こんばんは。群馬県立高崎女子高等学校2年の川手里桜です。私事ですが、先日4日間に亘って行われた期末考査が終わりました。皆さんの中にも、もしかしたら私と同じように講座後に期末考査を迎えたという方もいるのではないでしょうか。お互い良い結果が返ってくると良いですね。では、今日もブログを更新していきたいと思います。
〇事がうまく進まず苦戦ーサイエンスチャレンジー
午前は「サイエンスチャレンジ」でした。4人ずつの班に分けられ、与えられた課題に取り組みました。今回の課題は『限られた本数の竹ひごとモールを使って、4つのピンポン玉を可能な限り高い位置に置く』というものでした。モールは自由に切って長さを調節して使ってよいが、竹ひごは長さを変えて使ってはいけないという条件下で作業を進めました。結果はというと、私達の班は残念ながら制限時間内に測定できずに終わってしまったのですが、私は今回のサイエンスチャレンジを通じて、理想と現実のギャップを痛感したと同時に、班のメンバーと協力して作戦を練りながら作業を進める楽しさを知ることができました。私達の班は当初、三角柱のタワーを作りその上にピンポン玉をのせようとしていたのですが、作っていくうちにタワーがだんだんと傾いてしまいあえなく断念。結果だけみれば失敗に終わってしまいましたが、「一番下の段は安定させるために短い竹ひごを2本使った方がいいんじゃない」、「モールは切ってグルグルに巻くんじゃなくて、こういう風に巻いた方が良くない?」、「ピンポン玉をのせる面は平らじゃなくて少しだけくぼみのある面にした方が安定するんじゃないかな」というように意見を出し合い試行錯誤しながら班のメンバーとタワーを作る過程は本当に充実していて私自身とても楽しかったです。
〇4技能を一気に鍛える|鍵を握るのはStressー講義ー
午後は橘先生とRichard先生による講義でした。もとより英語が好きな私にとってお二人のお話はとても興味深く、講義後「もっと英語を勉強したい!」という気持ちが強くなりました。お二人に教えて頂いたことをできることなら1つ1つシェアしていきたいところですが、時間的な関係で特に私の印象に残った言葉などをいくつかピックアップして皆さんにお伝えしようと思います。
「効果的な英語学習方法」 by 橘先生
・英文法は、家を建てるための設計図
「文法」と聞くと、どこか堅苦しくて地味なイメージをもたれがちですが、橘先生曰く「文法は家を建てるための設計図のようなもの」だそうです。確かに文法を知らなければ英文の意味を正しく理解することはできないし、ましてや英作文を書こうあるいは英語で誰かと会話をしようと思った時に、例えいくつか単語を知っていたとしてもハチャメチャな英作文・会話になってしまうだろうということは想像に難くないと思います。講義前半で英文法は英語を話す・聞く・読む・書く上で基礎になることを再認識することができました。
・日本人の英語は修飾語が少ない
「英語で自己紹介をしてください。」学校の授業等で誰もが一度は言われたことがある言葉だと思います。橘先生曰く、日本人の学生にそう言うと、「Hello. My name is ~. I'm from ~. I like ~. My hobby is ~....」という風に短い文を羅列した自己紹介になってしまう傾向があるそうです。もちろんこのような自己紹介をしてはいけないという訳ではなく、文を作る時に修飾語を入れるとよりナチュラルな英語に近づけられるということを先生から教えて頂きました。
・スピーキング練習→与えられた文を発展させる!
例えば今、Peaches are delicious. という文があるとします。皆さんがもしこの文と出会ったとしたら、この後何をしますか。その文の意味を確認して音読してハイ終わりという人はいませんか。お恥ずかしいことながら、私も橘先生の講義を受けるまではそうでした。しかしながら、この短い文から手軽にスピーキング力を上げられる方法があるのです。それが「与えられた文を発展させる」方法です。簡単にその方法を説明すると、Peaches=桃=フルーツと変換して、What kind of fruit do you like?ーI like strawberries. Actually, my town is famous for its strawberries and ...というように「フルーツ」から話題を発展させて自分自身で会話のシチュエーションを作ってみる、与えられた文を自分のことに関連付けて別の文に置き換えてみるというこの練習を続けていくことによってスピーキング力を上げられることができるそうです。(講義翌日から私もこの練習を始めました!)皆さんの中に、「もっと英語を話せるようになりたい」と思っている方がいたらまずはこの「与えられた文を発展させる」練習をやってみるのはいかがでしょうか。
他にも「英単語学習法」、「精聴と多聴と訓練方法」、「スラッシュリーディング」など様々なことを教えて頂きました。
「Natural Englishを話すためには」 by Richard先生
・発音は(あまり)重要ではない
何か英文を読む時、英語で会話する時、「発音」というものをとにかく気にしてきた私にとってRichard先生のこの言葉は衝撃的でした。しかし、その後先生の話を聞くと発音が綺麗だったとしてもIntonation, Tone, Stress, Rhythmといったものがないとそれはナチュラルな英語ではないということでした。日本人が日本語を話す時のように英語を話すと、ネイティブたちからしたらそれは英語には聞こえないのだそうです。確かに英語の先生の話し方を思い出してみると、日本語で話す時と英語で話す時には話し方に大きな違いがあるなあということに改めて気が付きました。Richard先生は特にStressの大切さについて教えてくださり、講義を通してStressの大切さなどを理解することができ、私もこれからは英語を話す時に発音だけを意識するのではなく、Stressといった他の要素も大事にしてナチュラルな英語を話せるように努力していきたいと思いました。
橘先生、Richard先生、改めて興味深い講義をしてくださりありがとうございました。講義後の質問タイムでは、「アメリカやカナダの高校生たちとSNS等でやりとりをする際に出てきた口語的な表現は、単語を覚える『インプット』の段階で勉強するのか、それとも『アウトプット』の段階で経験と共に吸収していくのかどちらの方が良いのか?」という私の質問に対して丁寧に答えてくださりありがとうございました。
そして最後にここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。ではまた次回のブログでお会いしましょう。
投稿者:群馬県立高崎女子高等学校