東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.06.26

TOHOKU INVENTOR に参加しました!

TOHOKU INVENTORのサムネイル画像 みなさん、こんにちは。
仙台青陵中等教育学校4年山本 望海です。

昨日はTOHOKU INVENTORに参加してきました!あまりにも楽しかったので、遠方で来られなかった方にもぜひお伝えしたいと思います!
まちかどサイエンスに書いた方がいいのか迷いましたが、ブログ上での宣伝もあったということで、ブログの方に書かせて頂きました。


まずは午前中に行われた第1部。会場に行ってみると、第8期生の卵の先輩方(現在高校2年生)お二人にお会いすることができ、そのうちの1人の方は重点コースに進まれたということで、卵の話で盛り上がりました。
すると横から大学生の方たちが来て、『私は4期生です』『俺は1期生だよ』......というように続々と卵の先輩たちが!!
こんなに多くの卵の先輩たちにお会いできる貴重な経験はありませんでした。

卵の講座の話やレポートの書く時間の短さと大変さ、卵の経験がある同士ならではの会話を楽しむことができました。

そしていよいよサイエンス・インカレで発表されたり、学会で発表された優秀な学部生の方たちの研究発表に。

6つある研究発表を2会場で行い、3つを聴くことが出来ました。私が聞いたのは、
①『小さな光から昆虫が幼虫からサナギになるまでの謎を解明⁉︎』
②『カテキン類の化学酸化反応を活用した簡便な新染毛方法』
③『超低温顕微鏡分光法による細胞内蛍光イメージング』
の3つでした。


①では、幼虫からサナギになる時の内部の変化は、今まで解剖で観察できないことから見ることができないとされていましたが、サナギになるときに小さい光が発せられていることを利用して、その光をスペクトルの色の違いで観察することで解明しようというものでした。その小さい光はガン細胞の発見など主に医療の分野で新たな発見方法として活用中のものですが、それを生物の構造解明に使っているということで、1つのものにとらわれない斬新な発想がとても興味深いものでした。


②ではお茶に含まれるカテキンで、高齢者の白髪染めができるというなんとも画期的な開発。今までの染毛剤は皮膚炎症を発症する人が多く、ヨーロッパ諸国では廃止しようとする動きがあるほど人体に影響があるそうで、このカテキンでの染毛方法だと人体への影響がほぼ無いとされていて身体に優しい商品ができる可能性があるようです。
また、カテキンの濃度と温度によって色の染まり具合が変化するようで、濃度は高く、温度は高いほど濃い色で染まることがわかりました。
私が質疑応答で『新茶はカテキンが最も多いとされているので、朝摘み新茶でやってみるとどうなると思いますか??』と質問したところ会場が笑いに包まれました(笑)
笑われてしまったわけではありますが、『産地や季節によって髪の染まり具合が変わるのは趣向が凝らさせていて実験をしてみると面白そうだ』とそのあとの交流会で発表者の方と話をすることができ、開発の1つのタネになったのだと思うと嬉しい気持ちで一杯になりました。

③では、低温-200℃の状態に冷やし固めた細胞を見ることができる特殊な対物レンズを用いた世界で一つの極低温顕微鏡を作り、葉緑体の今まで見ることのできなかったタンパク質の観察に成功したという発表でした。これを応用して、細胞が低温になっていく過程において徐々に運動が無くなっていく様子が見ることが可能になるなど、様々な分野で『低温』を活かして使っていくことができるということで、未知の可能性を感じました。

どの発表も研究して終わりではなく、これからどういったことに繋げられるかにしっかり焦点をあてていたのが凄いなと思い、今後私自身が研究をしていくことになった時のとても貴重な参考になりました。


そして昼食の交流会のあと行われた第2部。『DORAVENTOR〜私たちこそ4次元ポケット』と題し、3つのグループに分かれて、のび太の将来ストーリーを考え、その時のび太に必要となるであろう実現可能な未来の秘密道具を考えるディスカッションをしました。


私のグループは『気持ち伝え用(よう)ふりかけ』というものを開発しました。この道具が開発された経緯にあるストーリーと構造について紹介します。(ちなみに写真の1番上にある写真がそのポスターです)


【ストーリー】
高校生になったのび太は友達ができず、成績はいつも赤点回避の45点。運動音痴は変わらず、親にも先生からもガミガミ言われるのが鬱陶しく、少しグレてしまう。
そんなある日、いつもの空き地で、唯一の特技である『あやとり』をしていたところ、のび太を超える技をマスターしているお婆ちゃんに出会う。お婆ちゃんに技を褒められ、自分の存在価値を認めてくれる存在に出会い、お婆ちゃんに心を開くようになる。
『あやとり』を通じて仲良くなっていく2人だが、ある日お婆ちゃんが倒れてしまい、意識は取り戻したものの、声が出ず、身体も思うように動かないために意思疎通が出来なくなってしまう。
何とかしてお婆ちゃんと話がしたい。もっとお婆ちゃんに技を教わりたいと思ったのび太は、お婆ちゃんと意思疎通を図る方法を必死に考える。そこで、ドラえもんが昔貸してくれた『水加工用ふりかけ』(ドラえもんの道具より)の存在を思い出し、4次元ポケットから見つける。
これをお婆ちゃんとの意思疎通の道具にしようとドラえもんと共同開発し始める......

【構造】
・粒状で、一粒約1ミリ
・水加工用ふりかけで固める際に意思が分かるような機能を搭載した粒子を練り込んでいる
・4層構造
第1層(1番外側):健康状態と心理状況を測る

脈拍や汗、自律神経、血圧、心電図など、各粒子ごとに異なる部分に働き、ヒトの意思や心理状況がわかるような身体の情報がわかるようになっている。

第2層:情報の処理と管理

第1層で得た情報を集めて、そのヒトの考えていることや心理状況を明らかにする。そしてデータとして蓄積する

第3層:情報の送信

情報を即時に登録済みの特定の人(家族や大切な人)に送信する
→この情報は相手の脳に直接届くシステム

第4層(核となる中心部):自家発電

この粒子を稼働させるにはやはりエネルギーが必要なため、第1層の粒子の運動エネルギーとヒトの肌からの体温による熱エネルギーで電気エネルギーを作りだし、まかなうようにする


このふりかけ一粒はたくさん粒を集めてこねることで色々な形に成型することが可能。
今回、のび太は直径3ミリのヒモ状にして『あやとり』を作り、お婆ちゃんにプレゼントしたことで意思疎通が可能になった。


皆さん、私のグループの発明はどうでしょうか??実際、今の技術では不可能に等しいかもしれませんが、人工知能が発達してきているのでそう遠くない未来で実現するかもしれません。私はこの道具をグループのみんなと考えている間ワクワクが止まりませんでした。
また、他のグループの発表も画期的かつ、実用的で面白いものばかりで、聴いていて、笑いあり感動ありでした。


結果として、私のグループは東京エレクトロンさんから特別企業賞を頂き、私個人としては積極的な参加と面白い発想を提供したということでMVP賞を頂くことができました!
(下の2枚がその賞状と記念品のクッキーです)
記念品のクッキーはEBARA製作所さんが作ったクッキーということで可愛らしいロゴが入っており、食べるのがもったいないです(笑)


積極的に質問したり意見を言ったことがこのような形で認めてもらえたことは本当に幸せなことだなと感じ、励みにもなりました。

また開発の極意を東京エレクトロンの方から教えて頂いたりとこれからのサイエンスに自分が関わっていく上での勉強になりました。

そして何よりも科学者の卵から巣立ったひよこの方たちの活躍が目の前で見ることができ、『科学者の卵である』という共通点から、深い交流が出来たということで、改めて科学者の卵養成講座の素晴らしさを感じる機会になりました。

これからサイエンス・インカレに向けて活動される大学生のみなさん、頑張ってください!何か協力できることがあれば私もぜひ力になれればと思います。


ということで大変長くなってしまいましたが、今回の経験を糧にして、これからますます科学者の卵として科学の可能性を発見するべく頑張っていきたいと思います。

投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校

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