東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.12.13

第六回目の講義を終えて

こんにちは。聖ウルスラ学院英智高等学校の小松優香です。何かと忙しく,遅れてしまいました。11月は第六回目の講義であり,だいぶブログやレポートに慣れてきました。いままでレポートは時間がなく,講義の内容を理解して先生が作って下さったパワーポイントの紙をみて思い出しながら書くので精一杯でした。しかし,書きながら自分の考えを良く深め,理解しその研究の将来性まで考えを広げることまで余裕が出てきました。とはいうものの自分なりに成長したと思っているだけでそのレポートが他の人から見てどう目に映るのかはわかりませんが・・・。いままでブログやレポートを書くなどそんな経験はなかったので,科学者の卵を通して文章を書くことに慣れて本当に良かったとつくづく思います。何せ私は国語が苦手ですから最初は長文を書くという行為に抵抗がありました。書きたいとは思っても変な文になることが沢山ありました。それを解決してくれたのが科学者の卵のブログです。もし今回のブログで誤字脱字があったら申し訳ありません・・。話がだいぶ広がってしまったのでさっそく本題に移りたいと思います。

 さて,最初は英語サロンでした。前々回は新人戦で時間が私の種目とかぶってしまい,参加することができず,前回が初めての参加でした。普段から英語を聞いているわけではないので,どきどきしていました。とりあえず,英会話は積極性が大事だと思うので,片言ながらも沢山質問をしました。前回の留学生の方はフランス出身で大学では工学専攻でした。画像を加工して見やすくしたり,大きなデータを収縮したりと難しそうな研究をしていると分かりました。私はリスニングが苦手なので,質問をしたとしても応えが分からない場合が多く,そこが私の欠点です。中学校の頃からリスニングには自信がなく,点数が取れないところです。ですから自ら質問しておいて答えを聞き返すことの繰り返しでした。しかし,今回の英語サロンで成長が見られました。減災アクションカードゲームというものをやりました。問題文を聞きつつ取るカードを見つけ,英語でそのカードについて説明しなければなりません。私にとっては少しハードだと思っていましたが,以外にも問題が聞き取れ,説明する言葉がするすると出てきました。やはり,英語は慣れが肝心なのでしょう。お昼ご飯を留学生と食べ,日常会話を英語でしたり・・・。私は留学をしたことがないので身近に外国の方と過ごすことは新鮮です。このような貴重な経験をさせて下さる科学者の卵養成講座に感謝します。次回も楽しみです。

一つ目は安藤晃先生のプラズマと核融合という講義でした。プラズマはオーロラや雷であることは知っていましたが,具体的にどのようなものに使われてどのような仕組みなのかは知りませんでした。プラズマは電気を帯びた気体で電気的には中性で様々な発光現象が伴います。蛍光灯は人間が人工的に作り出したプラズマです。人工的に作り出せるということは未来のエネルギーとして期待できます。未来のエネルギーとして資源量が豊富で低コストで安全安心などの条件が必須です。このような条件に合っているのがプラズマ(核融合)エネルギーです。このエネルギーは大規模なエネルギーの発生が可能で海が燃料資源になります。ですから無尽蔵で世界中で手に入ります。また,核という言葉から色々な心配をしてしまいます。しかし,高レベル長寿命放射性廃棄物が無く,プルトニウムの核拡散危機とは無縁です。天候にも左右されません。なんと地上で起こす核融合反応で一般家庭の年間電力消費量の数十年分のエネルギーを作り出せます。こう考えると地球に悪影響で高コストなエネルギーを使い,暮らしている私たちはいったい何だろうと思えてきます。核融合反応は暴走せず,核分裂と比べて安全対策が比較的容易です。このように核融合エネルギーはすばらしいエネルギーなのです。その核融合を起こすためには,高い温度,高い密度,優れた閉じ込めの技術が必要です。高温のプラズマを閉じ込めるには相当な技術が必要になります。僅かな条件の違いで大きく閉じ込めに影響するので大変だそうです。プラズマのことは何も知らなかったのですが,この講義でプラズマのすごさを知り,意外と身近にあるものがプラズマを用いたものなのだと分かりました。

二つ目の講義は渡辺正夫先生による進路選択アドバイスでした。渡辺先生はテレビアニメの影響から科学技術に興味を持ち始めたそうです。私は小さいときはケーキ屋さんか普通にお母さんになって幸せに過ごせればいいなと思っていました。昔から食べ物に興味があるのは変わりません。私が本格的に農学に興味を持ったきっかけは乳酸菌ショコラの発売です。乳酸菌とチョコレートの組合せなんて聞いたことがありませんし,乳酸菌と言えばヨーグルトのイメージしかありませんでした。乳酸菌は整腸効果や脂肪燃焼効果などがある善玉菌です。しかし,ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸に届くまでに胃酸などの消化液によって死んでしまうそうです。そこで生きたまま腸に届き,さらに食物繊維も手軽に採れるように開発されたのが乳酸菌ショコラです。実食したことがありますが,おいしい甘いチョコレートで普通のミルクチョコレートと変わりません。ヨーグルトやヤクルトを飲まないと乳酸菌は採れないと思っていましたが,その考えを大きく覆されました。そこから,人の役に立つ食品を開発することは素晴らしいことだと思うようになりました。また,場所や気候のせいでお米が育たない,十分な作物を収穫できないという問題によって飢餓が生じている,アメリカの肥満と食糧不足などが題材になっている食の未来について書かれた本を読みました。アメリカは肥満体国でさぞおいしいお肉ばかり食べているからなのだろうと思っていましたが,現実は違いました。ある地域の場合ですが,食糧不足で貧しくなってしまい,ファストフードなどで低価格高カロリーのものばかり食べているからだそうです。そこから遺伝子組み換えによって雨にも強いイネの開発や害虫に負けないトウモロコシなどにも興味がわきました。やはり物事に興味を持つと言うことは大切だと思いました。何かに興味が無ければ行動は起こせません。先生が例に挙げたバイキンマンはまさに科学者にふさわしい存在です。大きな夢,野望を抱いている,失敗してもへこたれない,あきらめず努力をしている・・・。私はある意味ではバイキンマンのようになるため,日々科学に興味関心を持ちたいです。渡辺先生の講義は,私たちの未来にヒントを与えてくださいました。ヒントをうまく活用し,夢をかなえたいです。

今週の講義も楽しみです。残りもあとわずかとなりましたが,よろしくお願いいたします。

投稿者:聖ウルスラ学院英智高等学校

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