東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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あきですよ

2020年9月29日 (火)

お久しぶりです、マスコです。9月も後半、秋が深まりつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

渡辺研トップページ左の動く幾何学模様も早々に秋の装いになっております。

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↑モミジが散るようなイメージ。

変えた当初はまだ夏の陽気だったため気が早かったかな、と思っていましたが、今やすっかり涼しく(寒く)なっちゃって。ぴったりになりました。

暑さ寒さも彼岸までといいますが、季節の移り変わりの早さを感じます。このまま、すぐ冬が来て今年が終わりそうで、大変恐れております。




さて、今日は毎年恒例・中間報告の最終日でした。今年は1日で全員分の発表を行わず、オンラインで1日2人づつ、3日に分けて行ってきました。長丁場、皆さん大変お疲れ様でした。

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今日は中間報告最終日の他、色々良いことが重なったため、ケーキ会となりました。そのうちHP上でも発表があるかと思われます多分。



良い事のうちの一つが、新学生バイトさんの加入です。早速、新バイトさんからひとこと頂きつつ(そのうち自己紹介を兼ねてダイアリーを書いてくれると思われ)、皆でケーキを個別に黙々と食べました。今日は、エスパルの3Fにあるラ・プティ・メルスリーのケーキです。見た目もかわいらしく、甘くて美味しかったです。



10月に入ると、大学では新しいセメスター(学期)が始まります。次セメスターは、基本はオンライン授業ですが、一部対面授業も可能となり、真の意味でニューノーマルでの大学のあり方が問われそうですね。



毎年恒例、webベースの双方向型体験講義・展開ゼミも、10月某日に開講となります。ただいま受講生募集中です。今年はmeets.渡辺採種場で、伝統野菜多めのラインナップになりそう。開講をお楽しみに。




マスコ

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【リモート・アウトリーチ活動】兵庫県立豊岡高等学校SSHサイエンスリサーチ、福島県立安積高等学校SSH運営指導委員会、探求型「科学者の卵養成講座」特別講義(9/12, 14, 17, 26, 10/12追記)

2020年9月13日 (日)

 9月中旬になり、それまでの暑さも雨が降ることで、20oC近くに気温も下がり、考え事をするのには少しやりやすい環境に。秋といえば、乾燥した空気のはずが、熱帯低気圧の影響からか、湿度が高いのはちょっとこらえてほしいのですが。そんな土曜日、リモート出前講義。兵庫県立豊岡高等学校へ。いつもであれば、11月に研究室に来て頂くのですが、コロナ禍を受けて、リモート出前講義に。2012年10月にはじめて、豊岡高校へ伺ってから継続になるので、今年で9年目。リモートというシステムで継続できたこともありがたいことでした。


 9/12(土):兵庫県立豊岡高等学校SSHサイエンスリサーチ・特別講義・実験

 10:00のスタートでは、教頭先生から「コロナ禍を受けての新しい試み」と。これまでは主に、録画した動画を見てもらい、質疑をしていたのに対して、講義と実験を完全リモートで。講義の画面を共有しないために、pptのfileを送っておいて、現地で操作をお願いして、必要に応じて、追加の画面も使えるような工夫も頂きました。こちらが提供したfileが一部破損していて、失敗というより、申し訳ありませんでした。で、講義の内容は、「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」。最初は新型コロナvirusからスタート。コロナ禍ももちろん問題ですが、それよりも夏の高温は切実な問題。講義をしている仙台は20oC。豊岡は30oC。暑い中での受講は大変。三密を避けると言うことについて、これまでの歴史を踏まえることの大切さを。もちろん、課題研究も先行研究という歴史を大事にすること。何より、但馬の自然を観察して、考えることも。講義の後半は、キャリア形成を渡辺をモデルに。最後は端折り気味でしたが、これから先の人生の分岐点で振り返ってほしいと。午前中の講義の最後は、質疑の時間。こちらがfollowできてないところの質問であったり、deepな議論で午前は終了。そういえば、終了直前に、仙台で地震が。ちょっとびっくりでしたが。。

20200914103004-1059afabd91daf7f63e39022b8311c80e297ed13.jpg20200914103022-6fa4d3afc86dea68c7233778368e36764731a390.jpg 午後から「バナナからDNAを単離」と言う実験。基本的な実験器具をこちらから送付しておいて、実験の手元が分かるように、豊岡高校の先生方が工夫を。実験のプロトコールは、配布していますが、実際に考えながらやると。ずいぶんと考えるところがあることに、。。また、他の受講生の実験の様子も気になる訳で。30minで終わるという予想も、あっという間に1hrを超えて。。。条件を変えると、最後のDNAの析出にも違いが出たり。実験が完了したところで、プロトコールと比較しながら、何がよかったのか、何が反省事項なのかを全員で考察。課題研究もこれと同じように頑張って下さい。

20200914103120-985cbd8428d9783f0e2f2ae0563ce0c28fdc7e57.jpg20200914103140-1fa1112c9a990e8b30ec511aa37456c015b45ed1.jpg 講義の最後は、受講生の皆さんから今日の講義、実験の感想と気がついたことなど。リモートの出前講義と言うことで、どこまで浸透したのか、気になりましたが、このシステムも十分機能するのではと言う感触でした。それも、当日に向けて、準備頂いた豊岡高校の先生方のおかげと思います。ありがとうございました。最後になりましたが、お世話になりました、教頭先生、三木先生、澁谷先生には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。来年は、コロナ禍が収束して、仙台に来て実験等をして頂けることを祈りつつ。

 PS. 9/14(月) 10:25, 豊岡高・三木先生から、昨日の神戸新聞にリモートでの出前講義のことが取り上げられたという記事と、講義風景の写真を頂きました。写真はuploadしてあります。また、新聞記事の一部は、神戸新聞の電子版から読むことができます。


 9/17(木):福島県立安積高等学校SSH運営指導委員会

 翌週のアウトリーチ活動はリモートでの福島県立安積高等学校のSSH運営指導委員会。いくつかの事案が重なり、リモートでの参加。コロナ禍を受けて、SSHの活動をどうするかはどこの実施校も同じ。前の週の兵庫県立豊岡高等学校の活動も同じこと。どこまでtry and errorをするのよいことかと。会議の内容はいつものように、。。。で、お許し下さい。よい形でコラボができればと思いますので。


 9/26(土):探求型「科学者の卵養成講座」特別講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」

 コロナ禍を受けて、今年の「科学者の卵養成講座」はリモートで。1hr程度の講義動画を講義当日までに見て頂き、当日は15-20min程度で、リアルタイムでリモート講義。受講生の反応を見ることができるのが、講義をしているなという感じ。講義のお題はいつもの「受粉反応というか、自家不和合性」。植物の生殖の不思議を理解してもらえたのではないかと。リモート講義のあとには、モデュレーターである「ひよこさん」たちとの議論。そのあと、30min弱の質疑の時間。あっという間の1hrちょっとの講義でした。リモートと言うことで、どれくらい理解してもらえたのか、また、レポートなどで、見たいなと。

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 わたなべしるす

 PS. この記事を書いているのが、9/28(月)。あれもこれも滞りがち。少しずつ片付けないと。。。そういえば、うれしいお知らせも。内容はまた、いずれどこかで。ほっとする事案でした。

 PS.のPS. 10/12(月) 13:05, 写真を追加しました。こんな場所で画面を見ながらの、リモート講義なのでした。。。





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【速報】2020年9月12日, 11時44分頃, 宮城県沖(M6.1)地震に伴う影響(9/12)

2020年9月12日 (土)

 仙台は昨日の夜から雨模様。24hrの降水量が60mmを超えるレベル。そこそこに雨が降って、気温も低め。そんなお昼前。あとからの記事にも書きますが、ちょうど、SSHのリモート出前講義中。質問の時間になっていたところで、「緊急地震速報」。携帯端末を変えたこともあり、その表示の変化にもびっくり。大学がある仙台市青葉区は震度3。もう少し揺れたような。というか、最初の揺れが大きくなりそうな雰囲気を醸し出していたので、構えましたが。研究室に無防備におかれていた文庫本が数冊落下。その程度でした。

20200912154607-130221d3efd42a64da91741c814fd4f18520e64e.JPG ただ、講義が続いている間、しばらく小さな余震もあったような。これも3.11からの続きでしょうか。。9.5年が経つのに。地球の年限と人間が数える年数が違いすぎるのかもしれないですが。。。しばらくは余震に気をつけるということで。


 わたなべしるす

 PS. 12:00からのニュースを見て、すぐに「心配の電話」も頂きました。お心遣いに感謝です。



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夏の終わり

2020年8月26日 (水)

お疲れ様です!マスコです。コロナ禍の影響で、三密を避けるため、渡辺研のゼミは全てオンラインで行われています。今日は私のオンラインゼミ当番でして、渡辺教授からネタ提供いただいたバッタフェロモンの話をしました。ぶどうのようなトマトの話と、micropublicationの話も少し。今回はじめて知ったことですが、一部のバッタには孤独相と群生相(トビバッタ)というのがあるのだそうです。同じトノサマバッタのはずなのに、群生層のバッタはすっかり姿が黒く変わって、まるで松崎しげるさんのような威風堂々ぶりになります。リアル「昆虫すごいぜ!」だなあ、と思いました。



さて、オンラインゼミのあとには、皆、それぞれの席でケーキを頂きました。M2のみんなが長く険しい就職活動を終え、落ち着き先が決まったので、ささやかなお祝いに、とのこと。密にならないよう、そっと選んで、各々自席に運び、それぞれ孤独相で頂きました。いたがきのケーキは美味しいなあ。



夕方はすっかり涼しくなって、秋の到来を身近に感じるようになりました。夏の暑さの疲れが出やすい時期ですが、手洗い・マスク・ディスタンスを大切に、健康に気をつけて過ごしたいと思います。

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マスコ

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【リモート・アウトリーチ活動】岩手県立一関第一高等学校SSH特別講義、岩手県立盛岡第三高等学校・SRH(8/25, 30追記)

2020年8月25日 (火)

 今年の秋はラニーニャ現象が発生するとか。その関係で、東北地方の気温は平年並みか、高め。降水量は平年並み。降水量を考えて見ると、7月まであれほど、雨降りが続いたのに、8月はほとんど降ってないような。。。カラカラに乾いた地面を見ると、樹木に冠水しないとまずいような。そんな8月が終わりそうな火曜日。

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 8/25(火):岩手県立一関第一高等学校SSH特別講義「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」

 先週の水曜日が同校での1年生向けに講義。改めて、撮影し直し、2年生向けに同じ講義を。課題研究とキャリア教育でしたが、どちらかと言えば、キャリア教育に重点を。プレゼンの時間を少し短めにして、質疑の時間を長めに。

20200825181238-066a68f8fbacdce89f75fd51d11dd3bf3717a37a.JPG 前回は遠慮があった1年生。でも、2年生になると、その当たりはしっかりしていて。課題研究、部活動での研究、将来を見すえた大学進学への考え方など、多岐にわたった質問がたくさんで1hrになることはなかったですが、かなりdeepに議論ができたのは何よりかと。考えて行動する、ここで決断をする、観察をするなど、講義の中で取り上げたことはこれからの大学、社会人になっても同様に大事なこと。進路を考える頃でもあるので、その当たりも踏まえて、しっかりがんばって下さい。豊かな自然をしっかり観察して、その営みの不思議に思いを馳せることで、気がつかなかったことに気がつく観察眼が養われると思いますので。最後になりましたが、柿木先生をはじめとする関係の皆様にお世話なりました。ありがとうございました。コロナ禍の収束が見えない現在、このような形でこれからもコラボできればと思います。ありがとうございました。

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 8/30(日):岩手県立盛岡第三高等学校・令和2年度SRH課題研究中間発表会

 前日29日、仙台でも久しぶりの降雨。20mmを超えましたが、思ったほどの気温の低下もなく。。。どうすれば、気温が下がるのか。。安眠を取り戻すためにも、気温が下がってほしいのですが。9月になると、雨が少し多くなることを期待して。8月最後の日曜日は盛岡へ。新型コロナvirusが拡大してから、3回目。

 岩手県立盛岡第三高等学校の課題研究活動はSSHにはじまり、SRHに継承して今年で10年目。継続するのこと重要性を改めて、実感。研究発表は10課題。物理、化学、生物、地学、数学という多様な研究内容。身近な普段の食事の中に問題を見いだしているのは、身の回りをしっかり観察して、注意力をもつことができているのだなと。また、中間発表と言うことで、実験を始めたばかりかも知れないですが、どうやって定量化するのか、条件を変化させるのか、過去の先行研究をきちんと追試ができているのかなど、コロナ禍での実験で苦労していると思いましたが、大事なポイントですので。発表の間の「休憩」の時間にも積極的に質問に来るグループも。とてもniceでした。研究材料に、昔、土壌学で学んだ土壌鉱物の名前が。。。驚きとともに、そんな物性があったとは。

20200830121125-3ca8e56a61bcbb4bf4e4c5ec45c7a8ee59161b94.JPG 発表が終わったところで、教員側から講評。。。運営指導委員の方々から色々な講評が。いずれも納得できるもの。渡辺からは、グループの中での立ち位置(発表をする、質疑応答に対応するなど)を考えること。実験の基本原理を理解すること。実験のdataをとったら、すぐに解析すること。実験結果を放置して、あとから考えると、「あれ??」と思うようなことが出てきますので。「鉄は熱いうちに打て」と、いうとおりですので。

 講評のあとは、生物班とのdeepな議論の時間。これも、盛岡三のSRHでの取組の1つ。よりよい方向に実験をチャレンジしてもらえれば、と思います。最後になりましたが、中島校長先生、SRHを統括されている米沢先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。年度末の発表が何とかできる形になることを祈るばかりです。


 わたなべしるす

 PS. いつもなら出前講義に行くところの先生から、その場所をイメージできる写真を頂きました。ありがとうございました。コロナ禍が終息することの祈るばかりです。

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