしっかり竹ひごをつなげて強度を出すには、限りがあります。よって「剛」の方法でしっかりとした安定感を出すことは難しいです。私たちは、結果的に「柔」の方法を選んだようです。動く部分を作ることで重さが偏っても全体としてつり合いが取れ、ピンポン玉という不安定さを出す要素が加わっても安定して立っていられたのだと思います。高層マンションなどの地震対策に免振構造や耐震構造があります。私たちは免震構造でした。モールという強くない要素があったので衝撃を吸収して本体(建物)への影響を少なくする免振でよかったです。実際の建物では材料だけでなく土地の地盤、気候なども考慮しなければならないと思うので、どのような構造をとるか考えるのは、大変だろうと思いました。ちなみに、支柱を三本にしたのは、三点支持のほうが安定すると思ったからです。学校の私の机は四本足ですが、足の長さが違うのか床が歪んでいるのか、ガタガタして不安定です。
3.器用さ
私が器用だったわけではありません。グループ内に非常に器用で力のあるメンバーがいて竹ひごをしっかりくっつけてくれたのでタワーが崩れることはありませんでした。ありがとうございました!良い仲間と会うことも目標達成に必要なのだと思います。
これらの点は、なぜよかったのかあとから考えて理解した部分が多いです。作っているときは、「このアイデアがいいと思う」と感じただけで根拠までは出てこないことが多かったです。作る前から、どうすればよくなるのか理由付きでしっかり考えられるようになりたいです。
次は、英語学習についての講義です。単語の覚え方について、文の中で使い方とともに覚える、という点が心に残りました。多読をしながら、多くの単語を覚えたいです。先生に選ぶ本のレベルの目安を教えていただいたので、興味のある本をもっと読んでいきたいです。最近読んでいた英語の本は、途中で話の流れが分からなくなっていたのですが、先生の話からレベルが高すぎたとわかりました。もう少し下のレベルから始めて、再チャレンジします。English only(?)の講義については英語は内容語を強調するという点が非常にためになりました。学校の授業等でも意識していきたいです。さらに、話すときに内容語を強調するということはリスニングで主に聞こえるところは内容語ですから、リスニング中に聞こえない部分があってもよく聞こえる内容語から考えて答えを出そうと思いました。
最後はTOEIC Bridge でした。1月のTOEICまでに集中力を強化しようと思います。
次回も楽しみにしています!
投稿者:宮城県仙台二華高等学校