みなさん、講義お疲れさまでした。仙台青陵中等教育学校4年山本望海です。
午前の英語交流サロンは参加が出来なかったので、午後の講義について書かせて頂きたいと思います。
岩渕教授による「薬を創る科学技術」では、薬と人間の歴史から、構造式の違いによるクルクミンのがん抑制効果と、多岐にわたって薬について教えて頂きました。
ご講義の中で1番印象的だったのは、アセチルコリンの不活性化がアルツハイマーの治療薬の創薬に使われていたことでした。
アセチルコリンが分解されないことによって、ヒトを死に至らしめることは知っていたのですが、それを脳内のみに留めることで難病の治療に役立てることができるとは考えられなかったので、固定観念を捨ててあらゆる可能性を考えることの大切さを感じました。
そして佐貫教授による「次世代素粒子研究施設;国際リニアコライダー計画」では、素粒子を考えることが宇宙を研究することに結びついていることと、宇宙を解き明かすことの醍醐味について教えて頂きました。
今まで、目に見えないものに質量があることに違和感があり、宇宙に親しみが持てなかったのですが「質量=動きにくさ」であることを知り、すっと納得することができました。
また、ここ東北が世界の中からILCの研究施設の建設地として選ばれたことに、素粒子の研究に対する縁を感じました。
物理学以外の他分野の研究者の力も必要とされているということで、何らかの形で関われたらいいなと思います。
次回はいよいよ最終回ですね。あっという間に感じられます。私は発表者として、精一杯この1年間の講座の成果を発揮したいと思います!
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!
投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校