皆さん、こんにちは。宮城県仙台第一高等学校1年の栃木陽太です。
昨日、今年度五回目の飛翔型「科学者の卵養成講座」が行われました。午前中は2回目の英語交流サロンで、先月よりもリラックスして臨むことができました。私たちのグループは、フィリピンからの留学生の方とお話ししました。フィリピンにいる家族のことや、流体力学について様々なことを聞きとることができましたが、自分の伝えたいことは全て伝えられなかったように思います。前回も感じたのですが、語彙が不足しているとどうしても話が進まなくなってしまいます。言い換えたりすればよいのですが、なかなかスムーズにはできません。事前に話題になりそうな物事に関連する言葉を英語で調べたりするなどしておくべきだと思いました。もちろん、言い換えの技術も大切なので、普段から会話の練習をしたり、難しい言葉を簡単な英語で表現する練習などもして、次回の英語交流サロンに備えたいです。
午後1つ目の講義は、川添良幸先生の「自然を正しく理解する-やってみても分からない-」でした。教科書で学んだ事や世間一般の常識ががすべて正しいとは限らないということに衝撃を受けました。特に月が地球の衛星ではないということは驚きで、家に帰って調べてみると確かにそのような話があります。二重惑星というもので、明確な定義はありませんが、大きさの近い2つの惑星が共通重心の周りを互いに公転しているもののようです。「分からない」ものだけでなく「決まっていない」ものもたくさんあるんだなあと気づかされました。また、世間の常識が真実を捉えていない場合がたくさんあると知り、惑わされないよう気を付けたいと思いました。
2つ目の講義は、堀井明先生の「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」でした。現代の日本のような超高齢化社会でのがんの発生率の高さを知り、恐ろしいと感じました。また、がんが発生する過程についてよく知らなかったのですが、今回の講義で詳しく知ることができました。がんの発生を防ぐには一次予防が大事だという話がありましたが、先進国の中でがんの発生率が高い国は日本以外にあまり無いそうです。他の先進国では一次予防のために国が食生活の改善の政策などを行っています。日本でも行われてはいるようですが、あまりそれが注目されていないことや著しい高齢化によりがんを抑制できていないのだと思います。日本も他の国と同じように、がんの発生率やがんでの死亡者数が減っていってほしいです。そのためにも医学の進歩と一人一人の一次予防の意識を高めることが重要なのだと思いました。
次回の講座も頑張りたいと思います。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
投稿者:宮城県仙台第一高等学校